英会話に文法は必要?どこまで勉強すればいいか目的別に解説
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
独学で英語を話せるようになる方法については、無料のメール講座をご確認ください。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
文法はどこまで勉強すれば十分だと思いますか?
- 中学で習う範囲?
- 高校で習う範囲?
- 文法なんかいらない?
ネットで英語学習について情報を集めていると、いろいろな情報が目に入るので、どれが正しいのか迷ってしまうと思います。
「文法は大切だからしっかり勉強しろ!」
と言っている人もいれば、
「文法なんかいらない!」
と言っている人もいます。
いったい、どれが正しいのでしょうね?
この記事では、どこまで勉強すればいいのかを、目的別に解説していきます。
英会話に文法は必要か?どこまで勉強すれば十分か?
実は、上記の1~3のどれも正しいと言えます。
というのも、
- 何を勉強するべきか?
- どこまで勉強するべきか?
は、何を目的としているかによって変わるからです。
海外旅行を楽しみたいなら
たとえば、あなたが英語を学ぶ目的が、海外旅行で不自由しないことなら、難しい文法を覚える必要はありません。
海外旅行でよく使うフレーズを覚えたら、ほとんどのことは事足ります。
実際に、ワーキングホリデーで世界中を旅している人の多くは、英語フレーズをちょっと言えるだけの英語力しか持っていません。
度胸と行動力があれば、その程度でも何とかなるのです。
英文を読めるようになりたいなら
英字新聞や英文の雑誌、ウェブサイトなどを読めるようになりたいなら、高校レベルの文法まで勉強する必要があります。
ネイティブでない日本人が英文を読むには、文法を知らなければ歯が立たないからです。
英文を読み慣れてくると文法を意識しなくても理解できるようになりますが、最初の段階では文法を頼りに読み進めることになります。
日常英会話ができるようになりたいなら
海外旅行の英会話みたいにお決まりフレーズを言うだけではなく、自分の言葉を使って会話がしたい、でも、英字新聞は読めなくてもいい、という場合はどうでしょうか?
つまり、日常的な英会話のレベルの英語、ビジネスで簡単なコミュニケーションを取れるレベルの英語を話したい場合です。
そのレベルの英語を話すには、中学レベルの文法を覚えたら、ほぼ困ることはありません。
もちろん、趣味やビジネスなど、話題によって必要な単語や表現が違うので、必要な単語や表現は覚える必要はあります。
でも、独立分詞構文や仮定法過去完了など、高校で習うような文法は知らなくても、コミュニケーションで困ることはまずありません。
ですので、日常的な英会話ができること、ビジネスで簡単なコミュニケーションを取れることが目標なら、まずは中学レベルの文法をしっかり身に付けましょう。
最初から高校レベルの文法を勉強すればいいじゃん!
なお、高校レベルの文法には中学レベルの文法が含まれているから、最初から高校レベルを勉強すればいいじゃん!と思うかもしれません。
でも、最初から高校レベルの細かい文法を覚えてしまうと、知識が多すぎて英会話のときに頭が混乱して言葉が出てこなくなることがあります。
「ここは現在完了で言うべきか?それとも過去完了だろうか?」
などと、悩んでしまうのです。
英会話のときに、そんなことを悩んでいると会話が途切れてしまうので、会話が成立しなくなってしまいます。
それよりは、少ない知識を最大限に活用する練習した方が、ずっと短期間に英会話が上達します。
効率的に英会話が上達する文法の学び方
もちろん、個人差はありますが、効率的に英会話が上達する文法の学び方として、
- 中学レベルの文法を学ぶ
- 英会話を練習する
- (中学レベルの文法で、ある程度の英会話ができるようになったら) 高校レベルの文法を学ぶ
という順序がおすすめです。
高校レベルの文法を使って英会話ができるなら、すでに英会話の上級者と言えます。
英会話に文法は必要か?まとめ
不要になればいつでも解除できるので、こちらのページから気軽にお申し込みください。