「汚い」は英語で?正しい意味が伝わるニュアンス別5パターン
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「汚い」の英語について5つに分けて説明します。
「汚い手で触らないで」や「汚い言葉づかいは止めなさい」のようなことは日常的に言いますよね。
この「汚い」の英語と言えば「dirty」が真っ先に思い浮かぶかもしれません。
でも、「dirty」以外にも少しずつニュアンスが違う「汚い」の英語があり、使い方を間違えると大きな誤解を生むことになります。
この記事では、「汚い」の英語をニュアンスごとに5つに分けて説明します。
適切に使いこなせるように、この記事で「汚い」の英語を覚えてしまってください。
よく使われる「汚い」の英語
「シミや汚れ、泥などが付いていて、キレイにしなければいけない状態」という意味でよく使われる「汚い」の英語は「dirty」です。
「dirty」は、形がある物だけでなく言動についても使うことができます。
クリント・イーストウッド主演の映画に「ダーティー・ハリー」というのがありますよね。
「ダーティー・ハリー」では、主人公のハリー・キャラハン刑事は、他の人が嫌がる汚れ仕事ばかり引き受けているから、ダーティー・ハリーと呼ばれています。
このことからも、英語の「dirty」は泥などで物理的に汚れているという意味だけでなく、「汚い言葉」や「汚い行動」など言動にも使われることが分かります。
Don't touch me with your dirty hands.
汚い手で私に触らないで。
Don't use dirty words in front of ladies.
女性の前で汚い言葉を使わないでください。
Don't touch it. It's dirty.
それを触らないで。汚いですよ。
みすぼらしい
「長期間にわたって使ったり、手入れをしていなかったりして状態が悪くなっている」という意味の「汚い」の英語は「shabby」です。
「shabby」には、古くてボロくなった服など「みすぼらしい」「薄汚い」という日本語がピッタリです。
My husband's clothes were old and shabby when I first met him.
夫に初めて会ったとき、彼の服は古くて薄汚れていました。
I don't want to live in this shabby apartment building.
こんな汚いマンションには住みたくないなあ。
※「apartment building」=マンション、アパート
不潔である
「非常に汚い」、「わいせつな」、「汚らしい」、「道徳的・倫理的に我慢できない」という意味の「汚い」の英語は「filthy」です。
「filthy」は日本語では「不潔な」「不衛生な」という言葉がピッタリです。
I don't want to eat anything cooked in your filthy kitchen.
あなたの不潔なキッチンで料理した物なんか食べたくありません。
The restroom in the station was so filthy that I couldn't use it.
駅のトイレは汚かったので使えませんでした。
散らかっている
泥が付いているような汚さではなく、散らかっていたり、だらしなかったりして「汚い」ときの英語は「messy」です。
「messy」は「散らかっている」という意味でよく使われます。
Don't enter the bedroom. It's messy.
寝室に入らないで。散らかっているから。
His handwriting is messy.
彼の字は汚いなあ。
間違って使うと誤解されるから注意が必要な言葉やな。
清潔でない
「汚い」という意味を少し遠回しに表現する言葉は「unclean」です。
「unclean」は「clean」(清潔な)の否定形なので「汚くない」という意味がありますが、「dirty」よりフォーマルな響きがあります。
また、道徳的・宗教的に「けがれている」という意味もあります。
A lot of children die each year from drinking unclean water.
毎年、清潔でない水を飲むことから大勢の子供達が死んでいます。
Pigs are considered unclean in some religions.
一部の宗教では、ブタは不浄と考えられています。
※「consider」=考える、「religion」=宗教
ユダヤ教とイスラム教では、食べていい物と食べてはいけない物が決められている。
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事では、「汚い」の英語について5つに分けて説明しました。
「汚い」は日常的によく使う言葉なので、正しい使い分けを覚えて使いこなせるようになってください。
ただし、よく使う言葉やフレーズを覚えただけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を自由に話せるようになるには、特別な勉強をする必要があります。
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