「手抜き/手を抜く」は英語で?すぐに使える英語フレーズ10選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「手抜き/手を抜く」は英語でどう言えばいいかについて例文を使って説明します。
「手抜き/手を抜く」という言葉は、「仕事で手を抜く」「家事で手を抜く」「手抜き工事」など、日常的によく使いますよね。
でも、考えてみると学校の教科書や英会話教材で見た記憶がありません。
この記事では日常会話で使いそうな「手抜き/手を抜く」の例文を紹介しますので、覚えておいて今日から活用してください。
「手抜き/手を抜く」の英語は?
「簡単な方法、安上がりな方法、すぐにできる方法で行う」ことを「cut corners」と言います。
「corner」は道路の角のことで、「cut corners」は「角を横切って近道をする」という意味になることから「手抜きをする」という意味になります。
Don't cut any corners!
手抜きをするなよ!
I want my skin to stay young, so I never cut corners with skin care.
お肌を若く保ちたいから、お肌の手入れで手抜きはしません。
※「skin」=皮膚
日本語の「手抜き」「手を抜く」に近いニュアンスがあるから、まずは「cut corners」を覚えるのがおすすめや。
Phillip is very careful in his work. He pays attention to every detail and never cuts corners.
フィリップの仕事はいつも丁寧で、細かいところまで手を抜くことがありません。
(フィリップは仕事でとても注意深いです。彼は、細部まで注意を払い、手を抜くことがありません)
※「pay attention to~」=~に注意を払う、「detail」=細部
If you always try to be perfect, you will end up exhausted, so it's important to know when to cut corners.
完璧にしようとしたら疲れ果ててしまうから、適度に手を抜いたほうがいいですよ。
(いつも完璧でいようとすると、疲れ果ててしまいます。だから、手を抜くときを知ることが重要です)
※「end up~」=最後には~になる、「exhaust」=疲れ果てさせる
A: Hey, have you finished the group project for English class?
やあ、英語のクラスのグループプロジェクト終わった?
B: Yeah, I kinda cut corners and used some online sources for the research.
うん、ちょっと手を抜いてネットの情報を使っちゃったんだ。
※kinda=kind ofの口語、少々、ちょっと
A: Seriously? That might affect our grades, you know.
マジで?それって成績に影響するかもしれないよ。
※affect=影響する
Some companies cut corners to reduce costs, compromising on product quality.
一部の企業はコストを削減するために手を抜き、製品の品質について妥協します。
※compromise on=~について妥協する
You shouldn't cut corners when it comes to safety regulations.
安全規制に関わる場合、手を抜くべきではありません。
※when it comes to=~に関して言えば
「細部をおろそかにする」という意味の「neglect details」も「手を抜く」という意味で使えます。
Olivia wanted to go home early, so she neglected some details.
オリビアは早く家に帰りたいから手抜きをしたんですよ。
(オリビアは早く家に帰りたかったのです。だから、彼女は細部をおろそかにしました)
※「neglect」=おろそかにする
「近道を見つける」「簡単な方法を見つける」という意味で、「find shortcuts」も便利です。
「neglect details」にはネガティブな意味がありますが、「find shortcuts」にはネガティブな意味はありません。
Peter seems to be very efficient at work, but in fact, he is very good at finding shortcuts.
ピーターは要領よく仕事をしているように見えるけど、実は適度に手を抜くのが上手なんですよ。
(ピーターはとても有能に見えますが、実際は、彼は近道を見つけるのがとても得意なのです)
※「efficient」=有能な、「in fact」=実は、「good at~」=~が得意、「shortcut」=近道
「あまり努力しなくなる」という意味で「put less and less effort into~」という言い方もあります。
My wife started putting less and less effort into cooking and finally stopped cooking for me altogether.
妻の手抜き料理はどんどんエスカレートして、ついに何も作ってくれなくなりました。
(妻は、次第に少なく料理に努力を費やすようになり、最終的にまったく料理しなくなりました)
※「put effort into~」=~するように努力する、「less and less」=次第に少なく、「finally」=ついに、「altogether」=完全に
「手を抜く」とは少し意味が違いますが、「一休みする」という意味の「take a break」も便利です。
For dinner last night, I decided to take a break from cooking and ordered pizza.
昨日の夕食は、ちょっと手を抜いてピザを配達してもらいました。
※「take a break」=一休みする
「手抜き」と言えば「手抜き工事」を思いつくのではないでしょうか?
手抜き工事をすることを英語で「jerry-build」と言います。
「jerry-build」には、お金をかけずに質の悪いものを作るという意味があります。
That company jerry-builds to cut costs, so I wouldn't hire them if I were you.
あの会社は経費を抑えるために手抜き工事をするから、仕事を頼まない方がいいですよ。
(あの会社は経費を抑えるために、お金をかけずに質の悪いものを作ります。だから、もし私があなたなら彼らは雇いません)
※「jerry-build」=お金をかけずに、もろく作る、「hire」=雇う、「if I were you」=もし私があなたなら
最後に、「手抜き」「手を抜く」という使わない表現を紹介します。
When I was a kid, uncle Walter would arm wrestle me and always pretend he was weak and let me win.
子供のとき、ウォルターおじさんは腕相撲で手を抜いて僕を勝たせてくれました。
(子どものとき、ウォルターおじさんは私と腕相撲をして、いつも弱いふりをして、私に勝たせてくれました)
※「arm wrestle」=腕相撲する、「pretend」=ふりをする、「weak」=弱い
英語を自由に話せるようになる勉強法とは?
この記事では「手抜き/手を抜く」は英語でどう言えばいいか、例文を使って説明しました。
日常英会話でそのまま使える表現を紹介したので、あなたの英語レパートリーに加えて活用してください。
ただし、よく使う言葉を暗記しただけでは、英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための勉強法で勉強する必要があります。
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