ネイティブが使う「頭の回転が速い」の英語表現「a good head on one’s shoulders」

「頭の回転が速いね」と誰かを褒めたい時、英語でどう伝えますか?
「a good head on one's shoulders」は、思慮深く行動できる人を褒める時にネイティブがよく使う便利な表現です。
この記事では、このフレーズの使い方を例文とともに解説します。
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「頭の回転が速い」の英語
【フレーズ】a good head on one's shoulders(頭の回転が速い・分別がある)
【例文】
A: Ken is so smart!
(ケンって本当に賢いよね!)
B: Yeah, he really has a good head on his shoulders.
(うん、彼は本当に頭の回転が速いよ。)
A: That's true. He always makes good decisions.
(そうだね。いつも良い決断をするんだ。)
【説明】
「a good head on one's shoulders」は、「分別がある」「思慮深い」という意味です。
「head」は「頭」、「shoulders」は「肩」なので、直訳すると「肩の上に良い頭がある」という感じになります。
ここでの「良い頭」は、「よく考えられる頭」「冷静に判断できる頭」を表します。
つまり、ただ勉強ができるというよりも、日常の中でしっかり考えて行動できる人、信頼できる人をほめるときに使います。
カジュアルであたたかい表現なので、友人や家族をほめるときによく使われます。
A: Lisa made a big decision quickly yesterday.
(リサが昨日、急いで大きな決断をしたんだ。)
B: Yeah, she really has a good head on her shoulders.
(うん、彼女は本当に頭の回転が速いよ。)
A: I agree. She handled it perfectly.
(そうだね。完璧に対処したよ。)
この表現の強調版としては
He has an old head on young shoulders.
があります。
「若いのに頭がいい(経験豊か)」という意味になります。
「頭の回転が速い」の英語まとめ
「a good head on one's shoulders」は「頭の回転が速い」や「分別がある」という意味で使える非常に便利な英語です。
「He really has a good head on his shoulders.」のように、信頼できる人への褒め言葉としても使えます。
親しい間柄での会話でよく使われる表現なので、ぜひ活用してみてください。
【編集後記】
あなたは「多読」を取り入れた学習をしていますか?
多読とは、英語の小説や記事などを、できるだけ多く読む学習法のことです。
ポイントは、辞書を引かずに、とにかく読み進めていくスタイルだということ。
あくまで私の予想になりますが、このメルマガを読んでいる人のうち、10人中9人は多読をあまりしていないのではないかと思っています。
なぜなら、多読はエネルギーを使ううえに、効果を実感しにくいので、つい敬遠されがちだからです。
それに、「たくさん本を読んだところで、英会話に本当に役立つの?」
という疑問を持つ人も多いかもしれません。
ですが、これまで私が出会ってきた中で、英会話も読み書きもバランスよくできる人たちは、例外なく多読の経験がある人ばかりでした。
見た目や雰囲気は軽い感じでも、実は過去に大量の英語を読んでいたという方も多いです。
では、多読にはどんな効果があるのでしょうか。
まずひとつ言えるのは、「圧倒的なインプットが手に入る」ということです。
英語を習得するには、たくさんの英語に触れることが不可欠です。
大量に取り込んだ情報の中から、ごく一部を実際の会話や文章作成に活かしていく、というイメージです。
10の内容を吸収しても、実際に自分の言葉として使えるのはそのうちの1か2くらい。
だからこそ、数多くのインプットが必要になってくるのです。
英語の教材だけでは、どうしてもインプットの量に限界があります。
その不足を補ってくれるのが「多読」なんですね。
読む素材は、正しい英語で書かれていて、自分のレベルに合っていればジャンルは問いません。
ただし、読んでいて面白くないと続かないので、興味を持てる内容を選ぶのがポイントです。
辞書を使わず、文脈から意味を想像して読み進めることも、多読の大事なトレーニングです。
ある程度英語に自信があるなら、英語のニュースサイトやウェブ記事も良いですし、
「Student Library」のような学習用の小説を活用するのもおすすめです。
https://openlibrary.org/collections/k-12
大切なのは、「読みやすくて楽しい」と感じるものを、たくさん読むこと。
それが、多読を続ける秘訣であり、英語力アップへの近道です。
もっと自由に英語を話せるようになるには
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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