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「慣れる / 慣れている」の英語フレーズ7選!beとgetの違いも解説!

 2023/10/10 英会話
この記事は約 11 分で読めます。
慣れる、慣れている の英語
Yui
こんにちは。英語ライターのYuiです。
今回は、「慣れる/ 慣れている」の英語について説明します。

普段の会話でよく使う表現ですが、似ているけど意味が違う表現もあるので、少しややこしいかもしれませんね。
この記事で「慣れる/慣れている」の英語について詳しく説明しますので、最後まで読んで使いこなせるようになってください。

あなたは「慣れる」「慣れている」を英語で表現することはできますか?

そして、「慣れる」と「慣れている」の意味の違いを説明することができますか?

この記事では「慣れる」「慣れている」を意味する英語表現7つについて、例文を用いながら解説します

そして、「慣れる」「慣れている」のニュアンスの違い、それぞれの英語での表現のしかたについても紹介します。

最後まで読んで、使用する場面やニュアンスごとに正しく使い分けられるようにしましょう!

アキラ

英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。

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「慣れる / 慣れている」の英語を使うときに注意する点

「慣れる / 慣れている」を意味する英語表現を学ぶ前に注意すべき点が2点あります。

下記の通りです。

  • be 動詞とgetの使い分け方を知る
  • 前置詞の違いを知る

この2点についてしっかりと理解した上で、「慣れる / 慣れている」を意味する英語フレーズを学んだほうが単語のイメージをしやすく、定着も早くなるでしょう。

ここではこの2つの注意点について詳しく解説します。

ぜひ読んでください。

be 動詞とgetの使い分け方を知る

「慣れる / 慣れている」を英語で表現すると、”get”と”be動詞”の両方を使った表現が出てきます。

あなたはこれらの違いが分かりますか?

“be動詞”を使う場合は「もう既に慣れている状態」を表します。

そのため、日本語訳にすると「慣れている」となることが一般的です。

それに対して”get”を使うのは「これから慣れていく状態」を表します。

そのため、日本語にすると「慣れる」の方が意味としては適切です。

この2つの単語のイメージやニュアンスの違いを覚えておきましょう。

前置詞の違いを知る

つづいて、前置詞についてです。

「慣れる / 慣れている」を意味する英語表現の大半は”to”または”with”を使いますが、中には”in”や”into”を伴うものもあります。

それぞれの前置詞には意味があるため、前置詞を間違えて使ってしまうと意味が大きく変わってしまったり、場合によっては全く意味が通らなくなってしまったりすることもあります。

前置詞も含めてフレーズ全体を正確に覚えるようにしてください。

「慣れる / 慣れている」を意味する英語表現7選

それではいよいよ「慣れる / 慣れている」の英語表現7つについて、例文を活用しながら紹介します。

それぞれニュアンスや使用する場面が異なるので注意しましょう。

be(get) used to Ving「Vするのに慣れている(慣れている)」

“be(get) used to Ving”で「Vするのに慣れている(慣れる)」という意味になります。

※Ving=動詞のing形

最も一般的な表現です。

ここで使う「使う」という意味を持つ”use”とは全く異なるもので、読み方も「ユーズド」ではなく「ユースト」となるので注意しましょう。

そして、「”to”の後ろ=不定詞」と思っている人が多いですが、この熟語では、”to”は不定詞ではなく、前置詞なので、後ろに続く動詞がing形になる点にも注意が必要です。

I’ve been working as a teacher for ten years, so I’m used to speaking in front of lots of people.
僕は教師を10年間務めてきたので、人前で話すことには慣れています

【注意】used to 動詞の原形とは異なるので注意!

あなたは”used to 動詞の原形”という熟語を耳にしたり、目にしたりしたことはありますか?

“be(get) used to ~ing”と形が似ていますが、意味は全く異なるため注意しましょう。

”used to 動詞の原形”で「昔はよく〜したものだ。」と過去の習慣について述べる表現になります。

この2つの熟語の形や意味が混同してしまいがちです。

TOEICや英検などの試験でもよく狙われるため、それぞれ区別して覚えましょう。

I used to play the piano when I was a small kid.
子供の頃、私はよくピアノを演奏していました。

be(get) accustomed to Ving 「Vすることに慣れている(慣れる)」

“be(get) accustomed to Ving”も“be(get) used to Ving”と同様によく使われる表現です。

※Ving=動詞のing形

しかし、こちらの方がフォーマルな表現なので、ビジネスシーンではこちらを使用することをおすすめします。

“be(get) used to Vingと同様に、”to”は前置詞であるため”Ving”を伴うので気をつけてください。

She started to get accustomed to dealing with the customer.
彼女はそのお客さんの対処に慣れてきました。

adapt to 〜「〜に適応する」

“adapt”は「適応する」「順応する」という意味を持つ英単語です。

“to”を伴うことで「〜に適応する(順応)」するという意味になります。

頑張ったり、努力して慣れていく様子を表したいとき、またはポジティブな意味で「慣れた」と表現したいときに最適な表現です。

また、”adapt oneself to 〜”というフレーズもあります。

これは「努力している」様子をより強調したいときに使うと効果的です。

併せて覚えておきましょう。

James seems to be slowly adapting to the new city.
ジェームスは少しずつ新しい街に適応しているようです。

settle into 〜「(新しい環境)〜に慣れる」

“settle”は「安定させる」「落ち着く」という意味を持つ動詞です。

そこから派生して“settle into 〜”で「(新しい環境)〜に慣れる」という意味の英語フレーズになりました。

“adapt to 〜”が努力をしたり、頑張ったりしながら慣れていく様子を表すのに対して、”settle into”は「新しい環境に慣れて落ち着いた」というニュアンスを表現したいときに使います。

Rachel settled into her new job.
レイチェルは新しい仕事に慣れて落ち着きました。

ease into 〜「時間をかけて徐々に〜に慣れていく」

“ease into 〜”は「慣れていく」という意味の英語フレーズではありますが、「時間をかけて少しずつ慣れていく」というニュアンスを出したいときに使える表現です。

先ほど紹介した、”adapt to”は「努力して」または「頑張って」慣れていくときに使う表現ですが、”ease into”は特に努力や頑張ったりせずに「時間に身を任せて」慣れていくという点で異なります。

職場や仕事などの環境や変化などに慣れることを言うときによく使われます。

It will take some time for her to ease into a new school.
彼女が新しい学校に慣れるまでには時間がかかるでしょう。

be comfortable with 〜「〜に慣れている」

“comfortable”は「快適な」「くつろいだ」を意味する形容詞です。

“be comfortable with 〜”で「リラックスして〜できる」「〜を容易にこなせる」という意味を持っていることから「慣れる / 慣れている」にニュアンスが非常に似ています。

何度も繰り返し行なっており、自信を持ってこなせると言いたいときに適切な表現です。

Suzan is comfortable with organizing parties.
スーザンはパーティーを主催するのに慣れています。

be experienced in 〜「〜の経験が豊富である」

「慣れる」「慣れている」の域を超えて「ベテラン」「専門である」ことを表現したいときに最適な表現が”be experienced in 〜”です。

“experience”は「経験」という意味ですが、”experienced”で「経験豊富な」を表す形容詞となります。

仕事などある特定の事柄において、経験豊富で熟練していることを表現するときに使ってください。

Taro is experienced in teaching English to children because he worked as an English teacher for ten years.
太郎は以前英語の教師として10年間務めていたため、子供たちに英語を教える経験が豊富にあります。

「慣れ(名詞)」の英語は?

「慣れる / 慣れている」を意味する英語フレーズを紹介しましたが、英語で「慣れ(名詞)」を表現することはできますか?

下記の単語は、英語で「慣れ」を意味しますが、日常生活や英文の中であまり使われることはありません。

  • practice
  • experience
  • habituation
  • accustomedness

上記の「慣れる / 慣れている」を意味する表現を中心に使い、日本語に訳す際に「慣れ」と名詞にするだけであることが多いです。

「それは慣れの問題だよ」

「それは慣れの問題だよ」という表現についても同じことが言えます。

下記のように表現することが一般的です。

  • You just have to get used to it.
  • It’s a matter of getting used to it.
  • It will be fine if you get used to it.

「慣れ」という意味を持つ英語の名詞を知らなくても、「慣れる / 慣れている」を意味するフレーズを知っていれば英語で表現することが可能です。

「〜に慣れている」を意味する英語表現はたくさん!状況ごとに使い分けよう!

この記事では「慣れる」「慣れている」を意味する英語フレーズを7個紹介しました。

「新しい環境に慣れた」

「仕事に慣れる」

このように「慣れる」「慣れている」は日常生活の中でも比較的よく使う表現です。

しかし、この記事で紹介したように、それぞれニュアンスや使用すべき場面が異なります。

細かいニュアンスも含めてしっかりと覚えて、正しく使い分けられるようにしましょう。

なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。

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Yui

Yui

高校で英語教員として8年勤めた後、オーストラリアに留学し、モナッシュ大学院観光学部に入学。2021年に卒業した後、現地企業でマーケターとして勤務しました。現在はライターとしてオーストラリアで活動しています。

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