「飛ぶ」の英語は?「空を飛ぶ」だけじゃない使い分け15選
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こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「飛ぶ」は英語でどう言えばいいかについて説明します。
「飛ぶ」の英語といえば、単純に「空を飛ぶ」という意味の「fly」を思い浮かべるかもしれませんね。
でも、「飛び越える」という意味や「ヒューズが飛ぶ」「飛んでいく(大急ぎで行く)」「話が飛ぶ」など、他にもいろいろな使い方があります。
同じ「飛ぶ」でも英語では言い方が違うので、それぞれの表現方法を覚えておく必要があります。
この記事では、「飛ぶ」は英語でどう言えばいいか、15の英文を使って説明します。
できるだけ簡単な表現を使って、よく使うフレーズを紹介しますので、日常英会話で活用してください。
「飛ぶ」の英語は?
鳥や飛行機が空を飛ぶなど、最も一般的な「飛ぶ」の英語は「fly」(fly-flew-flown)です。
A typhoon is approaching, so I'm worried my flight might be canceled.
台風が近づいているので、飛行機が飛ぶかどうか心配です。
※「approach」=近づく、「be worried」=心配する、「might」=かもしれない
The chief director had an important last-minute meeting to attend, so he had to fly business class.
大切な会議が急に入ったので、部長はビジネスクラスで飛んでいきました。
(部長は、出席するべき重要な土壇場の会議があるので、ビジネスクラスで飛んでいく必要がありました)
※「chief director」=部長、「last-minute」=土壇場の、「attend」=出席する
同じように、「飛行機のエコノミークラスに乗る」って言うときは「fly economy class」で、「飛行機のファーストクラスに乗る」と言うときは「fly first class」や。
飛行機のエコノミークラスに乗る → fly economy class
飛行機のビジネスクラスに乗る → fly business class
飛行機のファーストクラスに乗る → fly first class
「fly」という単語は、弾丸やボールなどが空中を高速で飛ぶというときにも使われます。
The ball that the child threw bounced off the wall and flew out the window.
子供が投げたボールが壁で跳ね返って、窓から外に飛んで行ってしまいました。
※「throw」=投げる(throw-threw-thrown)、「bounce off~」=~に当たって跳ね返る
飛行機などが飛ぶという意味では「fly」を使うのが一般的ですが、町の上などを低空飛行するという意味の「飛ぶ」の英語として「buzz」を使うことがあります。
「buzz」には、もともとブンブン音を鳴らしながら飛びまわるという意味があり、ハチなどの虫が飛び回っているときによく使います。
Bees are buzzing around my picnic tables.
ハチがピクニックテーブルの周りを飛び回っています。
「飛行機が低空飛行する」という意味で使う「buzz」はカジュアルな言い方です。
American planes are buzzing the towns of Okinawa.
アメリカ軍の飛行機が、沖縄の町で低空飛行しています。
風や息で何かを「吹き飛ばす」という意味では「blow」(blow-blew-blown)を使います。
Yesterday's typhoon blew our house roof off.
昨日の台風で、家の屋根が飛んでしまいました。
(昨日の台風は、家の屋根を吹き飛ばしました)
※「roof」=屋根
その他の「飛ぶ」の英語
「飛ぶ」という言葉には、文字通り「空中を飛ぶ」という意味以外にもいろいろな意味があります。
ここでは、そうした特殊な意味の「飛ぶ」の英語などを紹介します。
When I got a call that my son had been in an accident, I rushed to the accident site.
息子が交通事故にあったと電話があったので、現場に飛んでいきました。
(息子が事故にあったと電話があったとき、私は事故現場に大急ぎで行きました)
※「rush」=急いで行く
The plastic bag keeps swirling around the same place blown by the wind.
風に吹かれてゴミ袋が同じ場所をぐるぐる飛んでいます。
(プラスチックバッグは、風に吹かれて同じ場所をぐるぐる回っています)
※「keep~ing」=~し続ける、「swirl」=ぐるぐる回る、「blow」=吹く(blow-blew-blown)
Don't use the microwave and dryer at the same time, or you'll blow a fuse.
電子レンジとドライヤーを同時に使うとヒューズが飛びます。
(電子レンジとドライヤーを同時に使ってはいけません。さもないとヒューズが飛びます)
※「microwave」=電子レンジ、「blow a fuse」=ヒューズを飛ばす
The new iPhone sold like hotcakes (wildfire).
iPhoneの新製品は、飛ぶように売れました。
※「sell like hotcakes」=飛ぶように売れる(sell-sold-sold)、「sell like wildfire」=飛ぶように売れる
When coughing, please cover your mouth so spittle doesn't fly all over.
咳をするときは、つばが飛ばないように口を覆ってください。
※「cough」=咳をする、「spittle」=つば、「all over」=そこら中に
The criminal in that fraud case took off overseas before getting arrested.
詐欺事件の犯人は、逮捕される前に海外に飛んだそうですよ。
(詐欺事件の犯人は、逮捕される前に海外に逃げました)
※「criminal」=犯人、「fraud」=詐欺、「take off」=急いで去る、「arrest」=逮捕する
The ditch is over 2 meters wide, so trying to jump over it is dangerous.
この溝(みぞ)は幅が2メートルもあるので飛び越えるのは危険です。
※「ditch」=溝
The book is missing pages 10 through 13.
この本は10ページから13ページが飛んでいます。
(10ページから13ページが抜けています)
※「miss」=~がない
I'm busy right now, so I'll skip my turn and you go first.
今、手が離せないので、私の番は飛ばしてあなたが先にやってください。
※「skip」=順番を飛ばす、「turn」=番
My wife keeps digressing from the subject every time she speaks, so I can't keep up with her.
妻はいつも話が飛ぶから何を言っているのか分かりません。
(妻はいつも話題がコロコロ変わるので、彼女の話についていくことができません)
※「digress」=本題からそれる、「subject」=主題、「keep up with~」=~についていく
英語を話せるようになりたい?
今日は、「飛ぶ」の英語について例文を使って説明しました。
「飛ぶ」は簡単な言葉ですが、いろいろな意味で使えるので、あなたの英会話レパートリーに加えて今日から活用してください。
なお、自由に英語を話せるようになりたいなら、よく使う表現を暗記するだけではなく、自由に話すための練習をする必要があります。
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