「財布」は英語で?長財布や小銭入れなどお金にまつわる英語10点
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「財布」は英語でどう言えばいいかについてお話しします。
私の記憶では、中学生のときに「財布=wallet」と習ったように思います。
でも、「purse」という単語も聞くし、どっちを使えばいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
この記事では、折り畳み式の財布、長財布、小銭入れなど、財布の種類ごとに、英語でどう言えばいいかを紹介します。
使えそうな言葉を覚えておいて、今日から英会話で活用してください。
目次
「財布」の英語
一口に財布と言ってもいろいろな種類がありますよね。
ここでは、一般的な「財布」、二つ折り・三つ折りの財布、長財布、小銭入れ、がま口財布に分けて、英語ではどのように言うかを説明します。
一般的によく使う「財布」の英語
一般的に「財布」は英語で「wallet」と言います。
I always ended up buying a wallet for my father on Father's Day every year.
毎年「父の日」には、結局、財布をプレゼントしていました。
(毎年「父の日」には、最終的には、財布を買うことで落ち着いていました)
※「end up~ing」=最後には~することになる
二つ折りの財布
「二つ折り財布」の英語として「billfold(bill-fold)」と「folded wallet」があります。
「bill」は「お札」という意味で、「fold」は「たたむ」という意味なので、「billfold」は二つ折りの財布という意味です。
I left my billfold somewhere in the house.
お財布を家のどこかに置いてきてしまいました。
ただし、「billfold(bill-fold)」は、人によっては古い言い方のように聞こえるかもしれません。
「長財布」の英語
「長財布」の英語としては、「long wallet」(長財布)がよく使われます。
「breast wallet」(胸のポケットに入れる財布という意味)という呼び方もありますが、あまり聞きません。
I like to use a long wallet more than to use a folded wallet.
私は、折りたたみ式の財布よりも長財布を使うのが好きです。
(私は、折り畳み式の財布を使うことより、長財布を使う方が好きです)
そのうち日本も電子マネーが主流になるだろうし、そうなったらカード入れだけで事足りるから、財布はほとんど使わなくなる。
ちなみに、「long wallet」と「breast wallet」は同じ意味。
どちらも折りたたまないで使う財布だけど、「折りたたまない財布」ってことを特に説明する必要がない限り、単に「wallet」だけでいい。
それから、「long wallet」は、長い財布というより、小銭入れがついていないお札専用の財布というイメージがある。
小銭入れが付いた「long wallet」もあると思うが、どちらかと言えば、お金持ちがかっこよくサッと出して使う札入れの印象がある。
My favorite actor took out his beautiful long wallet from his coat.
大好きな俳優が、自分の上着から高級そうな財布を取りだした。
(お気に入りの俳優が、コートから美しい長財布を取り出した)
※「take out」=取り出す
財布の種類について話すのでなければ、「wallet」を使えば問題ない。
小銭入れ
「小銭入れ」は英語で「coin purse」と言います。
もしかしたら「コインケース」(coin case)という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、「コインケース」は和製英語です。
I left my coin purse on the train yesterday.
But I got it back at the lost property office.
昨日、電車に小銭入れを忘れました。
でも、遺失物取扱所に届いていました。
(しかし、私はそれを遺失物取扱所で取り戻しました)
※「leave」=置き忘れる、leave-left-left、「get~back」=~を取り戻す、「lost property office」=遺失物取扱所
がま口財布
女性が使うがま口のような財布は「change purse」ですが、この言葉が使われるのをほとんど聞いたことがありません。
「change purse」は、「昔、おばあさんがガマ口の財布をよく使用していたな~」というノスタルジアを感じさせる言葉です。
My grandma always kept her big change purse in her apron pocket.
祖母は、エプロンのポケットに彼女の大きながま口財布を入れていた。
※「keep」=保持する、keep-kept-kept、「apron」=エプロン
マネークリップとは?
マネークリップ(money clip)とは、以下の画像のように、お札をまとめて束ねておく金具のことです。
お札を束ねておいて、そのままポケットに突っ込んで持ち運びます。
なお、もともとは上の写真のようなクリップだけだったのですが、今はお札が見えないように皮製のカバーなどでお札を挟み込むタイプのものもあります。
I think money clips with coin pockets are hot and useful items now.
小銭入れのついたマネークリップは今、便利でかっこよいものだと思います。
※「hot」=かっこいい、「useful」=便利
クレジットカードはカード入れに入れてズボンの前ポケットに入れて持ち歩いて、お札は20ドルくらいだけ折りたたんで、ズボンの前ポケットに突っ込んでおけと言われた。
ほとんどの店でクレジットカードが使えるから、現金がなくても不自由はしないし、強盗に襲われたときは、ポケットのお金を渡すことができる。
小銭はどうするん?
チップで払うことが多かったから、小銭がジャラジャラなることはなかった。
マネーベルト(お金を入れるポケットが付いたベルト)
マネーベルト(money belt)とは、以下の画像のように腰に付けて使う財布のことです。
治安の悪い国を旅行するときに使うような見た目が完全に普通のベルトの形のものもマネーベルトと言います。
I found out that money belts are convenient for me when I take horseback riding lessons.
乗馬のレッスンを受けるときには、マネーベルトを使うと便利だということに気が付きました。
※「find out」=気づく、「convenient」=便利、「horseback riding」=乗馬
「purse」は「財布」じゃない?
英和辞典には「purse」は「財布」と書かれていますが、アメリカで「purse」というと女性用の肩からかける小ぶりのバッグ(ハンドバッグ)を意味します。
一方、イギリス英語では、「purse」は女性用の財布を指しています。
Michael:Oh, I like your purse.
マイケル:素敵なカバンですね(あなたのカバンが好きです)。
Janet:Thank you.
ジャネット:ありがとう。
知らない人が相手でも使える。
使ってみよっと。
財布に関連する英語
ここまで財布の英語について説明したので、ここでは財布やお金に関連する言葉を紹介します。
小銭
「小銭」の英語は「change」です。
「change」は「変える」という動詞でよく使いますが、名詞で使うと「小銭」という意味があります。
Do you have a change, ma'am?
両替をしてもらえますか?
(知らない女性に対して丁寧に聞いている場面)
※「ma'am」=ご婦人、お嬢様(呼びかける言葉)
ちなみに、僕が住んでいた場所には、十代のホームレス(男女両方)も大勢いて、道端で小銭をせびっていた。
家出してきた少年少女が道端で生活していたみたい。
お札
「お札」は、アメリカ英語で「bill」で、イギリス英語では「note」です。
My son has never seen a $100 bill.
息子は百ドル札を見たことがないのですよ。
I gave my $2 note to someone I know recently which I have treasured for 40 years.
私は最近、40年間大切に保管してきた2ドル札を知り合いにあげました。
※「recently」=最近、「treasure」=大切に保管する
I have believed the misinformed belief that the bills are somehow very valuable.
そのお札が大変貴重なものであるという間違った情報を信じていたのです。
※「misinform」=誤った情報を与える、「belief」=信念、「somehow」=どういうわけか、「valuable」=価値がある
お釣り
「お釣り」は英語で「change」です。
「小銭」も「change」なので「小銭」と「お釣り」はどちらも「change」ということになります。
Keep the change.
お釣りは取っておいてください。
Here’s your change.
お釣りをどうぞ。
現金
「現金」の英語は「cash」です。
Can I pay in cash?
現金で支払えますか。
※「in cash」=現金で
「財布」の英語:まとめ
一般的に「財布」の英語は、アメリカ英語では「wallet」で問題ありません。
他にも以下のような言い方がありますが、とりあえず「wallet」を覚えておきましょう。
長財布:long wallet
財布(イギリス女性が使う):purse
なお、こうした単語を覚えておくと英会話で役に立ちますが、単語を覚えただけでは英語を話せるようにはなりません。
自由に英語を話せるようになるには、そのための勉強が必要です。
勉強法については、以下のページから無料で購読できるメールマガジンで説明しています。
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他にも「bi-fold」(二つ折りの財布)や「tri-fold wallet」(三つ折りの財布)という言い方もある。
でも、僕は使ったことがないし、使う必要もないと思う。
誰かが使ったときに理解できればいいという程度。