【音読の効率アップ】人気の英語教材「音読パッケージ」の効果を検証
このコンテンツは、プロ翻訳者であるアキラが、ネイティブの監修のもと、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
「英語の音読って本当に効果あるのかな?」
「自分にも効果が出るかどうか分からないのに、面倒な練習をしたくないな」
そんなふうに考えたことはありませんか?
英文の音読は、英語力アップに大きな効果があることが広く知られています。
でも、音読と言っても具体的に何をどうすればいいのか、分からない人も多いと思います。
- どんな英文を読めばいいのか?
- 英文テキストを見ながら、ただ声に出して読めばいいのか?
- オーディオも聞いた方がいいのか?
- 何回くらい読めばいいのか?
- 発音はテキトウでいいのか?
- 本当に効果があるの?
など、考えれば疑問はつきません。
そこで今回は、音読教材として人気の『みるみる英語力がアップする 音読パッケージ トレーニング』(森沢洋介著)から音読についてお話しします。
『音読パッケージ』はリスニング力アップに大きな効果がある教材です。
この記事を最後まで読んで納得したら、音読パッケージの練習方法を取り入れることをおすすめします。
なお、スピーキング・スキルを重点的に伸ばしたい場合は、『Amazonで人気1番!どんどん話すための瞬間英作文トレーニングの感想・レビュー』もあわせてお読みください。
音読の練習が必要な理由
音読の練習は、自分の口を動かして声に出すという動きが伴うため、どうしても英語学習者に敬遠されがちです。
声に出す練習は面倒だし、オーディオを聞き流すだけの練習法の方が簡単だからです。
でも、日本に住んでいて、日常的に英語を使わない環境で英語を勉強するなら、音読の練習は欠かせません。
その理由は、外国語を自由に操れるようになるには、「学習系」の訓練と「稼働系」の訓練の両方が必要だからです。
それでは、「学習系」の訓練と「稼働系」の訓練について、『みるみる英語力がアップする 音読パッケージ トレーニング』から抜粋して説明します。
まず、文法の基礎を学び、読解をして、基礎語彙を覚えるといった学習系、あるいは頭脳系の訓練があります。ほとんどの日本人は英語に関して、学校や受験勉強でこれを行っています。
・・・
(中略)
・・・
外国語を使いこなせるようになるためには、学習系だけでなく、もう一つの分野、稼働系、あるいは運動系の訓練を行う必要があります。稼働系(運動系)のトレーニングとは、音読を筆頭に、リスニング、リピーティング、シャドーイングといった耳と口を使う作業で、学習で得た知識を技術=スキルに変え稼働させることです。
(『みるみる英語力がアップする 音読パッケージ トレーニング』8ページより)
受験英語やTOEICの勉強は学習系の訓練なので、学んだことは知識として頭に蓄えられるだけです。
その知識を実生活で使えるようにするためには、稼働系のトレーニングが必要になります。
スポーツに例えるなら、
- ルールや体の動かし方を言葉や文字から学ぶ(学習系の訓練)
- 実際に体を動かして反復練習し、考えなくても体が動くようにする(稼働系の訓練)
英語学習において学習系の訓練で得た知識は、TOEICのような筆記試験でしか役に立ちません。
海外で生活しているなど、日常的に英語を使う環境で生活しているなら、日常生活の中で運動系の練習ができます。
しかし、英語を使わない環境で生活しているなら、稼働系の訓練を英語学習に取り入れる必要があります。
そして、学でできる稼働系の訓練として効果が高いのが音読なのです。
英語の音読にはどんな効果があるの?
音読は、学習系のスキルを稼働系のスキルに変換するのに効果的な勉強法であることは分かっていただけたと思います。
では、音読は具体的にどんな影響をもたらすのでしょうか。
英語の音読には、次のような効果があります。
- 英語の発音とテキストを頭の中で一致させることができる。
- 結果として、リスニングが上達する。
- 声に出して練習するので英語の発音やリズムが身に付く。
- 英語の発声に必要な筋肉が鍛えられるので流ちょうに話せるようになる。
『音読パッケージ』を使った音読の練習は、オーディオとテキストの両方を使って行うため、リスニングとスピーキングの両方に効果があります。
リスニング面では、たとえば「get it up」を発音するとき、ネイティブは「ゲット・イット・アップ」のように1つ1つの単語を発音することはありません。
ネイティブは音を連結して「ゲリラッ」のように発音するため、「get it up」と「ゲリラッ」という発音を頭の中で関連付けておく必要があります。
音読パッケージを使った練習によって、この関連付けができるため、今まで聞き取れなかった音が聞こえるようになってきます。
スピーキング面では、オーディオを聞いて、聞こえた音声を自分の口を使って再現するという練習をするため、英語の発音やイントネーションが大幅に改善されます。
さらに、英語を話すときに使う筋肉を鍛えることができるので、速く話せるようになります。
音読パッケージがおすすめの理由
英語の音読のやり方についてもっと詳しく知りたいなら、『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(森沢洋介著)がおすすめです。
森沢氏が執筆されたすべての書籍に共通することですが、日本で英語を勉強していて、日常的に英語を話す機会がない人が、どのように勉強すれば効果が出るかが詳しく説明されています。
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』では、36ページまでが勉強方法の説明に割かれています。
私の学習経験から確信をもって言えることですが、英語学習を成功させられるかどうかは、教材の善し悪しよりも、どのように教材を使うかにかかっています。
英語教材を使って勉強するときにありがちなのですが、英語教材の最初の方に書かれている説明を読まずに、いきなり勉強を始めてしまうことがあります。
どんなに優れた英語教材を使っても、我流ではその効果を引き出すことはできません。
指示された勉強法を忠実に守って勉強することが、最小の労力で英語を身に付けるための近道なのです。
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』は、具体的な勉強法が示されているため、初心者でも指示に従って勉強すれば確実に結果を出すことができます。
この勉強法は、森沢氏が長年の経験から作り出された最善の方法です。
独学で進めてしまうと効果が半減しますので注意してください。
どのような人がこの教材を使えばいい?
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』は、TOEICスコア300点から500点くらいの初級者を対象としています。
しかし、今まで音読をしたことがないなら、音読のやり方を学ぶ入門書として活用されるのもおすすめです。
なお、『みるみる英語力がアップする音読パッケージ トレーニング』に付属しているオーディオCDには、
- 初心者向けのゆっくりスピードの音声
- 英語に慣れてきたら使うネイティブスピードの音声
最初からネイティブスピードに挑戦しなくてもいいので、初心者の人でも安心して始められますね。
音読パッケージのまとめ
声を出して行う音読の練習は面倒なので、ついつい敬遠しがちです。
でも、日常的に英語を話す環境にない私たち日本人にとっては、学習系のスキルを運動系のスキルに変換して、英語を話せるようになるために必須のトレーニングとも言えます。
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』では、練習用の教材に加えて、どのように音読を練習すればいいかが具体的に解説されてます。
今まで音読を毎日の勉強に取り入れていないなら、ぜひ今日から音読パッケージを取り入れて、リスニングとスピーキングのスキルを大幅に伸ばしてください。
自由に英語を話せるようになるには?
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』は、英語力アップにとても効果のある教材です。
でも、音読パッケージの教材に載っている英文を読む練習だけなので、自分で考えたことを英語で言う練習はできません。
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