「Deal with it!」の意味!「対処する」の英語と使い方
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「対処する」の英語である「deal with it」の意味と使い方についてお話します。
仕事をしていると、「早急に対処します!」のようなことはよく言いますよね。
こういうときの「対処する」は英語で「deal with it」を使って表現します。
この「deal with it」は、どんなふうに使えばいいのか、例文を使って説明します。
「deal with it!」(対処する)の意味と使い方
「deal」には「扱う」という意味があり、「deal with~」のように「with」を付けることで「~を扱う」「~に対処する」「問題などに取り組む」という意味になります。
日常的によく使われる表現です。
下に例文を紹介しますね。
Chris:We have to finish the report by tomorrow.
クリス:明日までに報告書を仕上げなきゃいけないの。
Hiroshi:I can deal with it.
ヒロシ:僕がやります。
(私がそれに対処することができます)
もう1つ例文を紹介します。
Lenora:I am dealing with the problem right now. So, don't you worry.
レノーラ:今、問題に対処しているので、ご心配なく。
Jack:You are always a great help.
ジャック:君はいつも頼りになるなあ。
「君は心配しなくてもいいんだよ」ってイメージ。
「deal with it」には、「嫌なこと困難なことに頑張って取り組む」という意味もあります。
この意味で使う場合、相性の良い単語は「just」で、以下のようによく使われます。
Oh, just deal with it!
つべこべ言わずに、さっさとやりなさい!
上の言い方は命令口調ですが、下の英文のように言えば、柔らかくて反発を食らわない表現になります。
I would like you to deal with it.
あなたに対処していただきたいのですが。
他にも、いくつか例を紹介しますね。
George:My ex is asking me to pay her rent now.
ジョージ:別れた女房が彼女の家賃を払えと言ってきた。
Bill:Oh, just deal with it!
ビル:しょうがないね。払ってやれば?
(嫌でも払いなさい)
※「ex」=前妻(ex-wife)、「rent」=家賃
Mary:I can't handle everything, you know.
メアリー:私に何もかもやれと言うのですか?
(全部を処理することはできません。分かるでしょ)
Charles:You'll just have to deal with it.
チャールズ:やるしかないでしょう。
(とにかく対処しなければいけません)
※「just」=とにかく
「deal with~」と「handle~」の違いは?
「deal with~」に似た表現に「handle~」があります。
「handle」にも「扱う」という意味があるので、「deal」と同じような意味で使うことができます。
Lisbon:I have to go grocery shopping, pick up the kids, drive them to their Japanese class, do the laundry, and cook for tonight's guests.
リズボン:私は買い出しに行き、子供たちを迎えに行って、日本語の授業へ連れていき、洗濯と皿洗いをして、今夜のお客さんの食事を作らないといけないのです。
Jane:No problem. You can handle them all.
ジェーン:大丈夫。ちゃんと全部できるから。
※「grocery shopping」=食料品の買い物、「pick up」=車で迎えに行く、「laundry」=洗濯物
日常英会話で、「I can handle it!」(できるよ!)でも、「I can deal with it!」(できるよ!)でも、 気楽に軽い感じで幅広く使うことができる。
その他の使い方
最後に、少し変わった「deal with it」の使い方を紹介します。
いろいろな訳を付けていますが、基本的に「対処する」という意味があります。
Neal:It isn't my fault or anything because I didn't know. Bla bla bla.
ニール:私のせいではありませんよ、だって知らなかったことなんだし。なんとかかんとか・・・
(それは私の失敗でも何でもありません。なぜなら私は知らなかったからです)
Sara:Deal with it!
サラ:言い訳するな!
(きちんと受けとめろよ)
※「fault」=失敗
Christine:I can't believe he said that.
クリスティーン:彼があんなことを言うなんて。
Bob:Deal with it.
ボブ:しょうがないね。
(受けとめろよ)
Abigail:I am going to freak out when my daughter starts driving.
アビゲイル:娘が運転を始めたら怖くて仕方ないわ。
Clara:Relax. I ‘d deal with it.
クララ:落ち着きなさいよ。その時が来たらそのときよ。
(私なら受け入れるわよ)
※「freak out」=ビクビクする(口語)、「I'd」=I would
英語を独学で話せるようになる勉強法とは?
この記事では、「対処する」の英語である「deal with it」の意味と使い方について説明しました。
ほとんどそのままで使える表現なので、覚えておいて今日から英会話で活用してください。
ただし、よく使われるフレーズを暗記しただけでは、英会話はできるようになりません。
英語を話せるようになるには、そのための特別な練習が必要です。
詳しい練習法については、以下の記事で説明していますので参考にしてください。
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