英会話の独学におすすめの参考書|社会人が基礎から学べる本5選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、英会話を独学で習得するのにおすすめの参考書を紹介します。
「英会話ができる」とひとことに言っても、どんな状態を「英会話ができる」と考えるのか人によって違うと思います。
そこでこの記事では、お決まりフレーズを言うだけだったり、TOEICのような試験で点数を取ることではなく、何を言うか自分で考えて英作文して英語で言える状態と定義します。
つまり、お決まりフレーズだけでなく、自由に英語で話せる状態です。
自由に英語を話せるようになりたいと考えている方は参考にしてください。
目次
英会話の独学におすすめの参考書
英会話を独学して話すスキルを伸ばすのにおすすめの参考書を紹介します。
ここで紹介する参考書は、英会話の独学3ステップ勉強法と併用することで最大限に効果を引き出すことができます。
あわせてお読みください。
英語が話せるようになる本、おすすめはこれ!
ここでは、中学で学ぶ範囲の基礎文法をすでに理解していると想定して話を進めます。
中学で学ぶ基礎文法に自信がない場合は、下の『英語を基礎文法から学ぶならこれ』で基礎文法を学べる参考書を紹介してるのでご安心ください。。
日本人が独学して英語が話せるようになるには、以下の2つのステップが必須です。
- 英語の文法を体で覚える。
- アウトプットをたくさんする。
英語と日本語では文法がまったく違うので、英語を話そうと思っても言葉が出てこなかったり、日本語の語順で言葉が出てきたりします。
そこで最初に、英語の文法を体で覚えるトレーニングをします。
頭で文法を理解するだけではなく、英語を話そうとしたときに、自然と英語の文法どおりに言葉が出てくるように練習するわけです。
それができたら、次はアウトプットをたくさんします。
アウトプットというのは、頭で考えたことを言葉にして言う練習のことです。
英会話とは、頭で考えたことを言葉にして言うことなので、アウトプットの練習をしなければ英語を話せるようにはなりません。
アウトプットの練習としては、最終的には外国人を相手に英会話することが必要です。
しかし、その前の段階として、アウトプットを一人で練習することで、英会話の上達を大きく加速することができます。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
英会話を独学するための参考書として一番おすすめなのは、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』です。
『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』では、中学で習うレベルの文法を英会話で使いこなせるように、短い日本語を見て(聞いて)英語に訳して言うという練習を繰り返します。
これによって、英語の文法を体で覚えることができます。
以下に例をあげますね。
まず、下の日本語文を読んで、英語で言ってみてください。
英語で言えましたか?
答えは、
です。
もう1つやってみましょう。
↓
『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』では、こうした短い英作文をたくさん練習することで、文法を意識しなくても正しい文法を使って英文を作れるようにトレーニングします。
この練習を十分にしおくと、英会話のときに正しい文法で話せるうえに、TOEICなどの文法問題では、考えなくても答えが分かるようになります。
英会話は言い換えが9割
アウトプットをさくさん練習するための参考書としておすすめなのは、「英会話は言い換えが9割」です。
英会話を身につけるには、最終的には外国人と英語で会話を練習する必要があります。
しかし、英会話を独学する場合、一人でアウトプットを練習するのも大きな効果があります。
たとえば、帰宅する電車の中で、嫌いな同僚のことを思い出して「あいつは上司に媚(こ)びてばかりいるなあ」と思ったとします。
アウトプットの練習としては、それを英語で言ってみるだけで、英会話スキルの上達に大きな効果があります。
「媚びる」という単語を知らなければ言うことができませんよね。
でも、「あいつは上司に媚びてばかりいる」を以下のように言い換えたらどうでしょうか?
「あいつは上司に媚びてばかりいる」と「彼は上司の意見にいつも賛成する」では、少しニュアンスが違いますが、言いたいことは伝わります。
それに、ニュアンスを気にして何も言えないより、大まかな意味だけでも伝えた方がいいですよね。
「彼は上司の意見にいつも賛成する」を英語で言うなら、「いつも」は「always」で、「賛成する」は「agree」なので、以下のように言うことができます。
こんなふうに、最初に思いついた日本語を簡単な言葉に言い換えることで、難しい内容でも簡単な英語で表現できるようになります。
「英会話は言い換えが9割」では、そのままでは言うのが難しい言葉を簡単な言葉に置き換えることで、英語で伝える練習をすることができます。
この練習は、電車の中や信号の待ち時間、テレビのコマーシャルの時間など、いつでもどこでもできるうえ、大きな効果があるのでおすすめです。
英語を基礎文法から学ぶならこれ
上に紹介した参考書は、基礎文法をすでに知っているという前提で英会話を独学するための参考書でした、
文法を忘れてしまったなど、一から英語を勉強したいという場合は、基礎文法から学びなおす必要があります。
中学英語がまるごとスッキリ分かる本
「中学英語がまるごとスッキリ分かる本」は、タイトルそのままですが、中学で学ぶ英文法を復習するための参考書です。
207ページの参考書に、中学文法がすっきりまとめられています。
英会話では、中学レベルの英文法を使いこなせれば、言いたいことをほとんど言うことができます。
ですので、この参考書で文法を学んでおけば、ほとんどのことを英語で表現できるようになります。
中学文法を忘れてしまった場合は、この参考書を読んでから「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に取り組むのが効果的です。
大岩のいちばんはじめの英文法
「大岩のいちばんはじめの英文法」では、基礎文法から始めて、高校レベルの文法(大学受験レベル)まで学ぶことができます。
文法の参考書だからといって堅苦しくならないように、会話口調で書かれています。
「中学英語がまるごとスッキリ分かる本」と比べてどちらがいいかと言うと、正直なところ「どちらでもいい」と思います。
高校レベルの文法まで一気に学びたいなら「大岩のいちばんはじめの英文法」かな、というくらいです。
社会人の英語の勉強におすすめのアプリ
仕事に行くときなど、荷物を増やしたくないので英会話の参考書を持ち運びたくないことがあると思います。
そういうときは、スマートフォンで使える英会話アプリが便利です。
英語を独学するのにおすすめのアプリは、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
社会人の英語勉強法|初心者が結果を出すには?
社会人が英会話を独学で身につけるには、中学生や高校生のときにやったような受験用の勉強法では効果は出ません。
また、TOEICの問題集をせっせと解いてもTOEICの点数が上がるだけで、英語を使いこなせるようにはなりません。
社会人が英語を話せるようになるためには、以下の3ステップで勉強する必要があります。
- 基礎文法を学ぶ。
- 基礎文法を体に覚え込ませる。
- アウトプットをたくさんする。
この3ステップについてもっと詳しく知りたい場合は、無料のメール講座に参加してください。
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