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「噛む」は英語で?正しいニュアンスが伝わる7パターン

 2017/10/31 英会話
この記事は約 6 分で読めます。
シュークリームを食べる女性

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は、「噛む」の英語についてお話しします。

「噛む(かむ)」という動作には、ガブリと噛む動作もあれば、奥歯で噛み砕く動作もありますよね。

日本語では、こうしたほとんどの「噛む」という動作は、「噛み切る」とか「噛み砕く」というように「噛む~」という言葉で表現できます。

でも英語では、異なる噛み方は異なる言葉で表現する必要があります。

この記事では、「噛みつく」「かみ砕く」「すりつぶす」など、噛み方の種類によって7つに分けて説明します

誤解を避けて正しいニュアンスを伝えられるように、最後まで読んで正しい表現を覚えてください。

噛みつく

「噛みつく」「噛み切る」という動作を表す英語は「bite」です。

「bite」には、食べ物にガブリと噛みついたり、動物が獲物に噛みついたりする動作を表します。
奥歯でかみ砕くという意味はありません。

「bite」の活用系は「bite-bit-bitten」です。

The dog bit my arm.

その犬が私の腕を噛みました。

ホットドッグを食べる女の子

My daughter bit the sandwich in half.

娘は、サンドイッチを半分にかみ切りました。

Stop biting your nails.

爪を噛むのを止めなさい。

ナオ
ガブッと噛みつくのも噛み切ってしまうのも「bite」でええんか?
アキラ
「食いちぎる」「かじり取る」のように噛み切ったことを明確にしたい場合は「bite off」を使う。

My daughter bit off more than she could chew.

娘は、噛み砕けないほどたくさん噛み切りました
(噛めるより多くを噛み切りました)

※「chew」=かみ砕く

かみ砕く

口の中に入れた物を飲み込みやすいように「噛む」ときの英語は「chew」です。
「噛み切る」という意味はありません。

チューインガムという呼び方は、この動詞から来ています。

何かを食べる赤ちゃん

I was in the middle of chewing when the phone rang.

電話が鳴ったとき、私は噛んでいる途中でした。

※「in the middle of~」=~の真ん中、真っ最中

Don't chew with your mouth open.

口を開けて噛むな。

She was so hungry that she swallowed the food without chewing it.

彼女はとてもお腹が減っていたので、噛まずに食べ物を飲み込んでしまいました。

※「swallow」=飲み込む

すりつぶす

歯と歯をゴリゴリとこすり合わせるようにする動きを「grind」と言います。

「grind」には「臼(うす)で引く」という意味があることから想像できるように、歯の摩擦で細かく砕くというイメージがあります。

「grind」の活用形は「grind-ground-ground」です。

歯を噛みしめる女性

My wife grinds her teeth in her sleep.

妻は、寝ているときに歯ぎしりします。
(歯をこすり合わせます)

My husband grinds coffee beans every morning.

夫は、毎朝、コーヒー豆をひきます。

バリバリと噛む

硬い食べ物やパリパリした食べ物などを音を立てて「噛む」というときの英語は「crunch」です。

「crunch」の形容詞形は「crunchy」(バリバリと音がする)であり、パリッとしたポテトチップスのような食べ物は「crunchy」であると言えます。

ポテトチップスを食べる男性

My son was crunching potato chips noisily when I was talking on the phone.

私が電話で話しているとき、息子は大きな音を立ててポテトチップスをバリバリと食べていました。

I really want to eat something crunchy now.

今、何かパリッとした食べ物をすごく食べたいなあ。

少しずつかじる

ガブリと大きく噛みつくのではなく、少しずつかじるときの「噛む」の英語は「nibble」です。

ニンジンをかじる赤ちゃん

My wife likes to nibble cheese after dinner.

妻は、夕食後にチーズを少しずつ食べるのが好きです。

My son is nibbling his last cracker.

息子は、最後のビスケットを少しずつ食べています。

かじり続ける

継続的に噛み続けるという意味の「噛む」の英語を「gnaw」と言います。
「g」は発音せずに「ノー」のように言います。

犬が骨を噛み噛みしたり、ネズミが壁をかじって穴を空けたりするような動作を想像してください。

Look at the dog gnawing a bone. It's mine.

骨を噛んでいる犬を見てください。僕の犬です。

パクッと噛みつく

パクッと急に噛みつく動作を英語で「snap」と言います。

「snap」には、「パチンと音を立てる」「ポキッと折る」という意味もあり、「噛む」という意味で使うときはパクッと噛むイメージです。

The dog snapped at me.

犬が私をバクッと噛みました。

英語を自由に話せるようになる勉強法

この記事では、「噛む」の英語を噛み方のニュアンスごとに7つに分けて説明しました。

間違った言葉を使うと誤解されてしまうので、この記事を読んで正しい使い分けをしっかり覚えてください。

ただし、単語や表現を覚えただけでは、英語を話せるようにはなりません

英語で自由に話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。

詳しい勉強法については、メール講座で説明しています。
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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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