「微妙」は英語で?6種類に使い分けて気持ちを正しく伝えよう
「微妙」は英語でどう言えばいいでしょうか?
辞書を見ると「subtle」が見つかりますが、日本語の会話で言うときの「微妙」とは少し意味が違うように感じます。
そこで、この記事では「微妙」は英語でどう言えばいいか、伝えたい意味の違いごとにまとめました。
本当に伝えたい「微妙」を英語で上手に伝えて、外国人との会話を楽しんでください。
なお、覚えた英語表現を英会話で自由に使いこなせるようになる勉強法について、『英会話の勉強法!独学3ステップ学習なら迷わずにペラペラになれる』で詳しく説明しています。
あわせてお読みください。
目次
「微妙」の本来の意味
「微妙」という言葉には、広辞苑によると本来は以下のような意味があります。
美しさや味わいが何ともいえずすぐれているさま。
細かい所に複雑な意味や味が含まれていて、何とも言い表しようのないさま。
(広辞苑より)
しかし日常会話では、「よくもなく悪くもない」「イマイチ」という意味で使われたり、はっきりと答えたくないときに断言を避けるために使われることがほとんどです。
英会話ハイウェイでは日常的な会話を重視するため、この記事では、一般的に日常会話で使われる「微妙」を英語でどう表現するかを説明します。
はっきり決まっていない
「確実でない」、「決まっていない」、「疑わしい」、「信頼できない」などの意味で使う「微妙」の英語は「iffy」です。
It’s a bit iffy as to whether she will come to the party or not.
彼女がパーティーに来るかどうかは微妙だなあ。
※「a bit」=少し、「as to~」=~に関して、「whether 主語 + 動詞」=~かどうか
It’s a bit iffy as to whether my son will pass the entrance exam or not.
息子が受験に合格するかどうかは微妙なのよね。
※「entrance exam」=入学試験
はっきり答えられない
好き嫌いなどをはっきりと答えるのを避けるために、「微妙」という言葉を使うこともありますよね。
そんなときは、「I'm not sure」が便利です。
Christine:That restaurant’s meals were delicious, weren’t they?
クリスティーン:あのレストランの料理は美味しかったでしょ?
Hiroshi:I'm not sure about it.
ヒロシ:微妙だなあ。
「sure」には「確実な」という意味があります。
「I'm not sure about it.」は、直訳すれば「それについて、私は確信していません」という意味です。
そこから意味を転じて、「そうとは断言できないなあ」⇒「微妙だなあ」という意味になります。
「あのレストランの料理は美味しかったでしょ?」と聞かれたとき、あまり美味しくなかったとしても
No, it was not.
いいえ、美味しくありませんでした。
のように、相手が美味しいと感じているものを否定するのは避けたいものです。
そんなときに、「I'm not sure about it.」とごまかすのに便利です。
ただし、「料理は悪くなかったけど、ウェイターの態度が悪かったから料理の味を楽しめなかったよ」など、その理由を伝える必要があります。
複雑な気持ち
説明が難しい複雑な感情を表すときの「微妙」の英語は「mixed feelings」(複雑な気持ち)がピッタリです。
「I have mixed feelings about ~」という形を覚えておけば、いろいろなシチュエーションで使えます。
I have mixed feelings about this song. The song itself is good, but the lyrics are not that great.
この曲は微妙だなあ。曲はいいけど歌詞がイマイチなんだよね。
※「lyrics」=歌詞
I have mixed feelings about that restaurant's service. Their waiters are not educated well enough.
あのレストランのサービスはちょっと微妙だなあ。ウエイターの教育ができていないんだよ。
※「educate」=教育する
「mixed feelings」を使うときも、どうしてなのか理由を説明する必要があります。
「この曲は微妙だなあ」など「mixed feelings」を使った後は、「曲はいいけど歌詞がイマイチなんだよね」、「歌手の声が曲のイメージに合っていないんだよ」など理由を説明しましょう。
目立たないくらい小さな~
「あまり目立たないくらい小さいけれど重要」という意味の「微妙」の英語は「subtle」を使います。
There is a subtle difference between our opinions.
私たちの意見には、微妙な違いがあります。
I noticed a subtle change when I saw her.
彼女に会ったとき微妙な変化に気づきました。
五分五分の見込み
「どちらが勝つかは微妙なところだな」のように「五分五分の見込みがある」という意味の「微妙」の英語は「toss-up」が便利です。
「toss-up」は、洋画でよく見るコインを投げて裏か表かを当てる勝負のことを指しています。
表が出る確率と裏が出る確率は、どちらも50パーセントなので、「五分五分の見込みがある」という意味になります。
It’s toss-up whether the champion or the challenger will win at the next boxing match.
次のボクシングの試合で、チャンピオンが勝つか挑戦者が勝つかは微妙なところです。
とらえにくい・はっきりしない
いろいろな意味に理解できてハッキリしないという意味の「微妙」は「subtle」を使います。
I saw a young beautiful girl with a subtle smile.
私は、微妙な笑顔を浮かべた美しい少女を見ました。
His message was too subtle for children to understand.
彼のメッセージは微妙すぎて、子供たちは理解でませんでした。
覚えた表現を英会話で使いこなすには
この記事では、「微妙」は英語でどう表現すればいいかを紹介しました。
「iffy」や「I'm not sure.」など、この記事で紹介した表現を使えば「微妙」を英語で上手に表現できるようになるはずです。
会話で役に立つ覚え方のコツ
このような表現は、以下のように英語と意味だけを覚えても英会話では役に立ちません。
このように英語と意味だけを覚えたのでは、使い方が身に付かないため、受験やTOEICなど筆記試験でしか使えない死んだ知識が身に付いてしまいます。
英会話で役に立つ覚え方のコツの1つとして、英文ごと覚えることがあります。
英文ごと覚えると、使い方も覚えることができるので、英会話のときに使いこなせるようになります。
このような勉強法のコツを使って勉強すると、自分でも驚くくらい英会話がモリモリ上達するようになります。
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