英会話は語順が命!は本当か?
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
独学で英語を話せるようになる方法については、無料のメール講座をご確認ください。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
先日、Googleニュースを見ていたら「日本人は「英語は語順こそ超重要」をわかってない」という記事が紹介されていました。
→東洋経済『日本人は「英語は語順こそ超重要」をわかってない』
それを見て、思わず「まったくそのとおり!」と唸ってしまいました。
英語は正しい語順で話さなければ理解してもらえません。
そして、正しい語順を学ぶには文法を学ぶ必要があります。
世の中には文法不要論のようなものがあり、文法嫌いの学習者の人気を博しています。
しかし、文法を避けていては、いつまで経っても英語初心者を卒業できません。
英語は語順こそ超重要
英語では、正しい語順で話さなければ、言っていることを理解してもらえません。
たとえば、日本語なら
「彼は、私に素敵な時計をくれた」
でも、
「彼は、素敵な時計を私にくれた」
でも、
「素敵な時計を彼は私にくれた」
でも意味が通じます。
助詞の「は」「に」「を」があるおかげで、語順が入れ替わっても意味が伝わるわけですね。
でも英語だと
He gave me a nice watch.
とは言えても
He gave a nice watch me.
とは言えません。
あくまで、me → a nice watchの順でなければ意味が伝わらないのです。
こうしたルールをまとめたのが「文法」なわけです。
ネイティブと同じ方法では英語は身につかない
ネイティブの場合は、生まれたときからずっと英語に囲まれて生活しているので、正しい語順を自然に身に付けることができます。
毎日、大量の英文をインプットすることになるから、無意識のうちに語順を覚えられるからです。
だからネイティブは、文法を勉強しなくても正しい語順で話せるわけですね。
これは、私たちが日本語の文法を勉強しなくても、助詞(「を、に、は」など)を正しく使えるのと同じことです。
でも、第二言語として英語を学ぶ場合は、文法を学ばなければ正しい語順を身に付けられません。
「ネイティブと同じように英語に囲まれて生活したらいいじゃん」
という意見もあると思いますが、日本で生活していて、日本語に囲まれた環境にいながら、ネイティブみたいに英語に囲まれた生活を何年も続けることはできません。
それに、すでに大人になってしまってからでは、すでに頭に日本語がインストールされているので、新しい言語を「自然に」身に付けることはできないのです。
だからこそ、文法という「理屈」を最初に学んで、それを使いこなせるように練習するのが大切なわけですね。
文法が必要ない場合
もちろん、
What's wrong?
どうしましたか。
のようなお決まりフレーズを言うだけとか
Could you~?
のようにパターンどおりの短い表現を使うだけなら、文法は必要ありません。
でも、言いたいことを自分の言葉で言うためには、どうしても文法が必要です。
もし、今まで文法を避けてきたのなら、まずは中学レベルだけで十分ですので、今からでも文法を勉強してください。
子供のときは難しく思えた文法も、大人になった今なら意外に簡単に感じたりするものですよ。
自分の言葉で英語を話せるようになる独学法とは
英語では語順は超重要です。
そして、語順は文法ルールとしてまとめられているので、文法を学ぶことが英語習得の第一歩になります。
文法を学ばずに、英会話フレーズを覚えたりリスニング教材を聞いたりしても、英語は身につかないので気をつけましょう。
不要になればいつでも解除できるので、こちらのページから気軽にお申し込みください。