「選ぶ」の英語は?簡単で役に立つニュアンス別の使い分け5パターン
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
この記事では、「選ぶ」の英語についてニュアンスごとに5つに分けて説明します。
「選ぶ」と言えば、「choose」と「select」を中学生のときに英語の授業で習います。
でも、「choose」と「select」以外にも「選ぶ」という意味の英語はありますし、「choose」と「select」はニュアンスが違うので、正しく使い分ける必要があります。
この記事では「選ぶ」の英語をニュアンスごとに説明します。
間違った言葉を使うと変な英語に聞こえる可能性があるので、この記事で「選ぶ」の使い分けを覚えてください。
広い意味で使える「選ぶ」の英語
広い意味で気軽に使える「選ぶ」の英語は「choose」(choose-chose-chosen)です。
「choose」は、たくさんある選択肢の中から人や物を選ぶときに使います。
「choose」には、カタログなど限定された選択肢の中から選ぶというよりは、もっと広い選択肢の中から選択基準に縛られることなく自由に選ぶというニュアンスがあります。
(選択肢の中から選ぶときに「choose」を使っても間違いではありません)
Choose your words carefully.
言葉は慎重に選びなさい。
How did you choose which university to go to?
どの大学に行くか、どうやって選んだのですか。
「Choose」と似た意味の英語に「select」がありますが、「choose」の方が気軽に使える口語的な言葉です。
限られた中から慎重に選ぶ
限られた選択肢の中から慎重に選ぶときの英語は「select」です。
たとえば、カタログに10種類のバッグが載っていて、その中から1つを慎重に選ぶときに「select」を使います。
(「choose」を使ってもかまいませんが、「select」の方がより慎重に選んだというニュアンスが出ます)
「select」という言葉には、取捨選択して最善の人・物を選ぶというニュアンスがあり、通常は、決定するまでに時間と労力がかかるときに使います。
つまり、「select」は「carefully choose」(慎重に選ぶ)という意味とも言えます。
I selected three books for my son.
私は、息子のために3冊の本を選びました。
We selected him as our leader.
私達は、彼をリーダーとして選びました。
なお、「select」は「choose」よりフォーマルな言葉であり、日常的な会話では「select」より「choose」の方がよく使われます。
たとえば、「私は一人で生きていくことを選びました」と言う場合、二人で生きる選択肢や家族で生きる選択肢など、他の選択肢は提示されていない。
たくさんの選択肢があって、その中から自由に選んだという意味やろ。
こういう場合は、「I chose to live alone.」のように「choose」を使う。
一方、「select」は、限られた選択肢の中から慎重に選ぶという意味や。
簡単にまとめると、以下のようになる。
choose:自由に選ぶ
select:限られた選択肢の中から良い物を慎重に選ぶ
ただ、使い分けるのが難しい場合は、日常会話では、とりあえず「choose」を使っといたら安全や。
パッと選ぶ
「choose」と同じような意味ですが、もっと口語的な「選ぶ」の英語は「pick」です。
「pick」は、トランプのカードを1枚選ぶときなど、たくさんの選択肢の中から選ぶときによく使われます。
また、あまり熟考せずにパッと選ぶというニュアンスがあります。
My daughter picked the most expensive dress in the store.
娘は、店で一番値段が高いドレスを選びました。
My teacher picked me for the team captain.
先生は、チームのキャプテンとして私を選びました。
代表者を選出する
選挙で選ぶというときの英語は「elect」です。
「select」と「elect」は同じ意味で使われることもありますが、「elect」は主に選挙で選出するという意味で使われます。
We elected him as our representative.
私達は、代理人として彼を選びました。
※「representative」=代理人
間違えて「erect」と発音したら、ぜんぜん違う意味になるからな。
「L」の発音のときに、舌先を上の歯の内側に付ける感じで発音したらOKや。
自分で調べてな。
個人的な好みで選ぶ
選択肢が2つあるときに、個人的な好みで一方を選ぶときの英語は「prefer」です。
「prefer」には、価値やメリットだけでなく、より個人的な好みを考慮して選ぶというニュアンスがあります。
I prefer studying in the library to studying at home because it's quiet.
私は、静かだから、家で勉強するより図書館で勉強する方が好きです。
※「prefer A to B」=BよりAが好き
英語がパッと口から出てくるようになる勉強法
この記事では、「選ぶ」の英語をニュアンスごとに5つに分けて説明しました。
正しい使い分けを覚えて、言いたいことを正しく伝えられるようになってください。
ただし、よく使う表現を暗記しただけでは、英語を話せるようにはなりません。
言いたいことを英語で言えるようになるには、そのための専用の勉強をする必要があります。
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