「許可する」は英語で?今日から使えるニュアンス別の使い分け5選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「許可する」の英語についてニュアンスごとに5つに分けて説明します。
英語の「許可する」には、「黙認する」というような消極的な許可を表す言葉もあれば、「法的に許可する」という意味の言葉もあります。
また、日常会話で気軽に使える「~させてやる」という言葉もあります。
正しく使い分けなければ不自然に聞こえるので、この記事を読んで正しい使い分けを覚えてください。
消極的に許可する
目上の人が下の人に許可を与えるという意味合いの英語は「allow」です。
「allow」は、消極的または暗黙的に許可するというニュアンスがあり、日本語なら「容認する」「黙認する」するというイメージです。
My mother allowed me to buy a smartphone.
母は、スマートフォンを買うことを許可してくれました。
I am not allowed to go out after dark.
暗くなってから外出することは許可されていません。
規則に基づいて許可する
意味的に「allow」に似ているけれど、法律や規則などに基づいて「許可する」という英語は「permit」です。
「permit」は、「allow」よりも積極的に許可するというニュアンスがあります。
Smoking is not permitted in this restaurant.
このレストランでは、喫煙は許可されていません。
Students are not permitted to enter the room without permission.
学生は、許可なくその部屋に入ることは許可されていません。
※「permission」=許可(「permit」の名詞形)
~させてやる
意味的には「allow」や「permit」に似ているけれど、口語的で気軽に使える「許可する」の英語は「let」です。
「let」は、家の外に出たがっている犬を出してやるというような、「望み通りにさせてやる」というニュアンスがあります。
Let me have a look at it.
それを見せてください。
(それを見ることを許可してください)
My parents don't let me go to the movies at night.
私の両親は、夜に映画に行かせてくれません。
(私が夜に映画に行くことを許可しません)
フォーマルさの度合いを言うと、「permit」>「allow」>「let」の順番や。
願いを聞き入れる
権限を持っている人が願いを聞き入れるときの英語は「grant」です。
「grant」はフォーマルな言葉であり、公式に許可するときによく使われます。
My husband has been granted access to the information.
夫は、その情報へのアクセスが許可されています。
The court granted the request of the prosecutor.
裁判官は、検察官の要求を受け入れました。
※「court 」=裁判官、裁判所、「prosecutor」=検察官
法的に許されている
法律に基づいて許可を与えるときの英語は「license」です。
This convenience store is licensed to sell alcohol.
この店は、アルコールを売ることが許可されています。
英語を自由に話せるようになるには
この記事では、「許可する」の英語についてニュアンスごとに5つに分けて説明しました。
言いたいことを正しく伝えるために、この記事で正しい使い分けを覚えてしまってください。
ただし、よく使われる表現を覚えただけでは英語を話せるようになりません。
英語を自由に話せるようになるには、そのための専用の勉強をする必要があります。
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