文章力をつけるには?社会人が1日10分で上達する練習法とは?
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
社会人になると、文章を書かなければいけないことが、ときどきありますよね。
そんなときに、文章が下手だと恥ずかしいだけでなく、言いたいことが正しく伝わらないこともあります。
会社員の場合は、上司に叱られるかもしれませんね。
そこで今日は、社会人が日本語の文章力をつけるには、どんなふうに練習すればいいかについてお話します。
英語に直接的に関係する話ではありませんが、文章力は日常的に使うスキルなので、社会人ならきっと役に立つと思います。
また、後でお話ししますが、英語の文章力を伸ばすのにも応用できます。
文章力をつけるには?社会人が今すぐできる方法
今回、日本語の文章力を付ける方法についてお話しすることにした理由は、メール講座の読者さんから、以下のようなメールを受け取ったからです。
↓ ここからメール
こんにちは!15歳のJK(女子高生)です。
前提として、私の英語レベルは、英検2級を2018年7月に取得といった感じです。
私は、翻訳家になりたいと中三のときから考えているところです。
調べてみると、私のしたい翻訳は、文芸翻訳、字幕翻訳をしたいです。
私はディズニーチャンネルがすごく好きで、放送されるドラマやアニメは、ほとんどが海外のものなので、誰かが字幕翻訳をしています。
「自分も、翻訳をしたい!」と思ったのは、このような経緯があります。
ただ、ネットで調べてみると、文芸翻訳には、文章力が必要と書かれていることが多いです。
私は英語が好きで、もっと勉強したいと思っていますが、国語に関しては「そもそも嫌い」、「模試やテストの点数も悪い」という感じです。
もちろん、将来的に、文系の大学に進みます。
私の高校は3年次になると、ほとんど選択で科目を選びますが、予定では、英語ばっかりを学ぶことになり、国語は大学受験で必要な程度しか授業をとらないつもりです。
でも、多分、こんな状態じゃ翻訳なんてできないなと思いました。
ここまでは、私の今の状況を詳しく説明させていただきました。
そこで、私が質問させていただきたいのは、「文章力をつけるには、どうすればいいか」ということです。
身近にできることでお願いします。(ex.本を読む)
長くなってしまってすいません。
今すぐ始められる文章力の付け方
文章力をつけるには、以下の2つをおすすめします。
- 良質な本をたくさん読む
- 手本にする文章を筆写する
良質な本というのは、芸能人やスポーツ選手の本などではなく、ちゃんとした作家が書いた本のことです。
学校の国語の教科書に出てくるような作家なら、まずは問題ありません。
筆写というのは、良質な文章を手書きでノートなどに写すことです。
経験的な意見ですが、パソコンで入力するより、手書きでノートに書いた方が、ずっと上達が速いように思います。
手書きとパソコン入力では脳の違う部分を使う、ということを何かの本で読んだような記憶があります。
それが原因かもしれません。
手書きをするのは面倒くさいので、しばらくすると嫌になってしまいますが、かなり効果があります。
私は、翻訳の勉強をしているときに、この筆写の練習を師匠にすすめられてしましたし、私が運営する翻訳講座でも、生徒に筆写するようにすすめています。
作家でも、目標にする作家の本を筆写して鍛えることがあるそうです。
私は、1日10分程度で疲れてしまって止めていましたが、それだけでもかなり効果があったと思います。
〇〇さんの場合は、どうせなら学校の教科書でテスト範囲の文章を筆写すると、文章力アップと成績アップの両方ができると思います。
あと、文芸翻訳や字幕翻訳をするなら、西洋の歴史や宗教などの本も読んでおく必要があります。
欧米の歴史や文化をしらなければ翻訳できないことがたくさんあるからです。
↑ ここまでが返事
社会人の場合は、押し入れから学校の教科書を引っ張り出してきてもかまいませんが、新聞記事や腕のいい作家が書いた本を筆写するのでもいいと思います。
また、英文の文章力をつけるには、見本になる英文を筆写すれば英語の文章力をつけることができます。
1日10分程度、2、3週間ほど続けるだけでもかなり上達しますよ。
ちなみに、私は過去10年以上、翻訳の仕事で生計を立てています。
コネなし経験ゼロから始めて翻訳者になるには、どんなふうに勉強すればいいかについて、以下の記事で詳しく説明しています。
参考にしてください。