仕事や勉強を頑張ったあと、週末に少し高価なものを買ったり、美味しいものを食べに行ったり、たまには自分を甘やかしたくなることがありますよね。
この「ときには贅沢をする」という気持ちを英語で表現したいとき、どんなフレーズが適切でしょうか。
今回は、ネイティブがよく使う"spoil oneself"という表現を紹介します。
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ナオ、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
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「ときには贅沢をする」の英語
【フレーズ】spoil oneself (ときには贅沢をする)
まずは、 今日のフレーズを音声で確認しましょう(オーディオ2つで約22秒)。
オーディオを聞いたら、続きを読み進めてください。
【例文】
A: I got a bonus at work!
I'm going to spoil myself and buy that designer bag.
(仕事でボーナスが出たんだ!
デザイナーズバッグを買って、自分にご褒美するつもり。)
B: Oh, lucky you!
Which bag are you going to get?
(へえ、良かったね!どのバッグを買うの?)
A: The limited edition one!
It's so beautiful.
(限定版のやつ!すごく綺麗なんだ。)
【説明】
「spoil oneself」は、「ときには贅沢をする」「自分を甘やかす」という意味の表現です。
「spoil」は「甘やかす」「ダメにする」という意味で、「oneself」は「自分自身」を表します。
つまり、「spoil oneself」は、「自分自身を甘やかす」「ちょっと贅沢を許す」というようなイメージです。
たとえば、いつも節約しているけれど、今日は特別だから少し高級なディナーを食べよう、新しいバッグを買おう、というような場面で使われます。
カジュアルな日常会話でよく使われるので、「たまにはいいよね」と思ったときに使える便利なフレーズです。
A: I've been working so hard lately,
I think I'm going to spoil myself this weekend.
(最近すごく頑張ってるから、週末はちょっと贅沢しようかな。)
B: Oh yeah? What are you going to do?
(へえ、そうなんだ?何をするの?)
A: I'm thinking of getting a massage.
(マッサージに行こうと思ってるんだ。)
「ときには贅沢をする」の英語まとめ
"spoil oneself"は、自分を「甘やかす」という感覚で、無理のない範囲で贅沢を楽しむときに使う表現です。
このフレーズを覚えておけば、仕事やプライベートな話がさらに豊かになります。
たまには自分を"spoil"して、心と体をリフレッシュしましょう。
【編集後記】
英語を学ぶときって、
「何を覚えるか」
「どこに時間を使うか」
って、実はとても大事です。
世の中には、
・覚えておくと役に立つこと
・覚えても全然使えないこと
があるんですよね。
たとえば、文法の細かいルールや理屈。
あるいは、単語の語源とか、言葉の成り立ちとか。
こういう知識は、知っていれば話のネタにもなるし、「へぇ~!」と思える面白さもあります。
でも、それで英会話が上達するかというと…
正直、ほとんど影響しません。
リスニング力が一気に伸びるかというと…
これも、NOです。
じゃあ、何をやるべきか?
答えはシンプルです。
基礎文法をひと通り学んだら、あとは“練習あるのみ”。
とにかく、たくさん話して、たくさん使って、たくさん聞く。
この「実践」の方が、何倍も速く、確実に英語力は伸びていきます。
ところが、受験英語や一部の教材には、覚えても英会話にまったく役立たない知識が、あたかも「超重要!」みたいに紹介されていたりします。
もちろん、それを学ぶことで「知識が増える」ことはあります。
知的好奇心が満たされる、という意味ではアリかもしれません。
でも…
実用的な英語を身につけたい人にとっては、それは遠回りです。
私はこれまで、PS-EXや翻訳講座の受講生、そしてこのメルマガの読者の方にも、いつもこうお伝えしています。
「目標に直結しないことは、思いきって捨ててください」
知識を増やすことが目的ではなく、役に立つスキルを手に入れることが目的なら
「これは、私の目標に関係あるかな?」
「これを覚えたら、英会話できるようになるかな?」
そんなふうに、自分に問いかけながら学ぶことが大事なんです。
中には、受講生から
「この表現とこの表現、ニュアンスはどう違うんですか?」
と聞かれることもあります。
でも、そういうときには正直に伝えています。
「それは、今のあなたの目標には必要ありません。それよりも、もっと大事なことに集中しましょう」
理由はカンタンです。
その方が、少ない努力で、確実にゴールに近づけるからです。
英語学習って、がんばればがんばるほど伸びる…というわけではありません。
「何を学ぶか」を間違えると、がんばってもがんばっても、ゴールにはたどり着けないこともあります。
だからこそ、
「これは、目標達成に直結してるか?」
そうやって自問しながら、学ぶ内容を選んでみてください。
それだけで、英語力の伸び方がグンと変わってきますよ。
もっと自由に英語を話せるようになるには
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 "ある練習" が必要です。
詳しい練習法については、無料のメール講座で公開しています。