十人十色は英語で?すぐに使える便利フレーズ5パターン【例文つき】
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「十人十色」は英語でどう言えばいいか、例文を使って説明します。
十人十色というのは、人が10人いれば、性格や好み、意見などは10人とも違うという意味ですね。
つまり、人それぞれってこと。
この「十人十色」を一言で表せる英語があればいいのですが、残念ながらそんな都合のいい言葉はありません。
そこで今回は、性格や考え方などによって5つに分けて、十人十色は英語でどんなふうに表現すればいいかを紹介します。
「人それぞれ」という意味の言葉は日常会話でよく使うので、使えそうなものを覚えておくと必ず役に立ちますよ。
目次
性格が十人十色
性格は人によって違うというときの「十人十色」の言い方について例文を見てみましょう。
ここでは「固有の」「ただ1つの」という意味の「unique」を使って千差万別を表現しています。
日本語で「ユニーク」というと「ちょっと変な人」という意味で使うイメージがあるかもしれませんが、英語の「unique」は「固有の」という意味でよく使われます。
People are all unique. I raised my four children the same way, but they each have a completely different character.
人の性格って本当に十人十色ですね。4人の子供を同じように育てたのに、ぜんぜん性格が違います。
※「raise」=育てる、「character」=性格
Because each of us is unique, it is better not to try to force children into a mold.
性格は十人十色なんだから、子供を型にはめようとしない方がいいですよ。
※「force」=無理やり~させる、「mold」=型、「force~into a mold」=~を型に押し込む
As we are all unique, you need to be the best you can be.
十人十色なのだから、君は君なりに個性を伸ばせばいいと思うよ。
※「the best you can be」=あなたがなりうる最善の自分
考え方は人それぞれ(名言・ことわざ)
次は、人の考え方は十人十色というときの英語について例文を見てみましょう。
考え方の違いについてはお決まりの “ことわざ” があるので、そのまま覚えておくと役に立ちます。
As many heads, as many wits. You should not worry about other people's opinion too much.
人の意見は十人十色だから、他の人の意見を気にしないほうがいいよ。
※「wit」=機知、感覚、「opinion」=意見
文法的にどうこう考えるのではなくて、そのまま覚えておいたらええで。
Even when doing the same thing, people have their different ways. So many men, so many minds.
同じことをするにしても、やり方は人それぞれ違う。十人十色のやり方があるはずだ。
※「mind」=心
そのまま訳したら、人の数だけ心があるってこと。
人の数だけ考え方があるってこと。
異性の好みも十人十色
異性の好みも十人十色ですね。
「どうしてあんな美人(美男)が、あんな人と付き合っているんだ?」と疑問に思うこともあると思います。
I know there is no accounting for taste, but what does such a beautiful girl see in a geek like him?
人の好みは十人十色とは言っても、どうしてあんな美人があんなオタクと付き合っているのか分からないよ。
(そのような美しい少女が、彼のようなオタクに何を見るのですか)
※「taste」=好み
それにしても英語でも「オタク」って言葉があるんやな。
ニュアンス的には、「geek」は社交性があるいいオタク、「nerd」は社交性がないオタクという感じ。
「geek」と呼ばれるのはいいけど、「nerd」とは呼ばれたくないなあ。
Don't worry about being a bit plump. Tastes differ when it comes to the opposite sex and many people like fuller women.
少しくらい太っていても大丈夫だよ。異性の好みは十人十色で、ポッチャリした女性が好きな人も多いんだから。
※「a bit」=少し、「plump」=肉付きがいい、「taste」=好み、「when it comes to~」=~ということでは、「opposite」=反対の、「sex」=性、「fuller/full」=ポッチャリした(女性の場合)
味の好み
味の好みも十人十色ですが、特に外国人は日本人とは味覚が違うので「これ美味しいよ」と外国人におすすめしても、あまり喜ばれないことがあるかもしれません。
逆に、「これはイマイチだなあ」と思う食べ物を「美味しい、美味しい」と言って食べてもらえることもあります。
I thought the dish was delicious, but I don't know about you because what fits one does not always fit the other.
私はこの料理が美味しいと思ったけど、味の好みは十人十色だから君も好きかどうかは分からないなあ。
(ある人に適切であることが、他の人にも適切であるとは限らない)
※「fit」=適切である
They say different people like different things, but I will never like this taste.
十人十色とは言うけど、私はこの味は好きになれないよ。
ファッションのセンス
ファッションセンスについて言えば、私は奇抜なものより保守的な服装が好みです。
でも、人それぞれなので、人の好みにとやかく口出ししない方がいいですね。
He's wearing red from head to toe. I guess it takes all kinds to make a world.
十人十色とは言っても、帽子からクツまで、ぜんぶ赤色なのはどうかと思うなあ。
※「toe」=足の指
つまり「世の中には色んな人がいるもんだなあ」って意味。
I do not want to hear you say anything about my clothes because my fashion style is my own.
ファッションセンスなんて十人十色なんだから、君に僕の服装についてとやかく言われたくないよ。
「my fashion style is my own.」は「私のファッションセンスは私自身のものだ」ってことやろ?
「十人十色」の言い換え
すでに紹介した表現に加えて、十人十色の言い換えとして使えるものを紹介します。
As many heads, as many wits.
人の意見は十人十色。
So many men, so many minds.
人はそれぞれ意見が違う。
Everyone is different.
人はみな違う。
There are as many opinions as there are people.
人と同じ数だけ意見がある。
Everybody has their own ideas.
人にはみな違う意見がある。
「千差万別」の英語は?
「千差万別」には、「種々さまざまの違いがあること」という意味があります。
十人十色は人に関する表現ですが、千差万別は人だけでなくモノに対しても使える言葉です。
そのため、千差万別にピタッと当てはまる英語はなく、”何が” 千差万別かによって表現が変わります。
Each man has a character of his own.
人の性格は千差万別です(人にはそれぞれ自分の性格がある)。
モノが主語の場合は、vary widely from A to B(AからBまで大きな幅がある)という表現が近いかと思います。
Prices vary widely from shop to shop.
モノの値段は店によって大きく違います。
The quality of the teaching varies widely from school to school.
教育の質は学校によって大きく違います。
英語を自由に話せるようになる勉強法とは?
この記事では、「十人十色」は英語でどう言えばいいかについて例文を紹介しました。
「人それぞれ違う」という意味の言葉は日常会話でよく使うので、使いそうなフレーズは覚えておくと役に立ちます。
ただし、よく使うフレーズを覚えただけでは、英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。
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