【使用注意】英語の煽りフレーズ&英単語17選!これでトラブルを避けよう!
あなたは喧嘩や口論で、相手を煽る言葉やフレーズを口にしたことはありますか?
英語でも相手を煽るフレーズは数多くあります。
この記事では、英語で「煽る」を意味する単語・イディオムを紹介し、その後、英語の煽りフレーズや英単語を17個紹介します。
いずれも攻撃的で相手を不快にする表現であるため、意味を知っておく程度にとどめておき、使わないようにすることがおすすめです。
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「煽る」って英語で何て言うの?
英語の煽りフレーズや英単語を紹介する前に、英語で「煽る」というニュアンスを表すイディオムと英単語を例文を用いて紹介します。
下記の通りです。
- fan the flames of 〜
- arouse someone’s anxiety
- get + O + going
- provoke
また、「煽り運転」を意味する英語フレーズも併せて紹介します。
fan the flames of 〜「〜の感情を煽る」
fan the flames of 〜は、相手の感情を煽って、相手から更なる怒りを買ったり、状況を悪化させたりする際に活用します。
首相の差別的な発言は、人々の憎悪を煽って状況を悪化させるだろう。
arouse someone’s anxiety 「〜の不安を煽る」
arouseは「覚醒する」「目覚めさせる」を意味し、anxietyは「心配」「不安」を意味する英単語です。
ジェーンにそのことを話さないで。彼女の不安を煽ることになるから。
get + O + going 「興奮させる、気持ちを高める」
get + O (目的語で「〜を」「〜に」を意味する語)+ goingは、「興奮させる」「気持ちを高める」という意味を持つフレーズで、パーティーやライブなどで盛り上がりを煽る際に用いる表現です。
盛り上がっていこうぜ!
provoke 「挑発する」
provokeは「挑発する」「煽る」を意味する英単語で、相手を意図的に刺激して、行動を起こすように仕向ける際に活用します。
彼の態度はいつも私にとって挑発的だ。
【+α】road rage / tailgating「煽り運転」
日本語の「煽り運転」を意味する言葉は英語にも存在します。
road rageとtailgatingがそれに当たるのですが、厳密に言うとそれぞれ意味が異なります。
road rageは煽り運転だけでなく、運転手が運転中に感じるイライラや怒りも含まれている語句です。
それに対して、tailgatingは、攻撃的に前を走る車を追いかけて接近することだけを含みます。
つまり、tailgatingはroad rageの一種であるということです。
データによると、アメリカ人のドライバーの80%が煽り運転をされたことがあるそうだ。
I guess the car behind us is tailgating us. Am I driving too slowly?
私たちの後ろの車が煽り運転をしていると思うんだけど…私そんなにゆっくり運転しているかな?
相手を煽る英単語7選
続いて、相手を煽る英単語7つを紹介します。
これらの語は相手を呼びかける際に使うことが多く、これだけで文として成り立ちます。
それぞれの単語について解説します。
Fag / Faggot「オカマ野郎」
FagまたはFaggotは、アメリカ英語とイギリス英語で意味が大きく異なるため注意が必要です。
アメリカ英語の場合は「オカマ野郎」「同性愛者」を意味する差別用語になりますが、イギリス英語の場合は「タバコ」を意味します。
Dumb 「うすのろ」
Dumbは本来「口をきくことができない」という意味を持ちます。
ディズニー映画のダンボもこの単語から来ています。
口がきけない=自分の言いたいことや考えを上手に伝えられない=「バカ、うすのろ」という意味になったのです。
しかし、非常に差別的な表現であり、相手を傷つける可能性が高いため使わない方が良いでしょう。
Loser 「負け犬」
loserは一般的には「敗者」「負けた人」を表す語ですが、喧嘩中に使うと「負け犬」を意味することもあります。
社会の中で落ちぶれた人や無能な人に対する悪口として使われることが多いです。
Motherfucker 「くそったれ」
映画や海外ドラマでこの単語を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
この言葉はもともと白人が黒人を奴隷としていた時代に、黒人の子孫を残すために母親と性交しなくてはならなかった子供達を表す言葉でした。
これは非常に汚い言葉であるため絶対に使ってはいけません。
しかし、fuckingと同様に、形容詞として用いられる場合は「めちゃくそ」と強調を表すこともあるので注意してください。
Pussy 「女々しい」
pussyは女性器を表す単語ですが、男性に対して使うことで「女々しい」という意味に変わります。
弱気になっている男性を焚き付ける際に活用されることがありますが、非常に下品な単語であるため使わない方がよいでしょう。
Slut 「尻軽女」
日本では「尻軽女」を表す英語と言うと”bitch”を思い浮かべる人が多いでしょう。
bitchは英語では「尻軽女」ではなく「性格が悪い女」を意味します。
「尻軽女」を英語で言う時にはslutを用いることが一般的です。
weirdo 「変人」
weirdoは「奇妙な」や「変わっている」という意味を持つ英単語weirdが変形してできた語です。
「ウィアドー」と発音します。
「変人」だけでなく、「奇人」や「危険人物」まで広い範囲で「危ない人」「怪しい人」を表す語です。
いずれにしても悪い意味にしかならない語なので、使用する際には十分に気をつけましょう。
相手を煽る英語フレーズ10選
続いて相手を煽る英語フレーズです。
比較的マイルドで喧嘩中によく使われるフレーズから、英語を外国語として勉強している私たちが使うべきでない攻撃的で差別的な表現まで10個紹介します。
Whatever. 「どうでもいいよ」
Whateverは直訳すると「なんでもいい」という意味になります。
喧嘩中に用いると、「はいはい、勝手にすれば?もうどうでもいいよ」というニュアンスを表します。
比較的マイルドな表現で、親しい人同士の喧嘩でよく耳にする表現です。
Whatever you say. と言うこともあります。
So what? 「だから何?」
相手の言ったことに対して、「そんなことどうでもいい、私には関係ない」と意思表示したいときに使う表現です。
Who cares?も似たような意味をもつ表現ですが、これは「そんなこと誰が気にするの?だから何?」という意味になり、少しニュアンスが異なります。
また、So what?もWho cares?も、必ずしも相手を煽るフレーズになるとは限らないので注意が必要です。
落ち込んでいる相手にかけてあげることで、下記のように慰めを表すこともあるため、文脈でニュアンスを判断しましょう。
また試験に落ちちゃった…
So what? You can try again!
だから何?それがどうしたの?またトライすればいいじゃん!
As you know. 「ご存知だとは思いますが」
As you know. は「ご存知だとは思いますが」を意味するフレーズで日常会話ではよく使用します。
しかし、相手を見下しながら嫌味を言って、煽りたい時に使うこともある表現です。
I don’t give a damn. 「そんなの知ったことか」
damnはスラングで、怒りや苛立ちを表したり、相手をけなしたりする際によく使われる英単語です。
男性がよく使う語ですが、非常に下品なフレーズなのでビジネスなどオフィシャルな場面で使用するのは絶対にやめましょう。
I don’t give a shit. も同じ意味を表すフレーズです。
Mind your own business. 「お前に関係ないよ」
Mind your own business.は直訳すると「あなた自身のことを考えなよ」となります。
このフレーズに使われているbusinessは「ビジネス」ではなく「やるべきこと」という意味です。
None of your business.も同じ意味を表し、いずれも「お前に関係ないよ」「余計なお世話だ」というニュアンスで、相手と会話を終わらせたときや嫌味を言いたいときに使います。
Screw you. 「くたばれ」
screwは「ネジを回す」という意味の単語ですが、screw + 人の形で「くたばれ」と相手をバカにしたり煽ったりする表現になります。
Screw you. の場合は、目の前の相手に対して使います。
しかし、その場にはいない人物について悪口を言う時に、Screw her. またはScrew him.と用いることが一般的です。
Dick face「不細工な男」
dickは男性器を表す語です。
そのためdick faceは直訳すると「男性器のような顔」を意味し、相手の男性を侮辱したり、悪口を言ったりするときに使います。
dick headも同じような意味を持つフレーズです。
Very funny. 「はいはい、面白いね」
Very funnyは「とても面白い」という意味を持つフレーズで、本当に面白いことに対して使うこともあります。
しかし、無表情で言うと「はいはい、面白いね」「全然笑えないよ」「冗談やめて」と皮肉や嫌味を意味するフレーズに変わります。
Piss off! 「うっせぇよ」「どっか行けよ」
Piss off.は「うっせぇよ」「どっか行けよ」と怒りながら相手を遠ざけたいときに用いるスラングです。
熟語としてbe pissed offと活用することもできます。
その場合は「怒っている」「イライラしている」「ムカつく」という意味です。
You’re such a wimp. 「この弱虫めが!」
wimpは「弱虫」や「意気地なし」を意味する語で、このフレーズは男性に対して使われることが多いです。
英語の煽りフレーズや英単語は危険!使わないようにしよう!
この記事では、「煽る」というニュアンスを表す英単語・イディオムと、相手を煽るための英語のフレーズと英単語17個を紹介しました。
日常的な口論や喧嘩でも使用できるフレーズもありますが、興味本位で使ってしまうと、相手を傷つけたり、関係が修復不能になってしまうリスクがあります。
また、あなたの教養や品位を疑われることもあるでしょう。
あくまで意味を理解する程度にとどめておいて、使わないようにしてください。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今日は、英語の煽りフレーズを紹介します。
会話でよく使われるので知っておくべきですが、調子にのって使っているとトラブルになる可能性があるので、「知っているけど使わない」ことをおすすめします。