「恵まれていることに感謝する」英語フレーズ count your blessings の使い方

恵まれていることに感謝する

英語の日常会話では、相手を励ましたり、前向きな気持ちにさせたりする表現が重要です。

特に「恵まれていることに感謝する」というフレーズは、不満や不安がある時に相手を勇気づけるのに役立ちます。

今回は、その「恵まれていることに感謝する」を表すのに最適な英語イディオム “count your blessings” を紹介します。

アキラ
アキラ

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「恵まれていることに感謝する」の英語

【フレーズ】count your blessings(恵まれていることに感謝する)

【例文】

 I didn't pass the exam.
(試験に落ちちゃった。)

B: Oh no. But count your blessings. 
 You have health and family.
(それは大変だね。でも、恵まれていることに感謝しなよ。
 健康も家族もいるじゃないか。)

A: You're right. Thanks!
(そうだね。ありがとう!)

【説明】

「count your blessings」は、「恵まれていることに感謝しよう」という意味です。

「count」は「数える」、「blessings」は「恵み」を表します。

直訳すると「自分の恵まれていることを数えてみよう」となります。

つまり、不満や不安があるときでも、今ある幸せや良いことに目を向けて、前向きな気持ちになろうよ、という気づきを与えてくれる表現です。

カジュアルな言い回しなので、友人や家族との会話でよく使われます。

A: Our new project isn't going well.
(新しいプロジェクトがうまくいってないんだ。)

B: Let's count our blessings.
 We have a strong team.
(恵まれていることに感謝しよう。
 強力なチームがいるじゃないか。)

A: You're right.
(そうだね。)

別の言い方としては

Look on the bright side(明るい面を見よう。)

とも言います。

It is raining today, but look on the bright side.
At least I brought an umbrella.

(今日は雨が降ってるけど、明るい面を見ようよ。
 少なくとも傘を持ってた。)

「恵まれていることに感謝する」の英語まとめ

新しいプロジェクトがうまくいかない時に、「恵まれていることに感謝しよう。強力なチームがいるじゃないか。」と仲間を励ますように、”count your blessings” はチームの士気を高めるのにも役立ちます。

そして前向きな気持ちにさせるのに非常に有効なフレーズです。

ぜひ、今日から積極的に使ってみてください。

【編集後記】

私が高校1年のときに学んだ、英語に関する一番の気づきは、「英語は長距離走のようなものだ」ということでした。

たとえば歴史や地理なら、試験前に集中して暗記すれば、そこそこの点は取れたりしますよね。

まるで短距離走のように一気に詰め込めば、定期テストくらいは何とかなるものです。

でも英語は違います。

英単語、文法、読解力、リスニングと、覚えることも広く、基礎ができていなければ、応用もまったく身につきません。

だからこそ、英語はコツコツと長い期間かけて積み重ねていく必要があるんです。

この「長距離走である」という考え方は、学生の英語だけに限らず、大人になってからの英語学習にもそのまま当てはまります。

英語には「ここまでやれば終わり」という明確なゴールが存在しないからです。

「旅行先で困らない程度でいい」

といった小さな目標を持つなら話は別ですが、少しでも高いレベルを目指すなら、継続して学び続けることが欠かせません。

だからといって、

「長期戦だからのんびりでいいか」

と思っていると、いつまで経っても英語が自分のものにならない、ということにもなりかねません。

たとえば、

「何年も英語に触れているのに、ちょっとした日常会話すらできない」

「児童向けの小説すら読めない」

「それどころか絵本も難しい」

というような状況に心当たりがあるなら、少しスローペース過ぎたのかもしれません。

そこで私がおすすめしたいのが、学び始めの半年間は、思い切って全力でスピードを上げる方法です。

まずは、スタートダッシュで基礎の文法や単語を集中して覚えます。

中学1〜2年レベルの英語でかまいません。

その段階で、簡単な会話ができるようになるところまで持っていきます。

そうすると、英語で誰かと話せるようになるので、だんだんと「楽しい!」という気持ちが湧いてきます。

もし身近に外国人の知り合いがいなければ、オンライン英会話でも十分です。

誰を相手にするかは重要ではなく、自分の英語が通じるという体験こそが大きなモチベーションになります。

ここまで来れば、英語学習は義務ではなく、自然と「もっと知りたい、もっと話したい」という気持ちに変わっていきます。

もう「やる気が続かない」と悩む必要もなくなるんです。

もちろん、英語の習得には地道な努力が欠かせません。

でも、何の手応えもなく続けるのはやはりしんどいですよね。

まずは「話せた!読めた!」という実感を早い段階で得ること。

それが、英語をもっと楽しく学び続けていくための大事なステップになるんです。

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