「残業」は英語で?サービス残業や過労死など残業に関する表現6選
「残業」は英語でどう言えばいいでしょうか?
日本の会社員にとっては、残業は日常的に行われていますし、連日サービス残業をしているサラリーマンの方も多いようです。
外国人にとっては日本人の残業の仕方はかなり異様に見えるので、外国人と話をするときに話題になることがよくあります。
そこで今回は、「残業」は英語でどう言えばいいか、「サービス残業」は英語でどう言えばいいかなど、残業に関係する英語表現を紹介します。
簡単な単語で表現できるので、外国人と話すときにぜひ活用してください。
なお、「残業」などの英語表現を英会話で使いこなせるようになる3ステップ勉強法を『英会話の独学3ステップ勉強法』で詳しく説明しています。
この記事とあわせてお読みください。
「残業する」は英語で?
「残業」は英語で「overtime」と言います。
「overtime」には、「時間外勤務 / 残業 / 残業手当」という意味の名詞と、「規定外の時間に」という意味の副詞と、「時間外勤務の / 残業の」という意味の形容詞があります。
副詞:規定外の時間に
形容詞:時間外勤務の、残業の
I have to work overtime today.
今日、残業しなくちゃいけないんだよ。
「overtime」の前に「~hours」(~時間)を入れると、「~時間残業する」という意味になります。
I did three hours overtime to get the job done yesterday.
昨日、仕事を終わらせるために3時間残業しました。
I have to put in a lot of overtime to pay the mortgage.
私は、住宅ローンを払うために長時間の残業をする必要があります。
※「mortgage」=住宅ローン
残業手当
「残業手当」は英語で「overtime pay / overtime payments / overtime earnings」と言います。
He worked 30 hours overtime last month and his overtime pay was 600 dollars.
先月、彼は30時間の残業をして、残業手当は600ドルでした。
あるある!
若いときに会社員だったとき、3時間ほど残業したのに上司が「普通、そんな仕事は1時間でやるもんや」と言って、1時間分しか残業代を出してくれないことが何度もあった。
立場の弱い人を利用する卑怯なやり方や。
そんなことしたら、部下の信用をなくすだけやのにな。
サービス残業
「サービス残業」は英語で「unpaid overtime」と言います。
「pay」は「支払う」という意味なので「unpaid」は「支払われない」という意味ですね。
Employees do a lot of unpaid overtime in Japan.
日本では、従業員はたくさんのサービス残業をします。
※「employee」=従業員、「employer」=雇用主
One in three workers do unpaid overtime.
労働者の3人に1人はサービス残業をしています。
「サービス残業」は「without pay」(報酬なしで)を使って表現することもできます。
My husband is forced to work overtime without pay.
夫は、報酬なしで残業することを強いられています。
また、「タダで」という意味で「for free」という表現を使うこともできます。
I don't want to work overtime for free anymore.
これ以上、サービス残業をしたくありません。
(早く)退社する
仕事を終えて職場を離れる(退社する)ことを英語で「get off work」と言います。
I usually get off work at eight o'clock.
私は通常、8時に退社します。
「退社する」は「get off work」なので、「仕事が早く終わる(早く退社する)」は「get off work early」を使います。
Could you get off work early tomorrow?
明日、仕事を早く終えることはできますか。
なお、定時帰宅日(ノー残業デー)は英語で「no overtime day」です。
It's a no overtime day today.
今日はノー残業デーだ。
Friday is a no overtime day.
金曜日は、定時帰宅日です
アメリカに留学してたとき、ホストファーザーが「残業したら会社の労働組合に怒られるから残業はできない」って言ってた。
毎日がノー残業デーやな。
ただし、僕が働いていたIT企業では、午後3時頃に帰ってしまう人もいれば、夜遅くまで仕事している人もいた。
結果主義の世界では、結果だけが評価されるからな。
「働き過ぎ / 過労死」は英語で?
「overtime」に似た英語に「overwork」があります。
「overwork」には「働き過ぎる」「働かせすぎる」「働き過ぎ(名詞)」という意味があります。
You have been overworking recently and you need a day off.
最近、働き過ぎですよ。1日休んだ方がいいですよ。
The teacher has been overworking the student.
先生は、生徒に無理をさせています。
なお、過労死は「death from overwork」、「過労死する」は「die from overwork」です。
She died from overwork.
彼女は過労死しました。
「残業」を英会話で使いこなすには
この記事では、「残業」は英語でどう言えばいいか、「サービス残業」は英語でどう言えばいいかなど、残業に関係する表現を紹介しました。
これらの表現を活用すれば、外国人との会話で「残業」と英語で言いたいときに困ることはなくなります。
「残業」を英会話で使いこなすコツ
このページで紹介した「残業する」のような表現は、以下のように英語と日本語の語句だけを暗記しても、英会話や英作文では役に立ちません。
覚えた語句を英会話で使えるようになるには、勉強法にコツがあります。
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本当は50時間残業してるのに、残業手当は30時間分なんてこともあるんやろ?