あなたもできる!中学英語の文法だけで英会話ができる教材6選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラが、ネイティブの監修のもと、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
「中学英語の文法だけで英会話はできるって本当かなあ?」
「もし本当なら、高校の英語は必要ないじゃん」
と疑問に思ったことはありませんか?
ひょっとしたら、高校英語を勉強しても英語を話せないのに、中学英語の文法だけで英会話ができるわけがないと思っているかもしれませんね。
でも、ネイティブの英会話を聞いていると、話している英語のほとんどは中学英語の文法を上手に活用しているだけということが分かります。
つまり、中学英語の文法だけでも英会話はできるということです。
そこで、この記事では、中学英語の文法を使って英会話ができる教材を6冊、厳選して紹介します。
中学で学ぶような方法で文法を勉強すると、筆記試験には対応できても英語を話せるようにはなりません。
中学英語の文法を使って英会話ができるようになるには、文法の知識を英会話で使いこなせるようになるための練習が必要なのです。
具体的には、単語を入れ替えながら同じパターンの英作文を繰り返し練習して、英語の文法パターンを体に覚えさせるという方法です。
以前は私は、このことを知らなかったので、「勉強しても勉強しても英語を話せるようにならない」という状態に陥ってしまい、ずいぶん長い間、悩みました。
でも、「中学英語の文法は、頭で理解するだけではなく、英会話で使いこなすための練習が必要」ということに気づいてからは、英会話がメキメキ上達しました。
あなたも知識として蓄えている中学英語の文法を英会話で使えるように、このページで紹介するような教材を活用することをおすすめします。
中学英語の文法だけで本当に英会話はできるのか?
「中学英語の文法だけで本当に英会話はできるのか?」という疑問には賛否両論あると思います。
私の答えは「できる!」です。
ただし、パッと考えただけでも以下のような制限が付きます。
- 相手が高校で習う文法事項(仮定法など)を使ったときに理解できない可能性がある。
- ネイティブからすれば「意味は分かるけど、そういう言い方はしないな」という表現を使わなければいけないことがある。
- 新聞などの英文を読んだときに理解できないことがある。
また、中学英語だけでは単語の数が十分でないので、ビジネス、政治、経済、学問、スポーツなど日常的な会話以外について話すためには、その分野で使われる単語と表現を覚える必要があります。
しかし、日常的なコミュニケーションという意味では、中学英語の文法と単語を上手に使いこなせば、問題なく意思伝達することができます。
なお、勉強する順序としては、日常的な英会話ができるようになってから、ビジネスや政治など専門的な単語を覚えるのが効率的です。
英語を話せないのに単語だけたくさん知っていても役に立たないからです。
では以下に、中学英語の文法を使って英会話ができる教材を紹介します。
中学英語の文法で英会話ができる教材
中学英語がまるごとスッキリわかる本(長沢寿夫著)
中学英語の文法を忘れかけている方のために、最初は文法の本を紹介します。
中学英語の文法を「be動詞」や「a/an」のようない基本から復習することができる一冊です。
難しい言葉を使わずに分かりやすく説明されているので、中学生のときに英語が苦手だった人でも読みやすいと思います。
中学英語がしっかり頭に入っている人は必要ありませんが、中学英語の文法があやふやな場合は一読しておくと、今後の勉強を進めやすくなります。
また、分からないことがあったときに辞書的に使うこともできるので、持っておいて損のない1冊です。
究極の英語スピーキング(vol. 1)(アルク)
『中学英語がまるごとスッキリわかる本』などの教材で勉強して、中学英語の文法を理解しただけでは英語を話せるようにはなりません。
文法の知識として頭に蓄積されるだけだからです。
知識として蓄えた英語は、筆記試験では役に立ちますが英会話では役に立ちません。
『究極の英語スピーキング(vol. 1)』は、知識として頭に入っている中学英語の文法を使って英語を話せるようになるためのトレーニングをする教材です。
究極の英語スピーキングはvol.1からvol.3まであり、このvol.1では、中学1年で習う英文法と入門レベルの単語1000語だけが使われています。
だから、知らない単語に悩まされることなく、英会話の練習に集中できます。
究極の英語スピーキング(vol. 2)(アルク)
究極の英語スピーキング(vol. 2)は、先ほど説明したvol.1の続編です。
vol.2では、中学2年で学ぶ英文法と初級レベルの英単語2000語だけを使って英会話を練習します。
だから、vol.1から勉強を進めてきたなら、知らない単語に悩まされることなく英会話の練習に集中できます。
なお、中学1年で習う文法のトレーニングはvol.1に掲載されているのでvol.2には掲載されていません。
だから、すでに簡単な英会話ができる人以外は、vol.1から始めることをおすすめします。
究極の英語スピーキング(vol. 3)(アルク)
究極の英語スピーキング(vol. 3)は、先ほど説明したvol.1とvol.2の続編です。
vol.3では、中学3年で学ぶ英文法と初級レベルの英単語3000語だけを使って英会話を練習します。
だから、vol.1から順に勉強を進めてきたなら、知らない単語に悩まされることなく英会話の練習に集中できます。
なお、中学1年と中学2年で習う文法のトレーニングはvol.1とvol.2に掲載されているのでvol.3には掲載されていません。
vol.1から始めることをおすすめします。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(森沢洋介著)
『究極の英語スピーキング』と同じように、知識として覚えた文法を英会話で使えるようにトレーニングするための教材です。
中学3年分の内容を1冊でまとめて練習するように作られています。
掲載されている単語も中学で習うレベルの単語なので、難しい単語に悩まされることなく英会話の練習に集中することができます。
アマゾンで「人気」マークが付いている定番の英会話教材です。
どちらも瞬間英作文という英会話の練習方法を実践するための教材ということが共通している。
『究極の英語スピーキング』は、文法単元ごとに文法の説明が少し載っているから、忘れかけていた記憶を呼び覚ますのに役に立つ。
また、『究極の英語スピーキング』には、日常会話だけでなくビジネス英語的な英文も載っている。
どっちがええかな・・・?
基本的に、どっちでもええと思う。
でも、心配だったら書店で中を見て決めるのが安心やな。
みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(森沢洋介著)
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』は、耳で聞いた英語を音読することで、スピーキングとリスニングの両方を練習するための教材です。
特にリスニング力アップに大きな効果があります。
音読の練習ならネットで見つかる英語オーディオを使っても同じではないかと思うかもしれませんが、実際は、我流で練習しても期待するほどの効果は得られません。
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』では、教材の36ページまでが勉強方法の説明に割かれており、この勉強法に沿って練習することで効率的にレベルアップすることが期待できます。
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』について詳しくは、以下の記事を読んでください。
単語の勉強はしなくてもいいの?
ここまで、文法、スピーキング、リスニングに効果のある英語教材を紹介してきました。
でも、単語教材は紹介していません。
単語は、ここまで紹介した教材に出てきた単語をしっかりと覚えていけば、日常会話でよく使う単語はほぼ覚えることができます。
ここで紹介した教材に出てこなかった単語に出会ったら、その都度覚えていくくらいで大丈夫です。
もし、もっと単語を強化したい場合は、以下のページで単語教材を紹介しているので参考にしてください。
⇒ 日常英会話でビシバシ使える単語教材6選!これだけ覚えたら会話は安心
自由に英語を話せるようになるには
この記事では、中学英語の文法を使って英会話ができるようになるための教材を6冊、厳選して紹介しました。
これらの英語教材は英会話の上達に大きな効果があるので、英会話スクールに行くことを検討しているなら、その前に使ってみることをおすすめします。
自由に英語を話せるようになる勉強法
この記事で紹介した教材は、いずれも英会話上達に効果のある教材ですが、間違った方法で使ったら今までと同じように「勉強しても勉強しても上達しない」という結果になります。
自由に英語を話せるようになる勉強法は、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できますので、気軽に参加してください。
『究極の英語スピーキング』と『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は何が違うん?