【朗報】お金をかけずに英会話を独学する優れもの教材7点を紹介
「英会話を独学しようと思うけれども、あまりお金をかけたくないし、どの教材を使えばいいのか分からない」ってことはありませんか?
テレビやネットの広告で教材の宣伝をよく見るけれど、値段の高い教材を買って失敗するのは嫌ですよね。
そこで今回は、できるだけお金をかけずに、英会話を独学する教材を紹介します。
1日30分の勉強で3か月で英語ペラペラ!というようなスゴイ教材ではありません(そんなものありません)。
地味に勉強して地味に上達する、堅実がモットーの教材です。
地味な努力ができる人には必ず役に立つ教材ですので、よかったら試してください。
英文法のおすすめ参考書はこれ
文法の勉強は嫌いって人が多いですが、やはり文法は必要です。
文法というのは入試などの筆記試験のためのものではなく、英語の単語をどの順に並べればいいかを論理的に教えてくれるものなんですね。
たとえば、日本語では
主語 + 目的語 + 動詞
の順に並べますよね。
だから、たとえば、
私は自動車を買った。
なら、
主語:私は
目的語:自動車を
動詞:買った
というように分解できます。
でも英語では、
主語 + 動詞 + 目的語
の順に並べます。
I bought a car.
主語:I
動詞:bought
目的語:a car
と分解することができます。
つまり、
日本語:主語 + 目的語 + 動詞
英語:主語 + 動詞 + 目的語
なので、言葉の並べ方がぜんぜん違います。
こういった文法は、生まれたときから英語に囲まれて生活しているネイティブなら、自然と身に付けることができます。
でも、日本で生まれて日本語の文法を身に付けた私たちは、ネイティブみたいに英語の文法を自然に身に付けることはできません。
自然には身に付かないから、文法を勉強して理屈で覚えるわけです。
文法を勉強することで、正しい文法を使って英語を話せるようになります。
英文法を勉強するのにおすすめの教材は、正直なところ書店で売られている文法教材ならどれでもいいのですが、どれがいいか聞かれたときは私は「中学英語がまるごとスッキリわかる本」を紹介しています。
日本の高校では難しい英文法を勉強しますが、英会話をするためには中学レベルの英文法で事足ります。
高校レベルの文法を勉強して無駄になることはありませんが、日常的な会話では難しい文法を知らなくても意思疎通はできます。
短期間に英会話を身に付けたいなら、難しい高校レベルの文法はひとまず切り捨てて、中学レベルの文法を勉強しましょう。
そして、ある程度、英語でコミュニケーションを取れるようになってから、高校レベルの文法を勉強しても十分に間に合います。
中学のときはイヤイヤ勉強していたから大変に思えたけど、大人になった今ならそんなに時間はかからないはずだよ。
ざっと復習するなら、1週間もあれば十分じゃないかな。
英語を話す練習ならこれ
英文法の基礎を勉強したら、次は文法を使いこなして英語を話す練習をしましょう。
英語を話す練習におすすめなのは瞬間英作文です。
瞬間英作文とは、短くて簡単な英作文をたくさんすることで、英語の文法パターンを体で覚える勉強法のことです。
大人になってから英語を独学するには必要不可欠の教材と言えます。
瞬間英作文の練習を十分にしなければ、外国人と英語で話そうと思ったときに言葉が出てこなかったり、単語だけポツンと出てきたり、日本語の語順で単語が出てきたりします。
たとえば、
I bought a car last week.
「先週、私は自動車を買いました。」
と、簡単な英文を言いたいだけのに、苦労してやっと出てきた言葉は
Last week, car bought
「先週、自動車、買った」
それでも意味は通じますが、どうせなら正しい英語を話したいものですよね。
この瞬間英作文の練習におすすめの教材は、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。
地味な練習を繰り返すだけでワクワクするところのない教材ですが、英語を独学するにはもってこいの瞬間英作文教材です。
単語を学ぶ教材
単語教材は、自分のレベルに合った教材であれば何でもかまいません。
ただし、以下の条件を満たしているものを選んでください。
- オーディオCDが付いている
- 単語だけでなく例文が付いている
- シンプルで覚えやすい例文が使われている
- シンプルで見やすい
- 小さくて持ち運びやすい
これらの条件を満たす教材として私がおすすめするのは、「聞いて覚える英単語キクタンTOEIC Test Score 500」(一杉武史著)です。
このシリーズの教材では TOEICスコア600点版や、800点版、990点版などもありますが、簡単な日常会話ができることを目標とするなら500で十分です。
500点レベルの単語を英会話で使いこなせるようになったら、800点など上のレベルの教材を使いましょう。
もし中学で習う単語に不安があるなら、「中学英単語ターゲット1800」がおすすめだよ。
英語のリスニングにおすすめの教材
リスニングの練習には2種類の教材を使います。
1つは、短いオーディオをじっくりと繰り返し聞き込む「精聴」用の教材、もう1つは、長いオーディオを流して聞く「多聴」用の教材です。
精聴用の教材としては、NHK英会話の教材が安価な上にお手頃価格なのでおすすめです。
最初に、テキストを見ずにオーディオを聞いて英文をノートに書き出して(ディクテーション)、その後は、テキストを見て会話内容を確認してから、何度も繰り返し聞いて、声に出して練習し、ぜんぶ覚えてしまうまで勉強しましょう。
NHK英会話のどの講座を選べばいいか、どんなふうに使えば効果が出るかは、以下のページを読んでください。
⇒ できる人はやっている!NHK英語講座を使い倒す7ステップ勉強法
多聴用の教材は、初心者用としてはVOA Learning English、自信が付いてきたらTEDがおすすめです。
また、小説を楽しみながら英語を学びたいなら、著作権が切れた書籍のオーディオ版を無料でダウンロードできるLoyal Booksがおすすめです。
多聴では、聞き取れないところがあってもオーディオを止めたりせずに、最後まで通して聞きます。
聞き取れないところは文脈から想像してください。
この練習をすることで、会話のときに聞き取れない部分があっても、話の文脈から想像できるようになってきます。
「VOA Learning English 」、「TED 」、「Loyal Books」の中では、英語学習者用に作られている「VOA Learning English」が一番簡単です。
「VOA Learning English」をぜんぜん聞き取れないという場合は、もっと初心者向けの教材を見つけて購入することをおすすめします。
もっと簡単な初心者向けのオーディオをインターネットで見つけられるかもしれませんが、教材としての十分な品質を満たすものを見つけるのは難しいと思います。
オーディオ探しに時間を費やすよりは、市販の初心者向けリスニング教材を購入した方が時間の使い方として正しいように思います。
英会話を独学する教材のまとめ
英語の独学で使える、低価格または無料で手に入る文法教材、瞬間英作文教材、単語教材、リスニング教材を紹介しました。
安価だからといって低品質だったり役に立たなかったりする教材は一つも紹介していません。
しっかり作り込まれた役に立つ教材だけを厳選しています。
あまりお金をかけずに英会話を独学したい場合は、このページで紹介した教材を使って、とにかく3か月ほど頑張ってみてください。
きっと大きな進歩を感じることができるはずです。
どんなふうに教材を使えば英語力がグングン伸びるのか、具体的な勉強法は無料のメール講座で少しずつ紹介しているよ。
無料で参加して要らなくなったらキャンセルできるから、気軽に参加してね。
「中学の文法だけで十分」って言っても、中学では3年もかけて勉強しますよね。
それを勉強するのは、たいへんだなあ・・・