「辛い」は英語で?会話で役に立つフレーズ6タイプと英文18選
「辛い」は英語でどう言えばいいでしょうか?
「辛い」には、「つらい」と「からい」という2つの読み方があります。
まったく違う意味なのに、同じ漢字が使われているのでややこしいですね。
そこでこの記事では、「辛い」は英語でどう言うのか、「つらい」と「からい」の両方の使い方を紹介します。
せっかくなので、どちらか一方ではなく、両方の使い方を覚えてください。
なお、「辛い」などの英語を英会話で使いこなせるようになる勉強法を『英会話の独学3ステップ勉強法』で説明しています。
この記事とあわせてお読みください。
つらい
人生や仕事が辛い
人生においてどんなことでも「対処するのが難しい/辛い」というときの英語は「tough/hard/difficult」です。
これらの単語には、厳密には以下のような意味の違いがあります。
「hard」=肉体的・精神的に非常に辛い、耐えがたい
「difficult」=知恵や技術、忍耐が求められて難しい
しかし、基本的には同じような意味なので、日常会話ではどれを使ってもかまいません。
It was a tough job.
辛い仕事でした。
She is having a tough life as a single mother.
彼女は、シングルマザーとして辛い人生を送っています。
This is the hardest time in my life.
今が人生で一番辛いときです。
After a hard day at work, I just want to go home and have a good night's sleep.
仕事で辛い1日を過ごした後、私はただ家に帰ってぐっすりと眠りたいだけです。
My husband is making life very difficult for me.
夫は、私の人生をとても辛いものにしています。
My wife was put in a difficult position because she was not very good at English.
妻は英語が得意でなかったので、辛い立場に追いやられました。
「辛い」を超えて「苦痛」だというときの英語は「painful」です。
Conversing with her is painful.
彼女と会話をするのは辛いです。
It was painful to leave the house where I was born and grew up.
生まれ育った家を離れるのは辛かったです。
体が辛い
肉体的に辛いというときは「kill」(殺す)を使うことができます。
当然ですが実際に殺すのではなく、死ぬほど辛いという意味になります。
This back pain is killing me.
背中が死ぬほど痛くて辛いよ。
(この背中の痛みは私を殺しています)
※「back」=背中、「lower back」=腰
It's hard for me to wake up before 5 a.m.
5時前に起きるのは辛いです。
会えなくて辛い
家族や恋人に会えなくて辛いというときの英語は「miss」です。
I miss you.
あなたがいないと寂しいわ。
My father missed his family badly when he was working away from home.
父は、単身赴任していたとき、家族がいなくてとても辛い思いをしました。
※「badly」=ひどく、「work away from home」=家族から離れて仕事をする
見るのも辛い
不幸な人や動物などを見て、かわいそうに思ったり哀れんだりするときの「辛い」は「sorry」か「pity」を使います。
I feel sorry for his wife. He is having an affair with her friend.
彼の奥さんには本当の同情するよ。彼は、彼女の友達と浮気しているんですよ。
※「have an affair with~」=~と浮気する
I felt pity for the homeless man who was sleeping in a cardboard house.
私は、段ボールの家で眠っていたホームレスの男性を気の毒に思いました。
からい
ホット(hot)
強いスパイスが含まれているために口の中が燃えるように熱く感じるように「辛い」ときの英語は「hot」を使います。
Be careful. Her curry is very hot.
気を付けてください。彼女のカレーはとても辛いですよ。
The chili source my wife made last night is so hot that I couldn't finish it.
昨夜、妻が作ったチリソースはとても辛かったので、ぜんぶ食べることができませんでした。
スパイシー(spicy)
辛いという意味ではなく、香辛料の味がよく利いているという意味では「spicy」を使います。
香辛料の味がよく利いているという意味なので、ミントのような辛くない香辛料にも使えます。
しかし、日常会話では「辛い」という意味の英語としても使われています。
This soup is spicy.
このスープはスパイスが利いています。
I miss my mother's spicy chicken.
お母さんのスパイスが利いたチキンが懐かしいなあ。
スパイスが利いていて辛いときは「hot and spicy」とか「spicy hot」と言えばいい。
「辛い」の英語を使いこなすには
この記事では、「辛い」は英語でどう言うのか、「つらい」と「からい」の両方の使い方を紹介しました。
これらの表現を覚えれば、外国人との会話で「つらい」と「からい」を英語で言いたいときも困らないはずです。
でも、このような語句は以下のように部分的に覚えても、英会話で使いこなすことはできません。
「hot」=からい
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「tough / hard / difficult」は、ほぼ同じ意味やから、どれを使っても問題ない。
ただし、「tough」⇒「hard」⇒「difficult」の順にフォーマルさが増していく。
だから、日常会話ではカジュアルな「tough」を使えばいいけど、英文を書くときは「difficult」の方がかしこまった感じになる。