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「飛ぶ」の英語は?「空を飛ぶ」だけじゃない使い分け15選

 2018/05/21 英会話
この記事は約 8 分で読めます。
空を飛ぶドローン

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今回は、「飛ぶ」は英語でどう言えばいいかについて説明します。

「飛ぶ」の英語といえば、単純に「空を飛ぶ」という意味の「fly」を思い浮かべるかもしれませんね。

でも、「飛び越える」という意味や「ヒューズが飛ぶ」「飛んでいく(大急ぎで行く)」「話が飛ぶ」など、他にもいろいろな使い方があります。

同じ「飛ぶ」でも英語では言い方が違うので、それぞれの表現方法を覚えておく必要があります。

この記事では、「飛ぶ」は英語でどう言えばいいか、15の英文を使って説明します。

できるだけ簡単な表現を使って、よく使うフレーズを紹介しますので、日常英会話で活用してください。

「飛ぶ」の英語は?

鳥や飛行機が空を飛ぶなど、最も一般的な「飛ぶ」の英語は「fly」(fly-flew-flown)です。

A typhoon is approaching, so I'm worried my flight might be canceled.

台風が近づいているので、飛行機が飛ぶかどうか心配です。

※「approach」=近づく、「be worried」=心配する、「might」=かもしれない

飛行機と歩く人

The chief director had an important last-minute meeting to attend, so he had to fly business class.

大切な会議が急に入ったので、部長はビジネスクラスで飛んでいきました。
(部長は、出席するべき重要な土壇場の会議があるので、ビジネスクラスで飛んでいく必要がありました)

※「chief director」=部長、「last-minute」=土壇場の、「attend」=出席する

ナオ
「fly business class」って変じゃない?
アキラ
文法的には変な感じに思えるけど、「飛行機のビジネスクラスに乗る」って言うときは「fly business class」と言う。

同じように、「飛行機のエコノミークラスに乗る」って言うときは「fly economy class」で、「飛行機のファーストクラスに乗る」と言うときは「fly first class」や。

飛行機のエコノミークラスに乗る → fly economy class
飛行機のビジネスクラスに乗る → fly business class
飛行機のファーストクラスに乗る → fly first class

「fly」という単語は、弾丸やボールなどが空中を高速で飛ぶというときにも使われます。

The ball that the child threw bounced off the wall and flew out the window.

子供が投げたボールが壁で跳ね返って、窓から外に飛んで行ってしまいました。

※「throw」=投げる(throw-threw-thrown)、「bounce off~」=~に当たって跳ね返る

6機の飛行機

飛行機などが飛ぶという意味では「fly」を使うのが一般的ですが、町の上などを低空飛行するという意味の「飛ぶ」の英語として「buzz」を使うことがあります。

「buzz」には、もともとブンブン音を鳴らしながら飛びまわるという意味があり、ハチなどの虫が飛び回っているときによく使います。

Bees are buzzing around my picnic tables.

ハチがピクニックテーブルの周りを飛び回っています。

「飛行機が低空飛行する」という意味で使う「buzz」はカジュアルな言い方です。

American planes are buzzing the towns of Okinawa.

アメリカ軍の飛行機が、沖縄の町で低空飛行しています。

台風で揺れる木

風や息で何かを「吹き飛ばす」という意味では「blow」(blow-blew-blown)を使います。

Yesterday's typhoon blew our house roof off.

昨日の台風で、家の屋根が飛んでしまいました。
(昨日の台風は、家の屋根を吹き飛ばしました)

※「roof」=屋根

その他の「飛ぶ」の英語

「飛ぶ」という言葉には、文字通り「空中を飛ぶ」という意味以外にもいろいろな意味があります。

ここでは、そうした特殊な意味の「飛ぶ」の英語などを紹介します。

階段を駆け上る男性

When I got a call that my son had been in an accident, I rushed to the accident site.

息子が交通事故にあったと電話があったので、現場に飛んでいきました。
(息子が事故にあったと電話があったとき、私は事故現場に大急ぎで行きました)

※「rush」=急いで行く

The plastic bag keeps swirling around the same place blown by the wind.

風に吹かれてゴミ袋が同じ場所をぐるぐる飛んでいます。
(プラスチックバッグは、風に吹かれて同じ場所をぐるぐる回っています)

※「keep~ing」=~し続ける、「swirl」=ぐるぐる回る、「blow」=吹く(blow-blew-blown)

Don't use the microwave and dryer at the same time, or you'll blow a fuse.

電子レンジとドライヤーを同時に使うとヒューズが飛びます。
(電子レンジとドライヤーを同時に使ってはいけません。さもないとヒューズが飛びます)

※「microwave」=電子レンジ、「blow a fuse」=ヒューズを飛ばす

飛ぶように売れてしまった

The new iPhone sold like hotcakes (wildfire).

iPhoneの新製品は、飛ぶように売れました。

※「sell like hotcakes」=飛ぶように売れる(sell-sold-sold)、「sell like wildfire」=飛ぶように売れる

When coughing, please cover your mouth so spittle doesn't fly all over.

咳をするときは、つばが飛ばないように口を覆ってください。

※「cough」=咳をする、「spittle」=つば、「all over」=そこら中に

二人の犯罪者の人形

The criminal in that fraud case took off overseas before getting arrested.

詐欺事件の犯人は、逮捕される前に海外に飛んだそうですよ。
(詐欺事件の犯人は、逮捕される前に海外に逃げました)

※「criminal」=犯人、「fraud」=詐欺、「take off」=急いで去る、「arrest」=逮捕する

The ditch is over 2 meters wide, so trying to jump over it is dangerous.

この溝(みぞ)は幅が2メートルもあるので飛び越えるのは危険です。

※「ditch」=溝

The book is missing pages 10 through 13.

この本は10ページから13ページが飛んでいます。
(10ページから13ページが抜けています)

※「miss」=~がない

行列する人たち

I'm busy right now, so I'll skip my turn and you go first.

今、手が離せないので、私の番は飛ばしてあなたが先にやってください。

※「skip」=順番を飛ばす、「turn」=番

My wife keeps digressing from the subject every time she speaks, so I can't keep up with her.

妻はいつも話が飛ぶから何を言っているのか分かりません。
(妻はいつも話題がコロコロ変わるので、彼女の話についていくことができません)

※「digress」=本題からそれる、「subject」=主題、「keep up with~」=~についていく

英語を話せるようになりたい?

今日は、「飛ぶ」の英語について例文を使って説明しました。

「飛ぶ」は簡単な言葉ですが、いろいろな意味で使えるので、あなたの英会話レパートリーに加えて今日から活用してください。

なお、自由に英語を話せるようになりたいなら、よく使う表現を暗記するだけではなく、自由に話すための練習をする必要があります。

詳しい練習法については、メール講座で説明しています。

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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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