「~してくれる」は英語で?シンプルな3種類の表現の使い方
「してくれる」は英語でどう言えばいいでしょうか?
また「~してあげる」はどうでしょう?
英語の授業や英会話教材で「~する」という表現は習いますが、「~してあげる」や「~してくれる」の英語表現を学ぶことはありません。
そこでこの記事では、「~してあげる」「~してくれる」の英語表現を紹介します。
この記事を読むだけですぐに役に立つので、最後まで読んで英会話で活用してください。
また、記事の後半で、例文のオーディオを収録した【動画】を公開しているので、ネイティブの発音を身に付けるのに役立ててください。
目次
「~してあげる/してくれる」は英語で?
英語の授業で「~する」という表現は習っても「してあげる」「してくれる」という英語表現は習いません。
その理由は、英語には「してあげる」「してくれる」という表現がないからです。
その代わりに、英語ではシンプルに「~する」という表現を使うことで、文脈から「してあげる」「してくれる」という意味を読み取ります。
I taught him Japanese.
私は彼に日本語を教えてあげました。
He taught me English.
彼は、私に英語を教えてくれました。
He helped me.
彼は私を助けてくれました。
「~する」と「~してくれる」は、ぜんぜん違うやろ!
日本人にとっては「~する」と「~してくれる」は違うように思えるけど、英語圏の人は区別せんのやね。
だから、難しく考えずにシンプルに言うのが正解や。
わざわざ~してくれる
シンプルに「~する」というだけではなく、「骨を折ってわざわざ~してくれる」と英語で言いたい場合は、「take the trouble to ~」を使います。
「trouble」という単語から想像できるように、「面倒なことをわざわざしてくれる」という意味を出すことができます。
She took the trouble to bring it to me.
彼女はわざわざ、それを私のところに持ってきてくれました。
The man took the trouble to escort me to my home.
その男性は、わざわざ私を家に送ってくれました。
※「escort」=付きそう
重たい荷物を運んだり家まで送ったりする義務はないのに、わざわざしてくれたということやな。
親切にも~してくれる
日本語の「してくれる」を英語でどうしても表現したいなら、「親切にも」を加えるのも1つの方法です。
She was kind enough to help me with my homework.
彼女は、親切にも宿題を手伝ってくれました。
※「be動詞 + kind enough to + 動詞」=~親切にも~する
She kindly shared her experience in the United States with me.
彼女は親切にも、アメリカでの経験を私に共有してくれました。
※「kindly」=親切にも、「experience」=経験
~してくれますか?
「してくれますか?」と依頼するときは、「Could you ~?」か「Will you ~?」を使うのが簡単です。
「Could you ~?」と「Will you ~?」の違いは、以下のとおりです。
「Will you ~?」=~する意志があるかどうかを尋ねる
このため、順番としては、最初に「Could you ~?」を使って可能かどうかを確認して、可能という返事であれば「Will you ~?」を使ってお願いするのが正解です。
Could you help me clean the room?
部屋を掃除するのを手伝ってもらうことはできますか。
Will you help me clean the room?
部屋を掃除するのを手伝ってもらえますか。
ちなみに、「will」の名詞形は「意志」という意味がある。
Where there is a will, there is a way.
意志のあるところに道がある。
また、依頼するときの丁寧な言い方として、「I would appreciate if you could ~」(~してくれると嬉しいのですが)という言い方もあります。
I would appreciate it if you could help me clean the room.
もし部屋を掃除するのを手伝ってもらえたら嬉しいのですが。
丁寧にお願いしたいときに使いましょう。
【動画】ネイティブの発音をマスターしよう!
この記事で紹介した英文のネイティブ音声を収録しました。
正しい発音を聞いて練習することで、外国人に通じる正しい発音を身に付けることができます。
覚えた表現を英会話で使いこなすには
「~してくれる」を英語で表現するには、シンプルに「~する」と表現したり「kind enough to~」や「kindly」を使ったりするなど、いくつかの言い方があります。
英会話の初心者の方は、シンプルに「~する」と言うのが簡単なのでおすすめです。
英会話で使いこなすためのコツ
「~してくれる」のような英語表現は、以下のように部分的に覚えても英会話で使えるようにはなりません。
英会話で使いこなせるようになるコツの1つは、以下のように英文ごと覚えることです。
彼女は、親切にも宿題を手伝ってくれました。
英文ごと覚えることで、英語表現の使い方が身に付くので英会話で使えるようになります。
覚えた表現を英会話で使いこなせるようになるコツは、ほかにもたくさんあります。
ほかのコツについて詳しくは、以下のメールマガジンで説明しています。
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