「特徴」の英語7つの意味と使い方【例文つき】
あなたは「特徴」を意味する英語表現を知っていますか?
実は「特徴」という意味を持つ英単語は7つもあり、下記の通りです。
- characteristics
- property
- quality
- attribute
- feature
- trait
- aspect
しかし、それぞれ「特徴」という意味を持ってはいるものの、「人」の特徴だけに特化している単語、目に見える特徴ではなく目に見えない内在的な特徴だけを表す単語など、それぞれの単語で微妙にニュアンスや使い方が異なります。
この記事では、それぞれの単語の意味や使い方について例文を用いて詳しく解説します。
これらの単語を知らない人はもちろん、細かいニュアンスや使い方が分からない人はぜひ読んでください。
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目次
「特徴」を意味する英語7選
「特徴」を意味する英語は7個あり、下記の通りです。
- characteristics
- property
- quality
- attribute
- feature
- trait
- aspect
たくさんありますが、それぞれ使用すべき場面やニュアンスが異なるので使い分けに注意してください。
ここではそれぞれの「特徴」を意味する英語の意味や使い方について、例文を用いながら詳しく解説します。
characteristics「特徴」
“characteristics”は用途が広く、人やモノだけでなく「コト」の「特徴」を表すときにも使えます。
下記のように、人や物事が他とは異なる独自性があるときに使用してください。
- 性格
- 外見
- 製品の性能
- 地域の風土
「特徴」とは本来複数あるものと考えられていることから、単数形ではなく、複数形で使われるのが一般的です。
“characteristic”と単数形にしないように気をつけましょう。
ちなみに、”characteristics”の語源は”character”ですが、これは「性格」や「性質」を意味する単語で全く意味が異なります。
再犯者にはいくつかの特徴があります。
The characteristics of Anne’s personality include kindness, resilience, and intelligence.
アンの性格の特徴には優しさ、強さ、そして知性が含まれます。
property「特徴」「財産・所有物」
“property”は「財産」や「所有物」という意味で使われることが多いですが、材料など物質がもともと持っている特徴のことを表す際に使います。
学術論文などアカデミックな話題の中で使われることが多いため、日常会話やビジネス英会話で耳にしたり口にしたりする場面はほとんどないでしょう。
その科学者はその動物が日中に寝るという特徴があることを発見しました。
One of the surprising properties of wombats is that they produce cube-shaped poo.
ウォンバットの驚くべき特徴の1つに、四角い形のウンチをすることが挙げられます。
quality「(人や物事の)本質」「資質」
“quality”は日本語でも使われていますが、「品質」という意味で覚えている人も多いでしょう。
しかし、そのほかにも「特徴」という意味があります。
表面的には見えない内なる「特徴」、人やモノの本質を表すような「特徴」について言及するときに使うことが一般的です。
彼は英語を教えるのが得意です。教師になる資質があります。
Paying attention to detail is one of the most necessary qualities of this job.
細部への注意はこの仕事をする上で最も必要な資質の1つです。
attribute「(人や物の内在的な)特徴」
一般的に”attribute”は「属性」という意味で使われることが多いですが、そこから派生して「人やモノの内在的な特徴」という意味としても使われるようになりました。
人の性格や属性など、抽象的な特性や性質を表すときに使用されることが一般的です。
フリーランスとして成功するためには、他のフリーランスと差別化できるような特性を持つことが必要です。
Adaptability and flexibility are important attributes to survive in today’s fast-changing society.
今日の急速に変化する社会で生き残るためには、適応性と柔軟性は重要な特性です。
feature「(視覚的な)特徴」
“feature”は目に見て分かるような明らかな「特徴」について言及するときに使われます。
逆に言うと、目には見えない内在的な特徴について表現する際には使わないので気をつけてください。
製品やサービスの特徴や機能について言及する際に使われることが一般的です。
このカメラには3つの特徴があり、それらの特徴によって使いやすくなっています。
A high-resolution camera is the most appealing feature of this smartphone.
高解像度のカメラが、このスマートフォンで最も魅力的な特徴です。
trait「(人間の個人的な)特徴」
“trait”は、遺伝で受け継いだ特徴や他の人とは異なる個性的な特徴など、「人間の個人的な特徴」について言及する際に使われる英語表現です。
そのため、他の「特徴」を意味する英語表現と比較すると、使用する頻度が高い傾向があります。
ぜひ覚えてください。
新しいものを求めることは、人間の特徴の1つです。
Sense of humor is one of the most attractive traits of George’s.
ユーモアのセンスはジョージの最も魅力的な特徴の1つです。
aspect「(表面的な)特徴」「側面」
“aspect”は「側面」という意味で使われることが多いですが、「表面的な特徴」を意味するときに使われることもあります。
問題や議論などのハッキリとした性質や特徴について言及する際に使われることが多いです。
この問題のもう1つの特徴について考慮することが必要です。
One of the most crucial aspects of effective communication is active listening.
効果的なコミュニケーションの重要な特徴の1つに、アクティブリスニング(相手の話を積極的に傾聴すること)が挙げられます。
「特徴」の英語表現はたくさんある!正しく使い分けよう!
この記事では、「特徴」を意味する英語表現の意味と使い方について例文を用いながら解説しました。
「特徴」を意味する英語表現は全部で7つあり、それぞれの表現と意味は下記の通りです。
「特徴」を意味する英語表現 |
意味 |
characteristics |
人・モノ・コトの特徴 |
property |
材料など物質がもともと持っている特徴 |
quality |
表面的には見えない内なる特徴・本質 |
attribute |
人やモノの内在的な特徴 |
feature |
目に見て分かるような明らかな特徴 |
trait |
人間の個人的な特徴 |
aspect |
表面的な特徴 |
それぞれの単語で「特徴」の内容や、使用すべき場面が異なります。
ただ「特徴」という意味だけで覚えるのではなく、このような細かいニュアンスまでしっかりと押さえて正しく使えるようにしましょう。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は「特徴」は英語でどう表現するかについてお話しします。
いろいろな言い方があるので、最後まで読んで使い分けをマスターしましょう。