「商品」を表す英語7つ|意味と使い分け方を徹底解説!
あなたは「商品」「製品」「品物」を英語で表現できますか?
これらを意味する英単語は7つあり、それぞれ可算・不可算名詞と分かれていたり、使用すべきシチュエーションなどが異なっていたりするため、正しく使い分けることが必要です。
この記事では、「商品」を表す英単語7つの意味と使い方について例文を用いて解説するとともに、「商品」に関連した熟語やフレーズなども紹介します。
「商品」は日常生活はもちろん、ビジネスシーンでもよく使う単語です。
ビジネスで英語を活用している人は特に読んでみてください。
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目次
「商品」を表す英語とそれぞれの使い分け方は?
「商品」を表す英単語は7つあり、下記の通りです。
- product
- goods
- item
- merchandise
- commodity
- stuff
- ware
ここでは、それぞれの単語の意味と使い方について例文を使いながら詳しく解説します。
product「製品」
「商品」や「製品」という意味を持つ単語で最も一般的なものが”product”です。
日本語では「製品」と「商品」は異なる意味を持つので、「”product”はどっちなんだ?」
と疑問に思う人もいるかもしれません。
念のために確認しておくと、「製品」と「商品」の意味の違いは下記の通りです。
- 「製品」:原料から作られた品物のこと
- 「商品」:店頭に並べられた製品のこと
日本語では、「製品」と「商品」を使い分けますが、英語では使い分けません。
そのため、「製品」と「商品」どちらの意味も持つということです。
ただ、”product”は製造・販売側から見た「商品」や「製品」のことを指します。
消費者や購入者の立場で「商品」「製品」と言いたいときには、この単語は使わないので気をつけましょう。
“product”を使用する場面についてですが、日常会話などカジュアルな場面で使っても問題はありませんが、どちらかというとフォーマルな語なので、ビジネスシーンでよく耳にすることが多いです。
その新しい商品の売れ行きは良いみたいです。
goods「商品」「品物」
“goods”は「商品」や「品物」を意味する英単語です。
前項で”product”は製造あるいは販売側から見た「製品」「商品」であることを説明しましたが、”goods”に関しては消費者・購入者側から見た「商品」「品物」を意味します。
複数の商品や品物について言及することが一般的なので、必ず“goods”と複数形にしてください。
そのお店はさまざまな輸入品を販売しています。
item「商品」「品物」
“item”も「商品」「品物」を意味する単語です。
“goods”とは異なり、複数の商品・品物だけでなく、1つの商品や製品を指すこともできるため使いやすいでしょう。
この商品の返品のやり方を教えてください。
merchandise「商品」
“merchandise”は非常にフォーマルな語で、ビジネスシーンでしか耳にしないかもしれません。
読み方は「マーチャンダイス」です。
「商品」という意味ではありますが、販売者と消費者ではなく、会社間の売買取引における「商品」というイメージで使われます。
そのため、普段の生活の中で「消費者」や「購入者」という立場で、この単語を使うことはないでしょう。
“mdse”と略して書かれることもあります。
また、“merchandise”は不可算名詞で、どれか1つの商品を指すのではなく、商品全体を指すときに使うことが一般的です。
さまざまな種類の商品を必要としていますが、同時に黒字のままにもしておきたいです。
commodity「商品」「農産物」「鉱産物」
“commodity”は「商品」のほかにも「農産物」や「鉱産物」という意味も持つ多義語です。
「コモディティ」と読んでください。
可算名詞で、”commodities”と複数形で使われることが一般的です。
販売を目的にした「商品」に使われる語で、具体的で明確な種類やブランドの商品を指すことが多く、小売店やオンラインショップでよく見かけるでしょう。
英語上級者に覚えてもらいたい単語です。
穀物やコーン油は需要の高い商品です。
stuff「物」
“stuff”はそもそも「物」という意味の単語で、あらゆるモノを指すのに使われますが、スーパーやお店で”stuff”というと、「商品」を指します。
読み方は「スタッフ」です。
不可算名詞なので使用する際には注意してください。
また、「店員さん」を意味する「スタッフ」は”staff”で、スペリングと発音が異なるので気をつけましょう。
発音に自信がない場合は、“clerk”や”shop assistant”といった単語や表現を使って「店員さん」と表した方が無難です。
このアンティーク商品について詳しくありません。
ware「(陶器や瀬戸ものなどの)商品」
“ware”も「商品」を表す単語ではありますが、陶器や瀬戸物、器を指すことが一般的です。
日本語でも「テーブルウェア」という言葉を使いますよね?
この「ウェア」はここから来ています。
ちなみに「キッチン用品」は”kitchen ware”です。
この陶器は中国から1,000年前に輸入されたものです。
「商品」関係のさまざまな英語表現
下記の表は、「商品」関係のさまざまな英語表現をまとめたものです。
「商品」関連の熟語・表現 |
英語 |
商品価値 |
commercial value |
商品券 | voucher/gift certificate/coupon |
人気商品、定番商品、目玉商品 |
hot selling product / regular items / featured items |
新着商品 | new arrivals / new items / new product |
おすすめ商品 |
recommended items |
商品開発 |
product development |
商品戦略 |
product strategy |
商品計画・商品企画 |
product planning |
「商品」に関連するさまざまな英語フレーズ
つづいて、「商品」に関連する下記の4つの英語フレーズを紹介します。
- 商品を並べる
- 商品を注文する
- 商品を発送する
- 商品化する
商品を並べる
「商品を並べる」と英語で言いたいときには、”display items”という表現を使います。
“display”で「見せる」や「展示する」という意味です。
棚の上に商品を並べてください。
商品を注文する
英語で「商品を注文する」と表現したいときには、”order an item”を使ってください。
昨夜、私はAmazonで商品を注文しました。
商品を発送する
「商品を発送する」と英語で表現したいときには”dispatch a product”を使います。
”dispatch”は「派遣する」や「発送する」を意味する単語ですが、かなりフォーマルな表現であるため、日常会話などカジュアルなシーンでは”send out”を使う方がおすすめです。
私はオンラインショップで買った商品の買い物をキャンセルしようとしましたが、できませんでした。It’s because the product was already sent out.
それは、すでに商品が発送されたからです。
商品化する
「商品化する」を英語で表現すると、”commoditize a product”、または” commercialize a product”となります。
私たちはこの製品を産業用あるいは商業用に活用するために商品化しました。
さまざまな商品の英語での表現の仕方
最後に、さまざまな商品の英語での表現の仕方を紹介します。
海外にEMSなどで商品を発送する際に記入する「商品欄」や、海外でショッピングを楽しむ際に役立つでしょう。
商品名 |
英語 |
食料品(食べ物) |
grocery(または複数形でgroceries) |
飲料水(飲み物) |
beverage |
日用品(生活用品) |
daily necessities (groceriesでも可) |
雑貨 |
accessories / miscellaneous goods |
化粧品 |
cosmetics |
衣類 |
clothes |
薬類 |
medical products |
旅行用品 |
travel goods |
スポーツ用品 |
sporting goods |
電化製品 | (electric) appliances |
文房具 |
stationery |
「商品」を意味する英単語を状況に合わせて正しく使い分けよう!
この記事では、例文を用いながら「商品」を表す英単語7つの意味と使い方を解説しました。
「商品」を意味する英単語は、下記の通りです。
- product
- goods
- item
- merchandise
- commodity
- stuff
- ware
可算名詞のものもあれば、不可算名詞のものもあります。
また、日常会話などカジュアルなシーンでよく使われるものもあれば、ビジネスなどフォーマルなシーンで使用されるのが好ましい単語もあります。
単語の意味だけでなく、使い方についても正しくマスターしましょう!
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は、「商品」は英語でどう表現するかについてお話しします。
日常的に使う言葉ですので、最後まで読んでマスターしましょう。