「心配する」は英語で?ニュアンスごとに6種類の「心配」を説明する
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は「心配」の英語について例文を使って説明します。
英会話を勉強していると「心配する」という意味で「worry」という言葉がよく出てきます。
「Don't worry.」(心配しないで)という文をよく見かけますよね。
でも、「worry」という単語は、「I worry」という形で使われることもあれば「I am worried」という形で使われることもあり、どちらが正しいのか迷いませんか?
また、「I am concerned」という言い方もあるので、いつどれを使えばいいのか混乱してしまうと思います。
この記事では、「心配する」は英語でどう言えばいいか、ニュアンスごとに分けて6種類の言い方を紹介します。
よく使う表現だけでも覚えておけば、今日から役に立ちますよ。
最も一般的な「心配する」の英語
最も一般的で使用頻度の高い「心配する」の英語は「worry」です。
日本語の「心配する」と同じ意味で使って問題ありません。
You don't have to worry about me.
Go ahead and do what you want to.
私のことは心配しないで(私のことを心配する必要はありません)。
どうぞ好きなことをしてね。
※「go ahead」=どうぞ
I worry too much about my son, but I can't help it.
息子のことをどうしても心配し過ぎてしまうわ。
(息子のことを心配しすぎてしまいます。でも、どうにもなりません)
※「can't help it」=どうしようもない
I am worried if I passed the test or not.
試験に合格したかどうかが気になるわ。
※「if~」=~かどうか
「I worry too much about my son」(息子のことを心配しすぎる)みたいに、いつも心配しているイメージ。
「I am worried」は、今心配していることに使う。
「I am worried if I passed the test or not.」(試験に合格したかどうかが気になるわ)だと、心配しているのは今だけやろ。
懸念する
「worry」より かしこまったニュアンスを持つ「心配」の英語は「concern」です。
「concern」には「心配させる」という意味があるので、「心配する」という意味では「be concerned」のように受動態で使います。
「懸念する」のような少し硬いイメージの言葉なので、会議やニュースなどでは「worry」より「be concerned」がよく使われます。
また、ビジネスの場でもよく使われます。
「心配する」という意味で「be concerned about~」という形で使うことが多く、「worry」とほぼ同じニュアンスで使われています。
We are all concerned about the gas price.
It is skyrocketing.
みんなガソリン価格について心配しているわ。
急騰していますから。
※「skyrocket」=急騰する
What concerns me is the tension between the U.S. and China.
米国と中国との緊張した関係が心配だわ。
(私を心配させるのは、米国と中国の間の緊張です)
※「tension」=緊張
Are you concerned about your money?
お金のことを心配しているの?
怖がる
「何かを怖がる」「恐怖を感じる」という意味では「be afraid of」を使います。
Don't be afraid of speaking English in front of others.
人前で英語を話すことを怖がらないようにね。
What are you afraid of? It may be your one and only chance.
何を怖がっているの?たった一回限りのチャンスかもしれないのに。
※「one and only」=たった1つの
I am not afraid of anything except for snakes.
蛇以外なにも怖いものはないわ。
※「except for~」=~を除いて
やきもきする
「やきもきする」「不安」「気をもむ」「気にかかる」という意味では「be anxious」を使います。
My parents were very anxious about me when I was studying in the States.
私が米国で勉強していたときには両親に心配をかけたものよ。
(私が米国で勉強していたとき、両親はとてもやきもきしました)
I was anxious and excited at the same time when I decided to study abroad.
留学すると決めたときには、不安もあったけれどワクワクしたわ。
(留学すると決めたときは、不安と興奮を同時に感じました)
※「abroad」=海外で
Can you imagine how anxious we all got when our dog had to stay overnight at the vet?
愛犬が獣医のところで一泊入院することになったときには、私達がみんな、どれだけ心配したと思う?
(私達がみんな、どれだけ心配したか想像できますか)
※「vet」=獣医(veterinarianの略語)、「overnight」=一晩中
恐れる
「恐れる」「怖がる」という意味では「fear」を使います。
個人差はあると思いますが、個人的には日常会話では使用頻度が低いと思います。
I tend to work overtime in fear of losing my job.
クビになるのが怖くてつい残業をしてしまう。
※「tend to」=~する傾向がある、「overtime」=時間外に、「in fear of」=~を恐れて、「lose」=失う
You don't have to fear that foreigners are going to take away your job.
外国人に仕事を奪われるなんて心配しなくていいと思います。
(外国人があなたの仕事を取ってしまうことを恐れる必要はありません)
※「take away」=取り上げる
He is the kind of person who always fears the worst. I want him to be more courageous and positive.
彼はいつも最悪のことを恐れるタイプの人です。もっと勇気と前向きの精神をもってほしいわ。
※「the worst」=最悪のこと、「courageous 」=勇気のある、「positive」=前向きの
落ち着かない
「落ち着かない」「不安を感じる」という意味では「feel uneasy」を使います。
「uneasy」に「心配な」という意味があります。
I hate that doctor for making me feel uneasy.
あの医者は人を不安な気持ちにするので苦手だわ。
※「hate」=嫌い
I don't know why, but I feel uneasy when being photographed.
なぜか写真を撮られるのは落ち着かないのよ。
(理由は分かりませんが、写真を撮られるときに不安を感じます)
You might feel uneasy living with your mother-in-law, but don't you worry.
義理のお母さんと暮らすことは不安だと思うけれど、そんなに心配しないことね。
※「mother-in-law」=義理の母、「don't you worry」=「don't worry」の「you」を強調した言い方
英語を自由に話せるようになる勉強法
この記事では、「心配」の英語について説明しました。
最初は、「worry/be worried」と「be concerned」を使えるように練習してください。
そして慣れてきたら、他の言い方も練習すればいいと思います。
ただし、よく使う表現を覚えただけでは、英語を自由に話せるようにはなりません。
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