「送る」は英語で?今日から使えるニュアンス別の使い分け7選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「送る」の英語について説明します。
「送る」の英語と言えば、「メールを送る」「小包を送る」「使者を送る」「ネットで情報を送る」など、いろいろな「送る」がありますね。
英語では、何をどのように送るかによって違う動詞を使います。
この記事では、意味の違いごとに分けて「送る」の英語の使い方を紹介します。
どれもよく使う動詞なので、この機会に覚えてしまってください。
一般的な「送る」の英語
最も一般的な「送る」の英語は「send」(send-sent-sent)です。
「send」は、何を送るか、どのように送るかに関係なく、とにかくA地点からB地点へと何かを送るという意味があります。
広い意味で使えるので、迷ったときは「send」を使っておけば、まずは間違いありません。
I sent the package to you by mail.
あなたに郵便で小包を送りました。
I still love sending seasonal greeting cards to someone I know.
私は今でも、知り合いに季節の挨拶カードを送るのが好きです。
※「seasonal」=季節の、「greet」=挨拶する
アデル(Adele)っていう歌手の歌に、そういう歌詞があったな。
電子メールと違って、送るのに時間がかかることをバカにしたような表現やな。
特に誕生日が一大イベントで、親子、兄弟、親戚、友人、教会などではカード交換は避けられんな。
売られているカードの種類はすごく多い。
ただし、最近はフェイスブックで簡単にメッセージを送って済ませる人が増えてきた。
配達する
手紙や荷物を特定の場所や人に送り届けるという意味の英語は「deliver」です。
日本語では「配達する」という言葉がピッタリです。
「deliver」は、形があるモノを送るときでも、電子メールなど形がないものを送るときでも使えます。
Many supermarkets started to deliver groceries for free on the same day.
多くのスーパーマーケットが、無料で即日配送のサービスを始めました。
※「grocery」=食料品、「for free」=無料で
I want to have the refrigerator delivered this coming Sunday.
今週の日曜に冷蔵庫を配達してください。
(冷蔵庫を配達してもらうことを望みます)
※「have + A + 過去分詞」=Aを~してもらう、「coming」=来るべき、次の
だから、「食料品を買いに行く」だったら「go grocery shopping」と言うのが一般的や。
「supermarket」と「grocery store」の違いは何かと言うと、ざっくり言うと「supermarket」の方が圧倒的に規模が大きいってこと。
派遣する
目的があって何か(誰か)を目的地に送るときの英語は「dispatch」です。
「dispatch」は、日本語では「派遣する」という言葉がピッタリです。
President Trump immediately dispatched troops to the area.
トランプ大統領は、直ぐにその地域に部隊を派遣しました。
※「immediately」=すぐに、「troop」=部隊
A limo was dispatched to pick us up at the hotel and then to the Dolby Theatre.
我々がホテルからドルビーシアターへ移動するためにリムジンがまわされました。
(ホテルで私たちを拾ってドルビーシアターに行くために、リムジンが派遣されました)
※「limo」=リムジン(limousine)、「pick~up」=~を拾う
それから、タクシーや救急車、警察への連絡を取り次いて派遣する人を「dispatcher」と呼ぶ。
情報を送る
無線やテレビなどの手段で電気信号やメッセージを「送る」ときの英語は「transmit」です。
I sent an email message to my niece. And she transmitted it to my sister by reading it to her off of her phone.
私は、姪(めい)にメールを送りました。それを彼女が電話で読むことで、私の姉に伝えました。
「transmit」は、メッセージだけでなく、お金を電子送金するという意味でも使えます。
I thought the bank would transmit my payment today, but they said it was too late in the day.
本日中に、銀行から送金できるかと思いましたが、送金できる時間が過ぎていると言われました。
(その日には遅すぎると言われました)
発送する
荷物を輸送・発送することを英語で「ship」と言います。
名詞の「ship」には「船」という意味がありますが、動詞の「ship」は、船だけでなく飛行機やトラックなどで輸送するときにも使われます。
I can’t cancel my order because the goods have been shipped already.
商品がすでに発送されているので、注文をキャンセルすることができません。
Your orders are expected to ship next week.
注文の品は、来週発送される予定です。
※「expect」=期待する、予想する
転送する
受け取ったものを別の場所・人に転送するという意味の「送る」の英語は「forward」です。
電子メールを転送するときに、件名に「Fwd(Fw)」という文字が付けられますよね。
これは「forward」を略したものです。
I can forward your message to him if that is ok with you.
よろしければ、あなたのメッセージを彼に転送しますよ。
Your mail will be forwarded to your new address.
あなたの郵便物は、新しい住所に転送されます。
携帯電話でメッセージを送る
携帯電話やスマートフォンで文字のメッセージを送ることを英語で「text」と言います。
基本的に、カラフルな色を付けたメッセージではなく、シンプルな文字だけのメッセージを送るときに使います。
A:Text me when you get back.
A:戻ったらメールしてね。
B:Don’t worry. I will text you as soon as I reach home.
B:帰宅したら直ぐにメールするから心配しないで。
独学で英語を話せるようになる方法とは?
この記事では「送る」の英語の使い方について説明しました。
「送る」は日常的によく使う言葉なので、この機会に使い方を覚えてしまってください。
ただし、よく使う言葉を暗記しただけでは、言いたいことを英語で言えるようにはなりません。
英語で自由に話せるようになるには、そのための練習が必要です。
詳しい練習法については、メール講座で説明しています。
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