「少しずつ前に進む」の英語表現:”take baby steps”の使い方と例文

目標達成には、時として大胆な行動よりも「少しずつ前に進む」地道な努力が求められます。
この記事では、そのような着実なプロセスを英語で伝えるための効果的な表現、「take baby steps」を、実際の会話例を通してご紹介します。
このフレーズを使いこなすことで、あなたの忍耐力や賢明な戦略を相手に伝えることができるでしょう。
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ナオ、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
たった3か月で、スピーキングがもりもり上達する方法については、無料のメール講座をご確認ください。
「少しずつ前に進む」の英語
【フレーズ】take baby steps(少しずつ前に進む・焦らずちょっとずつ進ませる)
【例文】
A: I'm trying to learn Spanish, but it's so difficult!
I feel like I'm not making any progress.
(スペイン語を勉強しようとしているんだけど、とても難しい!
全然進歩している気がしないんだ。)
B: Learning a new language takes time.
Just take baby steps and focus on small goals.
(新しい言語を学ぶには時間がかかるんだ。
少しずつでも前進して、小さな目標に集中すればいいんだよ。)
A: You're right.
(そうだね。)
【説明】
「take baby steps」 は、直訳すると「赤ちゃんの歩幅で歩む」という意味になり、そこから「少しずつ前に進む」「一歩ずつ着実に進む」というニュアンスになります。
A: We're launching a new marketing campaign.
(新しいマーケティングキャンペーンを開始します。)
B: I agree.
Let's take baby steps and start with a small pilot program to test the waters.
(賛成です。
まずは小規模なパイロットプログラムから始めて、様子を見てみましょう。)
※test the waters:様子(成り行き)を見る
A: That sounds like a smart strategy.
(それは賢明な戦略ですね。)
「少しずつ前に進む」の英語まとめ
この記事では、「少しずつ前に進む」を英語で表現する「take baby steps」というフレーズに焦点を当て、その意味と使い方を例文とともに紹介しました。
この表現は、困難な状況で焦らず、着実に努力を続ける姿勢を示したい時に非常に役立ちます。
ぜひ、あなたの地道な努力や前向きなプロセスを英語で明確に表現するために活用してみてください。
【編集後記】
あなたはリスニングの練習をするとき、どんな音声を使っていますか?
多くの方は、アメリカ英語の教材を選んでいると思います。
英会話教材の多くがアメリカ英語を採用しているため、特に意識せずにアメリカ英語を聞いている方も多いのではないでしょうか。
ここでちょっと考えてみてください。
世界中で英語を話す人のうち、ネイティブは何パーセントだと思いますか?
Harvard Business Review のデータによると、
英語を話す人は世界で約17.5億人。
そのうちネイティブスピーカーは
約3億8500万人で、全体のわずか22%にすぎないそうです。
つまり、英語を話す人の約78%は、英語を第二言語として学んだ非ネイティブ。
これは、世界で英語を使う場面の多くで「ナマリのある英語」が飛び交っているということです。
例えば、インドやマレーシア、シンガポールなど、かつてイギリスの植民地だった国々では、独自の発音や表現が使われています。
特にインド英語は、強いアクセントと速い話し方が特徴的。
初めて聞くと、何を言っているのか全く分からないこともあります。
そして残念ながら、アメリカやイギリス英語だけでリスニングを練習しても、こうした非ネイティブの英語はなかなか聞き取れるようになりません。
では、どうすればいいのでしょうか?
おすすめなのは、さまざまなアクセントに触れることです。
実は、YouTubeなどで簡単に練習できます。
検索バーに
indian accent english
malaysian accent english
などと入力してみてください。
多くの動画がヒットし、実際の会話やアクセント講座を無料で視聴できます。
最初は戸惑うかもしれませんが、何度か聞くうちに耳が慣れてきます。
もし、ビジネスで海外の方と話す機会があるなら、この練習は特に重要です。
実際、国際的なミーティングでは、さまざまな国の英語が飛び交います。
「自分には難しいかも…」
と思うかもしれませんが、焦らなくても大丈夫。
少しずつ聞き慣れていけば、確実にリスニング力は上がります。
もっと自由に英語を話せるようになるには
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
詳しい練習法については、無料の動画セミナーで公開しています。