「~を除いて」は英語で?今すぐ使える簡単3種類の言い方
「~は除いて」は英語でどう言えばいいでしょうか?
学生時代に習った「except」を使えばいいように思えますが、どんなふうに使えばいいのか使い方が分からないこともあると思います。
そこでこの記事では、「除いて」は英語でどう言えばいいか、3種類の言い方を説明します。
簡単な表現でありながら、英会話ではかなり活躍してくれる表現です。
最後まで読んで、しっかりと使い方を覚えてください。
ちなみに、この記事で紹介した英文の音声を収録した【動画】を記事の後半で公開しています。
正しい発音を練習して、今日から英会話で活用してください。
なお、このページで紹介する「除いて」などの英語表現を英会話のときに使いこなせる勉強法を『英会話の独学3ステップ勉強法』のページで詳しく説明しています。
この記事とあわせてお読みください。
except/except for + 名詞
「~を除いて」の英語として「except / except for + 名詞」を使うことができます。
「except / except for + 名詞」を使う場合、文中に「all」「each」「every」「any」「no」「whole」など全体を表す表現が伴う名詞があり、「except / except for」は、その名詞にかかります。
分かりにくいと思うので、以下の英文を見てください。
My husband works every day except Monday.
夫は、月曜日を除いて毎日働きます。
上の英文では、「except Monday」(月曜日を除いて)は「every day」(毎日)にかかりますね。
There was no one in the room except for me.
部屋には、私を除いて誰もいませんでした。
上の英文では、「except for me」(私を除いて)は「no one」(誰もいない)にかかります。
分かりにくい場合は、何となく覚えているだけでも大丈夫です。
なお、「all」「each」「every」「any」「no」「whole」など全体を表す表現のない英文では「except for + 名詞」を使います。
「except」は使えません。
このとき「except for + 名詞」は前の文全体にかかります。
This bike is fine except for one problem
1つの問題を除いて、この自転車はいいね。
また、「~を除いて」が文頭に来るときも、「except」ではなく「except for」を使う必要があります。
Except for Monday, the shop is open every day.
月曜日を除いて、そのお店は毎日開いています。
上に説明したように、以下の場合は「except for~」を使う必要がある。
- 「all」「each」「every」「any」「no」「whole」など全体を表す表現がない。
- 「~を除いて」が文頭に来るとき。
意味は同じや。
but + 名詞
「but」も「~を除いて」の英語として使うことができます。
「but」は「しかし」という意味が知られていますが、それだけではないんですね。
基本的に「except」と同じ使い方で問題ありません。
つまり、前に「all」「each」「every」「any」「no」「whole」など全体を表す表現が伴う名詞があり、「but」は、その名詞にかかります。
She had no choice but to accept his challenge.
彼女には、彼の挑戦を受け入れることを除いて選択肢はありませんでした。
Everyone but he was present at the party.
彼を除く全員がパーティーにいました。
※「present」=~に存在する
All but two members of his family went to the same university.
彼の家族の2人を除く全員が同じ大学に行きました。
excluding + 名詞
「~を除いて」の英語として「excluding +名詞」も使うことができます。
The dinner cost 30 dollars per person, excluding drinks.
夕食は、飲み物を除いて1人30ドルかかりました。
※「cost」=(お金が)かかる、cost-cost-cost
The trip to Hong Kong Disneyland cost 400 dollars, excluding airfare.
香港ディズニーランドへの旅行は、航空運賃を除いて400ドルでした。
※「airfare」=航空運賃
【動画あり】ネイティブ発音を身につけよう!
この記事で紹介した英文のネイティブ音声を収録した動画を公開しています。
正しい発音を身につけて、今日から英会話で活用してください。
「除いて」の英語を使いこなすには
この記事では、「除いて」の英語を3つに分けて説明しました。
これらを使えば、外国人と話をするときに「~を除いてはね!」のような言い方が分からなくて困ることはないはずです。
「除いて」の英語を使いこなすコツ
このページで紹介した「除いて」のような表現は、以下のように語句だけを覚えても英会話で使えるようになりません。
覚えた語句を英会話で自由に使えるためのコツの1つとして、英文ごと覚えることがあります。
英文ごと覚えるのは面倒な作業に思えるかもしれませんが、人間の脳はストーリー性のあることを覚えるのが得意なので、実は語句だけを覚えるよりも簡単です。
このような覚え方のコツは他にもたくさんあり、詳しくは以下のメールマガジンで説明しています。
⇒独学で英語を話せるようになる勉強法を学ぶメールマガジンはこちら!
ややこしいな。
結局、「except~」と「except for~」は何が違うん?