リマインド(remind)の意味と英会話で役立つ表現パターン5選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「remind」の意味と使い方について説明します。
最近は、ビジネスの現場などで「リマインド」という片仮名語も使われるようになってきましたが、英会話で使いこなせている人はあまり多くないのではないでしょうか?
というのも、「remind」の使い方は日本語の概念とは少し違うため、英会話で使うには少し練習が必要になるからです。
この記事では、この「remind」の意味と、よく使われる表現パターン5種類を紹介します。
日常英会話でかなり役に立つ表現なので、この記事を読んでぜひ覚えてしまってください。
「remind」の意味
「remind」には、「思い出させる」「気付かせる」「注意する」という意味があります。
注意するべきポイントは、「思い出す」「気付く」ではなく「思い出させる」「気付かせる」だということです。
以下に例をあげます。
You remind me of your mother.
君を見ると、君のお母さんを思い出すよ。
(君は私に、君のお母さんを思い出させます)
日本語では、「君を見ると、(私は)君のお母さんを思い出すよ」のように「私は」が主語になります。
だから、「I remind~」のように「I」を主語にしてしまいがちです。
でも、「remind」は「思い出す」という意味ではなく「思い出させる」という意味なので、「You remind~」のように「あなたは思い出させる」という形になります。
また、以下のように主語はモノや事柄でもかまいません。
This picture reminds me of my good old days.
この写真を見ると、楽しかったときのことを思い出します。
(この写真は、私に楽しかったときのことを思い出させます)
※「good old days」=古き良き時代
「remind」の使い方
「remind」は以下の形で使います。
主語 + remind + 人
(人に思い出させる)
主語 + remind + 人 + of~
(人に~について思い出させる)
主語 + remind + 人 + to~
(人に~することを思い出させる)
主語 + remind + 人 + that + 主語 + 動詞
(人に~that以下について思い出させる)
主語 + remind + 人 + 疑問詞~
(人に~疑問詞以下について思い出させる)
以下に例をあげます。
That reminds me.
それで思い出した!
(それは私に思い出させました)
上の英文は、何かヒントになることを見たり聞いたりして、「それで思い出したんだけど」のように言いたいときに役に立つフレーズです。
このまま覚えてしまいましょう。
I have to remind my husband of my birthday.
夫に私の誕生日のことを思い出させなきゃ。
I reminded my son to take his umbrella with him.
私は、息子にカサを持って行くように言いました(思い出させました)。
Please remind him that the meeting has been cancelled.
会議が中止になったことを彼に伝えてください(思い出させてください)
This movie reminds me why I love cats.
この動画を見ると、どうして私が猫が好きなのかを思い出します。
(この動画は、私が猫を好きな理由を思い出させます)
「remember」との違い
「remind」と「remember」の違いは、「remind」は「思い出させる」という意味であるのに対し、「remember」は「思い出す」という意味であることです。
以下に例をあげます。
I remember my high school days when I see this picture.
この写真を見ると、高校生のときのことを思い出します。
This picture reminds me of my high school days.
この写真を見ると、高校生のときのことを思い出します。
(この写真は、私に高校生のときのことを思い出させます)
「remember」の使い方について詳しくは、『「覚えている」の英語「覚える/思い出す」との違いを17例文で説明する』を読んでください。
日本語の「リマインド」の意味は?
最近は、ビジネスの現場などで「リマインド」という言葉を聞くことが増えてきました。
この「リマインド」は、英語の「remind」を片仮名にした言葉であり、「思い出させる」「再確認」「念押し」などの意味で使われています。
たとえば、忘れずに会議に出席してもらうために、会議の前日や少し前などに確認のメールを送るなら、それをリマインドメールと呼んだりします。
また、インターネットやスマートフォンで使えるスケジュール帳にはリマインド機能が付いていて、会議などの予定を登録しておくと、会議が始まる前に通知してくれます。
このようなリマインド機能のことを「reminder」(リマインダー)と言います。
英語を話せるようになる勉強法
この記事では、「remind」の意味と使い方について説明しました。
日常会話でよく使う表現なので、覚えておいて今日から英会話で活用してください。
ただし、自由に英語を話せるようになるには、よく使う英語フレーズやお決まりパターンを覚えただけでは不十分です。
英語を話せるようになるには、そのための勉強が必要です。
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