「面倒くさい」は英語で?そのまま使える表現を17の例文で解説
このコンテンツは、プロ翻訳者であるアキラが、ネイティブの監修のもと、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
「あ~、面倒くさいなあ」って英語で言えますか?
日常的によく使う言葉ですが、いざ英語で言おうとすると思い浮かばないのではないでしょうか。
「面倒くさい」のような気持ちを表す英語表現って、受験やTOEICで点数を取るのには必要ありません。
でも、いざ外国人と英語で会話するというときに急に必要になるんです。
つまり、覚えておけばとても便利な表現です。
そこで今回は、面倒くさいは英語でどう言えばいいかをお話しします。
この記事を読めば、日常会話で「面倒くさい」と言いたいときに困ることはなくなるはずです。
「~するのが面倒くさい」の英語
日常英会話で「~するのが面倒くさいなあ」「やりたくないなあ」というときの英語の言い方を紹介します。
あまり使いすぎると怠け者と思われるかもしれないので、気を付けて使ってください。
I can't be bothered to~/~ing
疲れていたり、やりたくなかったりして「面倒くさいなあ」というときの表現です。
「bothered」の後は「to + 動詞の原形」でも「~ing」でもかまいません。
A: I can't be bothered going to baseball practice tonight.
A: 今夜のバスケの練習に行くの面倒くさいな。
B: Go on. I'm sure (that) once you get there, you'll feel better about it.
B: 大丈夫、そこに行ってしまえば気分は上がるよ。
~is a pain in the neck(ass/arse)
「pain」は「痛み」という意味です。
だから、「pain in the neck」だと「首の痛み」という意味ですね。
つまり「厄介なもの」という意味ですが、転じて「面倒くさい」という意味に解釈できます。
A: This computer is a real pain in the neck. It keeps breaking down.
A: このコンピューターには本当にうんざりです。壊れっぱなしです。
B: A bad workman blames his tools, buddy. Perhaps you’re not using it right.
B: 悪い職人は道具のせいにするんだよ、道具を正しく使ってないだけだろうに。
※「blame」=非難する、「buddy」=仲間、君(呼びかけ)、「perhaps」=おそらく
「a pain in the neck」と同じ意味やけど、上品な言い方じゃないから親しい友達との間だけで使う方がええ。
ちなみに、「arse」はイギリス系の表現や。
too much of a bother to~
さっきは「bother」を動詞として使いましたが、今度は名詞の「bother」です。
名詞の「bother」には、「面倒」「厄介者」という意味があります。
A: John told me he thought it was too much of a bother to do recycling.
A: リサイクリングは面倒すぎると思ったとジョンは私に言いました。
B: I don't think that's a good attitude toward it.
B: リサイクリングに対するその姿勢はあまり良くないと思います。
※「attitude」=態度、「toward」=~に向かう(主にアメリカでは「toward」、イギリスでは「towards」)
too much of a hassle to~
日本語で「ハッスル」というと「元気がいい」という意味がありますが、英語では「面倒なこと」、「言い争い」という意味があります。
A: Cleaning my car is too much of a hassle to do on the weekend.
A: 洗車は週末にするのには厄介すぎます。
B: Oh come on. It doesn't take that long to do it.
B: まぁ、そんなこと言わないで、そんなに時間はかからないでしょ。
※「come on」=おいおい、「take」=時間がかかる
元気なおばあちゃんが出てた。
片仮名英語は、本来の意味と違うことが多いから、気を付けた方がええな。
そのまま使えるお決まりフレーズ
ここでは、いろいろなシチュエーションでそのまま使える「面倒くさい」の英語フレーズを紹介します。
使いすぎるとダメな人と思われるかもしれないので、ほどほどに使ってください。
I can't be bothered.
あ~、面倒くさいな。
It's a bother.
あ~、面倒くさいな。
It's a hassle.
あ~、面倒くさいな。
It was a bother.
あ~、面倒くさかった。
It was a hassle.
あ~、面倒くさかった。
It’s a pain in the neck(ass/arse).
面倒くさ~い。
面倒くさい仕事 / 面倒くさい女
ここでは、「面倒くさい~」のように、後に名詞が続く表現を紹介します。
どのような名詞を続けるかによって言い方が変わりますので、ここでは「面倒くさい仕事」「面倒くさい女」の2つを使う英語の例文を紹介します。
My manager forced me to do annoying work again.
部長が、また面倒くさい仕事を私に押しつけてきました。
※「annoying」=迷惑な、不快な、面倒くさい
Hiroshi supposedly got another high maintenance woman again.
ヒロシのやつ、また面倒くさい女に引っかかったらしいぜ。
※「supposedly」=おそらく、「high maintenance」=手間がかかる、わがままな
メンテナンスが大変な女って意味やろ。
芝居がかった行動をとったり、小さいことをさも大変なことのように騒ぎ立てたりする人のことや。
You're such a drama queen!
君は本当に大げさだなあ。
「drama queen」と言われた人は不愉快だろうから、あまり使わない方がいい。
ちなみに、「drama queen」かどうか見分ける方法は、「15 Signs You’re A Drama Queen」に載っている。
その他の言い方
直接的に「面倒くさい」という言葉を使わなくても「面倒くさい」という意味を表すことができる英語表現もあります。
She's too lazy to wash her car.
彼女は面倒くさがって洗車をしません。
「lazy」は「怠け者」という意味です。
「be動詞 + too ~ to 動詞」は「~すぎて・・・しない」という意味なので、この英文は「彼女は怠け者すぎて車を洗いません」という意味になります。
つまり、「面倒臭がって~しない」ということですね。
自由に英語を話せるようになるには
この記事では「面倒くさい」は英語でどう言えばいいかを説明しました。
この記事で紹介したフレーズを覚えておけば、ほとんどのシチュエーションで「面倒くさい」と英語で言えるはずです。
なお、「面倒くさい」と英語で言うなら、
- 何が面倒くさいのか
- 面倒くさくて嫌なら、他に何をしたいのか
なども、説明した方がいいですね。
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