「勘違い」は英語で?ニュアンス別の便利フレーズ4パターン
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
「勘違い」って英語でどう言えばいいか分かりますか?
日常的によく使う簡単な表現なので、英語でも簡単に言えそうに思えますが、いざ
「申し訳ありません。勘違いしていました」
や
「勘違いしないでね」
を英語で言おうと思ったら、言葉に詰まってしまいますよね。
難しい単語や文法は知っているのに、こういう簡単な言葉を知らないことって意外に多いんですよね。
この記事では、「勘違い」は英語でどう言えばいいか、日常英会話でよく使う表現を4つに分けて紹介します。
覚えたらすぐに使える表現を紹介するので、最後まで読んで今日から「勘違い」の英語を使いこなしてください。
一般的な「勘違い」の英語
一般的によく使われる「勘違い」の英語は「misunderstand」です。
日本語では「誤解する」「勘違いする」「取り違える」などの言葉がピッタリです。
A: My wife misunderstands a lot. It’s a real problem. She always misses the mark in her replies.
A:妻は勘違いが多くて困ります。いつもズレた返事が返ってくるんですよ。
(彼女は、返事においていつもポイントがズレています)
B: In that case, you should speak in a way that’s easier for her to understand.
A:それなら、もっと分かりやすい話し方をした方がいいですよ。
※「miss the mark」=的外れである、「reply」=返事
M: Huh? What does that mean? Don’t tell me you have a thing for me?
男:えっ、それどういう意味?ひょっとして僕に気があるの?
(僕が好きなんて言わないでよ)
F: Don’t misunderstand. There’s no deep meaning there.
女:勘違いしないで、深い意味はないから。
※「have a thing for~」=~が好き
(勘違いのためにズレた返事・対応をしてしまったけれど、誤解に気付いたとき)
↓
I'm sorry, I misunderstood.
申し訳ありません。勘違いしていました。
※「misunderstand」=誤解する、misunderstand-misunderstood-misunderstood
That was my misunderstanding.
私の勘違いでした。
(「ズレた回答をしてしまったかな」と思ったとき)
↓
I'm sorry. I may have misunderstood your question.
申し訳ありません。質問を勘違いしていたかもしれません。
(角が立たないように相手の勘違いを指摘するとき)
↓
I'm sorry if I misunderstood, but~.
私の勘違いなら申し訳ありませんが~
I'm sorry if I have caused a misunderstanding.
私のせいで誤解されたのなら申し訳ありません。
「~と思っていた」を使って表現する方法
直接的に「勘違い」という言葉を使わなくても、「~と思っていました」と言えば勘違いしていたということが伝わります。
ここでは、「I thought~」を使って「~と思っていた」という表現を紹介します。
A: You’re late. It’s already 4!
A:遅いじゃないか。もう4時だよ。
B: I’m so sorry! I thought we were meeting at 4.
B:ごめんなさい。待ち合わせは4時だと思ってたの。
I had thought that my wife’s birthday was next week, so last night I was really scrambling.
妻の誕生日は来週だと思っていたので、昨夜は本当にあせりました。
※「scramble」=慌てて行動する
Wife: If you don’t get up soon you’re going to be late for work.
妻:早く起きないと仕事に遅れるわよ。
Husband: I thought today was a holiday.
夫:今日は祝日だと思っていたよ。
上の英文だと、奥さんが夫に話しかけているということは、すでに「wake up」しているということになる。
だから、「wake up」ではなく「get up」を使わなあかんわけや。
「祝日」は辞書に「national holiday」って書かれてるけど「holiday」だけでもええんか?
日常的な会話では「holiday」を使うのが普通や。
「mistake」を使うお決まりフレーズ
「間違い」という意味の「mistake」を使っても「勘違い」という意味を表すことができます。
「mistake」という単語には、「間違い」という名詞の意味と、「間違える」という動詞の意味があります。
どちらも日常英会話でよく使われるので覚えておいてください。
It was just a mistake.
それは単なる勘違いでした。
I always mistake you for your brother.
いつもあなたをお兄さんと間違えます。
※「mistake A for B」=AをBと間違える
I was mistaken.
勘違いしていました。
I was mistaken about you.
あなたのことを勘違いしていました。
上の英文のように「be mistaken about~」の後ろに、何を勘違いしていたかを続けます。
She said so, if I am not mistaken.
私の勘違いでなければ、彼女はそう言いましたよ。
I think you're mistaken about her.
あなたは彼女のことを勘違いしていると思いますよ。
「wrong」を使うお決まりフレーズ
「間違った」「悪い」「正しくない」という意味の「wrong」も「勘違い」の英語として使えます。
A: It sounds like Christine goes out to matchmaking parties almost every night. That girl sure gets out a lot.
A:クリスティーンって、毎晩のように合コンに行って遊んでいるそうだよ。すごい遊び人だね。
B: That’s a baseless rumor. You’ve got her all wrong.
B:そんなのは根も葉もない噂だよ。君は彼女のことを勘違いしてるよ。
※「sure」=本当に、「get out」=外出する、「baseless」=根も葉もない、「rumor」=うわさ、「get~wrong」=~を誤解する
※get-got-gotten(got)
普通のパーティーではないことを示すために、例文では「matchmaking party」と言ったけど、「えっ、何それ?」と聞かれる可能性はある。
それから、「彼女のことを誤解している」だから「You’ve got her all wrong.」だけど、「そのことを誤解している」なら「I've got it all wrong.」となる。
「all」は「すべて誤解」というニュアンス。
M: I’m taking you to your favorite restaurant after work.
男:仕事の後で、君がお気に入りのレストランに連れて行ってあげるよ。
F: As if I’d go! You’ve got it wrong if you think I’m interested in you.
女:行くわけないでしょ。あなたに気があるなんて勘違いしないで。
You say that as if I would actually go.
私が実際に行くかのように話してるわね。
You say that as if I actually had a reason to go.
私が行く理由があるかのように話してるわね。
「No way!」(じょうだんじゃない)って言ってもええで。
英語を話せるようになるには?
この記事では「勘違い」の英語について説明しました。
日常的によく使う表現なので、基本的な使い方をしっかり覚えておいてくださいね。
ただし、よく使う表現を暗記しただけでは、英語を話せるようにはなりません。
言いたいことを英語で言えるようになるには、そのための特別な勉強をする必要があります。
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