悪口の英語フレーズ16選!学校では教えてくれない侮辱の言葉一覧
洋画や海外ドラマを見ているときに、英語の悪口や罵り、侮辱の言葉を聞いたことがありますか?
当然ですが、日本語と同様に英語にも悪口を表すフレーズや単語が数多くあり、軽いものから使うべきでないシリアスなものまで多種多様です。
この記事では、まずは「悪口」「悪口を言う」を意味する単語とフレーズを5つ紹介します。
その後、英語の悪口フレーズや単語を16個紹介します。
最後まで読むことで、自分で悪口を使いこなすことも、他の人が使ったときに理解することもできるようになります。
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目次
- 1 英語で「悪口」「悪口を言う」は何て言うの?
- 2 英語の悪口フレーズ・スラング16選
- 2.1 be pissed off 「ムカつく」
- 2.2 You’re stupid. 「お前バカだな」
- 2.3 You’re fat. 「このデブ」
- 2.4 You’re super annoying. 「お前、超ウザい」
- 2.5 S + be動詞 + asshole. 「〜はクソ野郎だ」
- 2.6 You suck. 「お前、最低」
- 2.7 You idiot. 「バカ野郎」
- 2.8 Fugly 「どブス」
- 2.9 Damn it. 「ちくしょう」
- 2.10 Bitch 「嫌な女」
- 2.11 Son of a bitch. 「クソ野郎」
- 2.12 Jerk 「最低な奴」
- 2.13 Gross「キモい」
- 2.14 Go to hell. 「くたばれ、死ね」
- 2.15 trash/bastard/jerk「クズ」
- 2.16 Small fish/ small fry「雑魚」
- 3 使ってはいけない英語のFour Letter Words
- 4 「煽る、煽り」は英語で?
- 5 英語の悪口フレーズ・侮辱の言葉は使わない!
英語で「悪口」「悪口を言う」は何て言うの?
まず「悪口」「悪口を言う」を意味する英語の単語やフレーズは下記の5つです。
- trash talk
- bad mouth
- say bad things about 〜
- talk behind someone’s back
- speak ill of 〜
それぞれ例文を用いながら使い方を詳しく解説します。
trash talk「悪口」(名詞)
trashとは「ゴミ」を意味する英単語です。
そのためtrash talkは「ゴミのような話」、つまり「悪口」となります。
スラング的な表現であり、「悪口」だけでなく、相手を見下す態度や挑発的な言葉を使用することも含みます。
多くのアスリートは、試合前に悪口(相手への侮辱)を好んでいます。
bad mouth 「悪口」「悪口を言う」(名詞、動詞)
bad mouthは、名詞としても動詞としても使えます。
スティーブンはよく悪口を言います。
You should stop bad-mouthing people.
人の悪口を言うのはやめなさい。
say bad things about 〜「〜について悪く言う」
say bad things about 〜で「〜について悪く言う」という意味を表します。
直訳的かつ、「悪口を言う」というニュアンスを表す基本表現です。
Mellissa always says bad things about Monica.
メリッサはいつもモニカのことを悪く言います。
talk behind someone’s back「〜の陰口をたたく」
talk behind someone’s backは直訳すると「○○の背後で話す」という意味になり、そこから派生して「〜の陰口を叩く」という意味になりました。
陰口をたたくことは良いことではありません。
speak ill of 〜「〜のことを悪く言う」
speak ill of〜は、大学入試や英検などの試験で見かける表現なので、覚えておくと良いでしょう。
ルーカスが悪口を言うのを見たことがありません。
英語の悪口フレーズ・スラング16選
つづいて、英語の悪口フレーズ・スラングを16個紹介します。
どのフレーズも相手の気分を害したり、傷つける可能性があるため、できる限り使わないようにしましょう。
be pissed off 「ムカつく」
be 動詞 + pissed offは、angryと同様に怒りを表すときに使う表現です。
しかし、angryよりもカジュアルな表現であるため、「ムカつく」という訳の方が適切でしょう。
友達や家族など仲が良い人との会話だけに使うようにしてください。
彼氏が彼女の誕生日を忘れていたので、マーゴットはムカついています。
You’re stupid. 「お前バカだな」
stupidは、愚かな言動や判断に対して苛立ちを感じているときに使います。
そのため、感情的で相手を批判するニュアンスになってしまいます。
場合によっては、相手を傷つけることもあるため、あまり使わない方が良いでしょう。
You’re fat. 「このデブ」
相手の容姿をけなす表現であるため使うべきではありません。
ちなみに「ぽっちゃり」を表すchubbyという単語は、fatほど直接的ではありませんが、相手を不快にさせることがあるため、こちらも使わないことをおすすめします。
You’re super annoying. 「お前、超ウザい」
annoyは「〜をイライラさせる」という意味をもつ単語です。
そのため、イライラさせるものや人が主語になるときは、S(主語) + be動詞 + annoyingという形になり、イライラさせられている人が主語になるときは、S + be動詞 + annoyed と形が変わります。
そして、annoyingの前にsuperやsoをつけると「超」や「とても」と強調できます。
S + be動詞 + asshole. 「〜はクソ野郎だ」
assは「お尻」という意味でholeは「穴」です。
かなり差別的で侮辱的な表現なので使うべきではありません。
自信過剰で傲慢な態度を取る人に使うことが多いです。
ちなみに、”ass”を用いる表現として、”Kiss my ass.”と言う表現を耳にしたことがあるかもしれません。
こちらは「クソくらえ!」「ふざけるな」を表す表現で、こちらも悪口です。
ハリソンはクソ野郎だ!
You suck. 「お前、最低」
suckは単独で使うと「吸う」「しゃぶる」という意味を持つ単語です。
しかし、「ひどい」「最悪」「つまらない」と、文句や悪口を言う際に使うこともあるので、文脈で意味を判断する必要があります。
相手の神経を逆撫でする恐れがある表現なので使わない方が無難でしょう。
You idiot. 「バカ野郎」
You idiot.も、すでに紹介したYou’re stupid.と同様に「バカ」を表す表現です。
idiotは、浅はかで愚かな人に対して使う言葉で、人以外を主語にすることはないので、使い方には気をつけてください。
Fugly 「どブス」
fuglyは、「めちゃくちゃ」「超」を表すfuckingとugly「醜い」が合わさった造語です。
そのため「どブス」という意味になります。
メーガンはどブスだよ!
Damn it. 「ちくしょう」
起こったことや気づいたことに対して、不満や怒りを表して「くそっ」「ちくしょう」と言いたいときに使うフレーズです。
本気で怒っているときだけでなく、友達同士で冗談を言うときに使うこともあります。
Bitch 「嫌な女」
「ビッチ」は、日本語で耳にしたことがある人もいるかもしれません。
日本語では「尻軽女」の意味が強いですが、英語ではそれに加えて「性格が悪い女」という意味も表します。
友達の個人情報をSNSに晒すなんて、キャロラインは最低な女だ!
Son of a bitch. 「クソ野郎」
Bitchが女性に対する悪口であるのに対して、son of a bitchは男性に悪口を言うときに使います。
Son of a bitchの前に”a real”をつけると「超」や「本当に」と強調できます。
Jerk 「最低な奴」
Jerkは、女性が無神経で自己中心的な男性を蔑むときに使用する単語ですが、かなり差別的な表現になるので使うべきではありません。
マイケルは最低なヤツだからフった!
Gross「キモい」
Grossは、気持ちが悪い人、モノ、現象全てに使うことができます。
ちなみにgross outで「気持ち悪くさせる」「ぞっとさせる」という意味のイディオムです。
うわぁ。きもっ!
Go to hell. 「くたばれ、死ね」
Go to hell.は、直訳すると「地獄へ行け」「死ね」という意味になり、相手を激しく拒絶したりや拒否するときに用いる悪口です。
乱暴な表現なので使わない方が無難でしょう。
trash/bastard/jerk「クズ」
ごみクズという意味ではtrashが直接的な表現で、ごみだけでなく人にも使えます。
お前はクズだ。
ほかにはbastardやjerkもよく使われます。
このクズ野郎
You jerk !
この人でなし!
Small fish/ small fry「雑魚」
どちらも、重要でない人・モノを表す表現で、取るに足りない人、雑魚、ちっぽけな存在といったニュアンスです。
使ってはいけない英語のFour Letter Words
上記で紹介した悪口を表す単語やフレーズの多くが使うべきではないものですが、「使ってはいけないフレーズや単語」があります。
それがFour Letter Wordsと呼ばれる下記の4つの語です。
- fuck
- cunt
- nigger
- shit
これらの語は使ってはいけません。
テレビや映画ではネイティブスピーカーが使っており、字幕で”f**k”と文字が隠れていたり、「ピー」という音で誤魔化されたりしています。
しかし、英語を外国語として勉強しており、言葉のニュアンスを正しく知らない私たちが生半可な知識で使うとトラブルになりかねないので、絶対に使わないでください。
fuck(ファック)
fuck(ファック)は、日本語では表現できないほど下品な表現で、相手を罵倒するときに活用します。
Fuck you. 「死ね」やFuck off. 「消え失せろ」といった使われ方をします。
しかし、fuckingは形容詞の前につけられていると、「めちゃくちゃ」「超」という意味を表すスラングです。
cunt(カント)
cunt(カント)は女性器を表す単語です。
しかし、女性だけでなく男性にも使うことができ、相手のことをひどく嫌悪しているときに使われます。
nigger(ニガー)
nigger(ニガー)は「黒人」を意味する単語で、niggaやnegroという単語が用いられることがあります。
いずれも差別的な表現なので絶対に使ってはいけません。
shit(シット)
shit(シット)は「クソ」という意味に近い単語で、単独で使うこともできますが、”Bullshit!”「ふざけんな!」や” Holy shit!”「くそっ!」と使うこともあります。
「煽る、煽り」は英語で?
「煽る」は英語で、fan the flames of 〜(〜の感情を煽る)、arouse someone’s anxiety(〜の不安を煽る)、provoke (挑発する)などと言います。
また、road rage / tailgating(煽り運転)という表現もあります。
「煽る、煽り」の英語について詳しくは、『【使用注意】英語の煽りフレーズ&英単語17選!これでトラブルを避けよう!』を読んでください。
英語の悪口フレーズ・侮辱の言葉は使わない!
英語の悪口フレーズと侮辱の言葉を16個紹介しましたが、意味がわかる程度にしておいて、使わない方が良いでしょう。
「悪口を上手に使えたらかっこいい」などと考えて下手に使うと、予想以上に相手を怒らせることになる可能性があります。
万が一使ってしまった場合は、” Excuse my language.”「私が使ってしまった言葉を許してください」と謝ってください。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今日は、悪口を言うときの英語フレーズを紹介します。
「使ってはいけない表現」もありますので注意しましょう。