【無料】アプリで手軽に！英単語を正しく発音できているか確認する方法を紹介

英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事についてできるだけ分かりやすい言葉を使って説明しています。

「英単語を正しく発音できているか確認できるアプリ」があったらいいと思うことはありませんか？

新しい英単語に出会ったとき、正しい発音の仕方が分からないことってありますよね。

私もニュージーランドやアメリカに滞在しているときに、簡単な単語の発音を理解してもらえなくて悔しい思いを何度もしました。

「musician（ミュージシャン）」や「healthy（ヘルシー）」みたいな簡単な単語すら理解してもらえず、

友達の名前「Lawrence（ローレンス）」、も正しく発音できなくて、申し訳ない気持ちで一杯でした
（LとRのある名前は日本人には難しいんですよね）。

そこでこの記事では、

1. 英単語の発音を音声オーディオで確認する方法
2. 英単語を正しく発音できているか確認するアプリ

を紹介します。

ネットとアプリを活用して英単語の正しい発音を練習しておくことで、ネイティブと会話するときに自信を持って話すことができます。

簡単に発音の確認ができて、しかも無料です。ぜひ活用してください。

英単語の発音を調べる方法

新しい英単語に出会ったとき、どのように発音したらいいか見当が付かなければ、まずはgoo辞書で調べましょう。

「goo辞書」と検索します。

検索結果「英和・和英」をクリックすると辞書の検索画面が表示されます。

または、こちらをクリックします。

ここでは「comprehensive」という英単語を調べてみます。「comprehensive」と入力してEnterキーを押します。

検索結果の画面で「英和大辞典」の「comprehensive」をクリックします。

表示される画面で、「comprehensive」の右に表示されているスピーカーのアイコンをクリックすると、「コンプリヘンシヴ」というように音声を聞くことができます。

この音声をよく聞いて、同じように発音できるように声に出して練習しましょう。

また、ついでに例文を見て、その単語がどのように使われるかをチェックするのがおすすめです。

こように、goo辞書を使うと英単語の発音を簡単に確認することができます。

上記のgoo辞書は、パソコンでもスマートフォンでも同じように使うことができるので便利です。

イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを確認する方法

英単語の発音は、イギリス英語とアメリカ英語では大きな違いがあります。

たとえば、「schedule」（スケジュール）という単語は、アメリカ英語では「スケジュール」のように発音しますが、イギリス英語では「シェジュール」と発音します。

また、同じアメリカ国内でも地域によって発音に違いがあることもあります。

こうした発音の違いを知らなければ、相手の言っていることを理解することができません。

オンラインの発音辞書サイト『Farvo』では、世界中のボランティアが単語の発音を録音して公開してくれています。

『Farvo』では、「アメリカ合衆国の男性」「アメリカ合衆国の女性」「イギリスの男性」「イギリスの女性」というように、複数のネイティブの音声を聞くことができます。

いろいろな人が録音した英単語の発音を聞くことができるので、アメリカ人の英語は聞き取れるけれどイギリス人の英語は聞き取れないということがなくなります。

⇒ 英語の発音ガイド『Farvo』はこちら

正しく発音できているかを確認する方法

goo辞書やFarvoで英単語の発音が分かったら、あなたの英単語の発音が正しいかアプリを使って確認してみましょう。

自分では英単語を正しく発音しているつもりでも、ネイティブの耳にはぜんぜん違う音に聞こえていることもあります。

そこで、英単語の発音を客観的に確認するために、Google翻訳アプリの音声認識機能を使います。

以下のページからアプリをダウンロードしてスマートフォンにインストールしましょう。

⇒ iPhone版Google翻訳

⇒ Android版Google翻訳

インストールが完了したら、Google翻訳を起動して、翻訳前の言語を「英語」、翻訳後の言語を「日本語」に設定します。

次に、マイクのアイコンをタップしてマイクを起動してから、発音を確認したい英単語をスマートフォンのスピーカーに向かって声に出して読み上げます。

ここでは「comprehensive」と読み上げます。

正しく発音できていれば、画面の上部に「comprehensive」と表示され、画面の下部に単語の意味である「包括的な」という日本語が表示されます。

間違って発音していると、ぜんぜん違う単語として認識されます。

「r」の音や「v」の音など、日本人が間違えやすい音を意識しながら、正しく認識されるまで繰り返し練習しましょう。

英文の発音を確認する方法

goo辞書やFarvoでは、英単語の発音を確認することはできますが、英文の読み方を確認することはできません。

でも、Google翻訳なら、インターネットや英語教材で見つけた英文の読み方、イントネーションなども確認することができます。

スマホのアプリでもできますが、パソコン版の方が入力に手間がかからないので、ここではパソコン版を使って説明します。

⇒ google翻訳

たとえば、

I cannot understand why they can’t tell me anything.

の音声を聞きたい場合は、「I cannot understand why they can’t tell me anything.」というテキストを翻訳する言語のボックスに入力し、日本語に翻訳した後で、スピーカーのアイコンをクリックします。

すると、英文の音声を聞くことができます。

コンピューター合成された音声ではありますが、英文の読み方が分からない英語学習者にとってはかなり参考になります。

音声合成の技術は日々進歩しているので、近い将来、人間と同じように読み上げてくれる音声合成技術が完成するはずです。

英文を正しく発音できているか確認する方法

英単語の発音だけでなく英文を正しく発音できているかもGoogle翻訳アプリを使って確認できます。

Google翻訳アプリは単語だけでなく英文も認識してくれるからです。

たとえば、「Let me introduce myself.」を正しく発音できているか確認したければ、英語から日本語に翻訳する設定で、音声入力をオンにして「Let me introduce myself.」 と読み上げます。

正しく発音できていれば「自己紹介します」と日本語訳が表示されます。

ただし、英語学習者にとっては、英文を正しく認識させるのはかなり難しいと思います。

Google翻訳はネイティブの英語を認識するように作られているため、日本語アクセントのある英語ではなかなか認識してくれないのです。

何度英文を読み上げてみても、正しく認識してくれないこともあります。

なので最初は、英文を正しく発音できるかどうかは今後の課題として置いておいて、英単語の発音をチェックするのにアプリを活用することをおすすめします。

アプリは、プログラムされているとおりの発音でなければ認識してくれませんが、生きた人間は少しくらいアクセントのある日本人の英語でもちゃんと理解してくれます。

ですので、Google翻訳アプリが英文を認識してくれなくても気にしないで、自信をもって英語を話すようにしましょう。

英単語の発音をアプリで確認する方法まとめ

TOEICのような筆記試験のためだけに英語を勉強しているなら、英単語の発音ができなくても問題ありません。

でも、コミュニケーションのために英語を勉強しているなら、少なくともネイティブに理解してもらえるレベルの発音を身に付けることが必須条件です。

Google翻訳はコンピュータープログラムなので、認識精度はまだまだ人間の耳には及びませんが、最低限の発音ができているかどうかを確認するためのツールとしては、十分に利用価値があります。

英語学習のツールの１つとして取り入れてみてください。

正しい英語の発音を身に付けるには？

正しい英語・英単語の発音を身に付けるためには、アプリだけでなく発音専用の教材を使うのが効果的です。

英語の発音の練習に効果のある教材は、こちらのページで紹介していますので参考にしてください。

⇒ネイティブに通じる！英語の発音がモリモリ上達するおすすめ教材9選