単語の覚え方6つのテクニック、英会話でポンポン出てくる方法
英語を勉強する上で、単語を覚えることは避けて通れません。
でも、英単語ってなかなか覚えられないし、頑張って覚えても次の日になったら忘れてしまったりしますよね。
さらに、やっと覚えたと思っても、外国人と話すときに思い出せなくて「私はバカなのかな・・・」と悩むこともあるかもしれません。
そこでこのページでは、単語を楽に覚えて、しかも一度覚えると忘れない単語の覚え方を紹介します。
外国人と英語で話すときに、パッと思い出して使うことができる会話で使える単語の覚え方です。
試験英語のときの単語の覚え方では、筆記試験でしか役に立たないので、今日からは英会話ハイウェイ式の「英会話で使える単語の覚え方」で覚えてください。
正しい勉強法で学んで、最短で英語を身に付けてください。
目次
英語を話せるようにならない単語の覚え方
入試やTOEICなど英語の筆記試験で点数を取るだけなら、受験英語の単語の覚え方で問題ありません。
でも、受験英語の単語の覚え方で覚えた単語は、試験が終わったらすぐに忘れるし、英語で話すときにパッと思い出して使うことができません。
つまり、頑張ってたくさんの単語を覚えても、すべて死んだ知識になってしまいます。
そこで最初に、受験やTOEICのような試験では役に立つけれど、英語を話すときには役に立たない単語の覚え方についてお話しします。
語呂合わせで覚える
歴史の年表を覚えるときに「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」と覚えたのと同じ方法です。
たとえば、「agony」(苦痛)という単語を覚えるなら「アゴに苦痛のアッパーカット」と覚えるわけですね。
「agony」=「苦痛」
と棒暗記するのは難しいですが、このように語呂合わせを使うと簡単に単語を覚えられます。
このとき、ボクサーがアゴにパンチを受けているシーンを想像しながら覚えると、さらに記憶に定着しやすくなります。
このようにイメージを活用する単語の覚え方はとても効果があります。
でも、しかし・・・
この覚え方で覚えた単語は、筆記試験では役に立ちますが、スピーキングやリスニングでは役に立ちません。
確かに、「agony」という単語を見たときには「アゴに苦痛のアッパーカット」と頭の中で言って意味を思い出すことができます。
でも、英会話のときに「苦痛」という単語を使いたいと思っても「agony」を思い出すことができないのです。
だから、この単語の覚え方はスピーキングでは使えません。
また、リスニングのときには、「agony」という単語を聞いてから「アゴに苦痛のアッパーカット」と頭の中で言って意味を思い出すのは時間がかかりすぎて会話について行けません。
英語の語呂合わせを使う単語の覚え方は、英会話を身に付けるには100パーセント失敗する方法です。
ちなみに、私は大学受験のときにこの方法で単語を大量に覚えました。受験は成功しましたが留学したときに役に立たなくて、たいへんなショックを受けました。
語呂合わせが役に立つのは、受験やTOEICみたいな筆記試験だけや。
「とにかく筆記試験だけできればいい!」という人以外は、ぜったいに手を出したらあかん。
英会話はどうでもいいから、とにかく語呂合わせで短期間に単語をたくさん覚えてTOEICスコアを上げたい場合は、以下のページで紹介している単語教材をどうぞ。
⇒ 英語の語呂合わせ?新TOEICの単語500個をザクザク覚える方法
以下のページにもTOEIC向けの単語教材を紹介しています。
⇒ 『新TOEIC TEST出る単特急 金のフレーズ』の感想
単語だけ覚える
手のひらサイズの小さなカードを丸いリングでまとめる単語暗記カードがありますよね。
私は中学生のときに、このカードの表に英単語、裏に日本語訳を書いて、単語を見て意味を言い、日本語を見て単語を言うことを繰り返して覚えました。
この方法も100パーセント後悔する単語の覚え方です。
なぜなら、この単語の覚え方で身に付けた言葉は、使い方が身に付かないため、英会話のときに英文に当てはめて使いこなせないからです。
確かに、英文を読むときには意味を思い出せるので役に立ちます。
また、「『貢献する』って英語で何て言うの?」と聞かれたときは「contribute」を思い出すことができます。
でも、「彼の発明は日本の近代化に大きく貢献した」と言いたいときに、「contribute」を英文の中でどう使えばいいか分からないので、英会話で使うことができないのです。
だから、筆記試験では使えますが、英会話では使えない知識になってしまいます。
オーディオを聞かない
単語は、目で見て覚えるだけでは使いこなせるようになりません。
目で見て覚えただけの単語は、
- 発音が分からないので聞き取ることができない
- どう発音していいか分からないので会話で使えない
ので役に立ちません。
必ずネイティブ音声のオーディオを聞いて、正しい発音を覚えましょう。
ノートに書いて覚える
受験生であれば、正しいスペルを覚えなければいけないのでノートに書いて覚えることも必要です。
でも、社会人が英語を勉強するのに、何度もノートに書いてスペルを完璧に覚える必要はありません。
なぜなら、英語で会話するときにはスペルは関係ないし、英文を書くときにスペルが分からなければネットや辞書で調べればいいからです。
ノートに文字を書くのは、見たり聞いたりするより何倍も時間がかかる作業なので、書いて覚える方法は効率がよくありません。
ノートに何度も書いて覚えるよりも、オーディオを聞いたり声に出して練習したりすることに時間を使った方が効率的です。
えっ?単語って書いて覚えるものじゃないんか?
塾の先生に「書いて覚えろ」って教わったけど・・・
筆記試験のために単語を覚えるんやったら書く覚え方は効果的や。
でも、英会話で使ったり英文を読んだりするには、書いて覚える必要はない。
「書かなきゃ覚えられない」という人は、受験英語のときの単語の覚え方が抜けていないだけや。
どうしても書かなきゃ覚えられないって人でも最低限にしといた方がええ。
声に出して練習しない
声に出して練習せずに覚えた単語は、筆記試験では役に立ちますが英会話のときに口から出てきません。
確かに、通勤や通学のときに単語を勉強するなら、声に出して練習するのは難しいかもしれません。
でも、1日10分でも時間をとって声に出して練習することをおすすめします。
英語を話せるようになりたいなら、必ずやるべき単語の覚え方です。
自分で英文を作らない
単語だけ覚えるのでなく、英語の文章ごと覚えるのが効果的な単語の覚え方です。
さらに、簡単な英文でもいいので、覚えたい単語を使って自分で英作文すると効果が倍増します。
身近なことを題材に、自分だけの英文を作りましょう。
単語教材に載っている英文を参考にすれば、それほど難しくありません。
正しい単語の覚え方
正しい単語の覚え方というのは、
- 単語を簡単に覚えられる
- 一度覚えたら忘れない
- 英会話で使える
ようになる単語の覚え方のことです。
基本的に、間違った単語の覚え方の反対をすれば大丈夫です。
今までの英語学習とは違う単語の覚え方なので、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れると簡単にできるようになります。
英文ごと覚える
単語だけ覚えるのではなく、単語を含む英文ごと覚えます。
単語だけ覚えるのでも苦労しているのに、英文ごとなんて覚えられへんわ・・・
と思うかもしれませんが、それは思い違いです。
なぜなら、人間の脳は
のような棒暗記が苦手だからです。
反対に、ストーリー性のあることや、過去の経験に関連することを覚えるのが得意です。
たとえば、ビル・ゲイツ氏の顔を想像しながら
「ゲイツさんは、コンピュータ・サイエンスの進歩に貢献しました。」
という英文を覚えた方がずっと記憶に残ります。
オーディオを使って覚える
最近の英語教材は、ほとんどのものに英語オーディオが付属しています。
必ずオーディオを聞いて発音を覚えましょう。発音を知らない単語は、聞き取ることができないし、英会話で使えないので覚える意味がありません。
「試験英語だけできれば満足」という人以外は、必ずオーディオを聞いて発音を覚えるのが正しい単語の覚え方です。
声に出して練習する
オーディオを聞いたら、必ず声に出して練習します。
スペルに従って発音するのではなく、耳で聞こえたとおりに発音するのがポイントです。
たとえば、「people」という単語は、スペルを見て発音すると「ピープル」ですが、ネイティブの発音を聞くと「ピーポー」のように聞こえるはずです。
「ピーポー」と聞こえたなら「ピーポー」と発音しましょう。
「『L(エル)』の音もしっかり発音しなきゃ!」と考えて無理に「ル」を発音する必要はありません。
聞こえたとおりに発音するのが鉄則です。
聞こえたとおりに発音すれば、英会話のときにネイティブに理解してもらえます。
よく見かける単語を中心に覚える
英語の超初心者のときは、単語教材に載っている単語を覚える必要があります。
最初は、中学・高校で習う単語を覚えて、次はTOEIC 500点レベルの単語を覚えましょう。
どんな教材を使えばいいかは、以下のページを参考にしてください。
⇒ これだけ覚えたら安心!日常英会話でビシバシ使える単語教材6選
でも、中級者くらいになったら、よく見かける単語を覚えていく方法をおすすめします。
なぜなら、「よく見かける単語」=「あなたにとって重要な単語」だからです。
いくら単語教材に載せられていても、あなたにとって重要でない単語は覚える必要はありません。
せっかく覚えても使うチャンスがないからです。
それよりも、よく見かける単語を優先して覚える方が効率的です。
受験のときの単語教材を使おうかと思うんやけど、どうかな?
高校受験の単語教材は重要な基礎単語ばかり載ってるから役に立つけど、大学受験の単語教材は止めた方がええ。
日常英会話では使わない単語が大量に載っているから無駄が多いんや。
身近なことを題材に英作文する
覚える単語を使って簡単な英作文をしましょう。
単語教材や辞書に載っている例文を参考にしたり、ネットで検索して見つけた英文を参考にしたりして自分の英文を作ります。
自分の身近なことについて英作文しておくと、記憶によく定着する上に、英会話のときにそのまま使えるので役に立ちます。
英語で話せるようになりたいなら、必ずやるべき単語の覚え方です。
右脳をフル活用する
単語を覚えるときは声に出して練習するわけですが、このときに英文を見ながら棒読みして覚えるのではなく、外国人に話しかけているつもりで練習します。
外国人に話しかけているつもりで練習すると、英会話のイメージトレーニングになるので、実際に英語で話すときに言葉が出てきやすくなります。
単語教材を見ながら練習するのではなく、教材は持たずに立ち上がって、目の前に外国人がいるシーンを想像してください。
そして、相手に話しかけるつもりで単語教材にのっている英文か、自分で作った英文を言います。
これも、独学で英語を身に付けるのに効果バツグンの単語の覚え方です。
なお、右脳をフル活用する単語の覚え方について、以下のページでもっと詳しく説明しています。
⇒ 英単語の覚え方のコツ~あの記憶テクニックを使えば驚くほど簡単
英語を自由に話せるようになるには
中学や高校の英語の授業で習う単語の覚え方は、筆記試験で点数を取るための単語の覚え方です。
筆記試験のための単語の覚え方で学んだ単語は、英会話のときには役に立ちません。
そこで、この記事では、単語を楽に覚えて、しかも一度覚えると忘れない単語の覚え方を紹介しました。
この単語の覚え方で学んだ単語は、外国人と英語で話すときに、パッと思い出して使うことができるようになります。
英語学習の目的が、TOEICなどの筆記試験ではなく英語を話せるようになることなら、この記事で説明した単語の覚え方を実践してください。
驚くほどに英語での会話がスムーズになります。
言いたいことを英語で自由に言えるようになる勉強法
この記事で説明した単語の覚え方を実践すると、英会話のときに役に立つ実践的な知識を身に付けることができます。
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私も大学受験のとき、語呂合わせでたくさん単語を覚えた。確かに単語を見たら意味は分かるけど、会話のときに役に立ったためしがないわ。