「参加する」を意味する英語9選|例文を使って意味と使い方を解説

英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事についてできるだけ分かりやすい言葉を使って説明しています。
「参加する」は英語でどう言えばいいでしょうか?
辞書には「take part in」「participate in」「join」「attend」など、いろいろな英語表現が載ってい流ので、どれを使えばいいのか分かりにくいですよね。
外国人と話すときには、文脈に適した「参加する」を使って正しい英語を話したいものです。
そこで今回は、「参加する」は英語でどう言えばいいかをまとめました。
この記事を読んで、シチュエーションにピッタリあった「参加する」を英語で言えるように準備してください。
記事の最後には、ネイティブ音声の動画もあるので、発音も勉強することができますよ。
「参加する」を意味する英語9選
「参加する」を意味する英語表現は9つあり、下記の通りです。
- join
- attend
- take part in
- participate in
- be engaged in
- get (またはbe) involved in
- be on board
- be present at
- partake in
本章では、それぞれの表現の意味や使い方について例文を用いて詳しく解説します。
join「参加する」
一般的に日本語で言う「参加する」の英語にピッタリなのは「join」です。
「join」には、「同じ目的を持つグループの一員になる」という意味があります。
今夜、夕食に出かける予定です。一緒にどうですか(私たちに参加しませんか)。
My son decided to join the Self-Defense Forces and work for the country.
息子は、自衛隊に入って国のために働くことを決心しました。
「join」の後ろには「us」(私たち)みたいに人でもいいし、「the Self-Defense Forces」(自衛隊)や「the soccer club」(サッカー部)みたいにグループでもかまいません。
イベントやグループに「参加する」という動作を表す表現なので、イベントやグループの現場にいる必要はありません。
たとえば、以下の英文は、民主党に参加したという意味ですが、民主党の事務所などにいる必要はありません。
彼は、民主党に参加しました。
attend「出席する」
「出席する」という意味にピッタリなのは「attend」です。
英英辞典には「to go to and be present at (an event, meeting, etc.)」((イベント、会議など)に行って、そこにいること)と書かれています。
つまり、参加して何かするというよりも、「そこにいる」という意味が強いわけですね。
とりあえず出席することが重要で、そこで何かするかどうかは関係ありません。
私の上司は、大きなビジネス会議に出席するように私に言いました。
My son attends the Karate class every Saturday.
私の息子は、毎週土曜日に空手教室に行きます。
「attend」という単語を忘れてしまった場合は、「go to」で置き換えても同じような意味を表すことができます。
また、日常的な会話では「go to」を使う方が自然に聞こえます。
昨日の夜、私はパーティーに行きました。
「attend」を使う以下の英文でも通じますが、ネイティブはこういう言い方はしません。
昨日の夜、私はパーティーに参加しました。
take part in「積極的に参加する」
「take part in」には、「他の人と一緒に、何かに積極的に関わる」という意味があります。
「join」より少しフォーマルなイメージです。
「part」(役割・分担)という言葉が使われていることからも、「attend」のように「そこにいる」だけではなく、積極的にイベントに参加するという意味が強いことが分かります。
彼は、ボランティア活動に参加することを断りました。
She was proud to take part in the project.
彼女は、そのプロジェクトに参加することを誇らしく思いました。
participate in「何かをするために参加する」
「participate」も、「take part in」と同様に「参加する」という訳がピッタリです。
「何かをするために参加する」という意味合いですね。
ただし、「take part in」より、やや硬い言い方です。
教室での議論にあなたが参加することを歓迎します。
All students should attend and participate in the school meeting.
すべての生徒は、学校の会議に出席して参加するべきです。
get (またはbe) involved in「関与する」
「involve」には「巻き込む」「関与させる」という意味があり、「get(be) involved」のように受動態にすることで「関与する」「巻き込まれる」という意味になります。
私は反戦運動に参加しました。
She decided to get involved in supporting crime victims.
彼女は、犯罪被害者の支援に参加することに決めました。
※「crime」=犯罪、「victim」=被害者
「get involved in」の後ろには、名詞と動名詞のどちらでも使えます。
be engaged in「従事している」「取り組んでいる」
「(be) engaged in」には、「取り組む」「従事する」「関与する」「参加する」という意味があります。
会社は、その地域で公害をなくす取り組みに従事しています。
※「eliminate」=除去する、「pollution」=公害
Most people in the area are engaged in agriculture.
その地域のほとんどの人は、農業に取り組んでいます。
※「agriculture」=農業
be on board「特別な目的を持って集まりに参加する」
be on boardは「乗り物に乗っている」だけでなく、「特別な目的を持って集まりに参加する」「計画や活動に加わる」といった意味も持つ英語表現です。
ビジネスやプロジェクトなどの場面でよく使われ、チームや組織の一員として協力するというニュアンスがあります。
単に「参加する」だけでなく、「同意している」「賛同している」といった意味も込められています。
be present at は「(特定の)場所にいる」「(行事や会議などに)出席している」という意味を持つ英語表現です。 また、attendやparticipateなどの表現は「参加する」という「動作」を表しますが、be present at は「状態」を表す点に注意しましょう。 partake inは「(食事や飲み物)をともにする」「(活動や催しに)参加する」という意味のフォーマルな英語表現です。 特に、下記のように複数の人と何かを共有する場面でよく使われます。 単に「参加する」以上に、積極的な関与や貢献を示唆することもあります。 日常会話ではparticipate inや take part inのほうが一般的ですが、partake inは格式ばった場面や文学作品で使用されることが多いです。 最後に番外編として、下記の3つの「参加」を使った英語表現の意味と使い方について詳しく解説します。 友達の家でパーティをおこなうときに、「私も行く(参加する)」と言うこともあるでしょう。 そのような場面では”I’m coming.”を使うことが一般的です。 「来る」という意味を持つcomeを使うのは不思議に思えるかもしれませんが、これは日本語と英語の視点の違いによるものです。 英語では、イベントや集まりの開催地など話の中心となる場所に視点を置くことから、相手側からしたらあなたは「来る」ことになります。 この場合は、attendやjoinは使わないので気をつけてください。 “Count me in.”は「私も参加させてよ。」「入れてよ。」という意味を持つカジュアルな英語表現です。 誰かが計画を立てていて、自分も加わる意思があることを伝えるときに使われます。 特に友人や親しい同僚との会話でよく使われる表現で、積極的に参加したい気持ちを伝えられます。 フォーマルな場面では、”I’d like to join.”や、”Please include me.”といった表現を使うことが望ましいです。 ビジネスや公式な場面で「参加させていただきます」と丁寧に伝えたい場合は、以下の表現が適しています。 英文を文字で見ただけでは分かりにくいし、どう発音すればいいか分からないので、この記事で紹介した英語フレーズを録音しました。 オーディオを聞いて発音を練習しましょう! 本記事では、下記の9つの「参加する」を意味する英語表現の意味と使い方、ニュアンスの違いについて例文を用いて詳しく解説しました。 ただ「参加する」という意味だけを覚えるのではなく、それぞれの表現の使用すべき場面や細かな意味まで覚えて、状況や相手に応じて正しく使い分けられるようにしましょう。 こういった単語・熟語を覚えるときのコツとしては、「join」=「参加する」、「take part in」=「参加する」のように単語や熟語だけ覚えるのではなく、英文ごと覚えることです。 単語や熟語と意味だけを覚えると、受験やTOEICのような筆記試験では役に立つけれど、英会話や英作文では使えない知識が身に付いてしまいます。 つまり、試験では高得点を取れるけれど、何の役にも立たない「死んだ知識」になってしまうんですね。 そこで、自由に英会話使えるようになる方法を、無料のメールマガジンで詳しく説明しています。 自宅で独学して英語を話せるようになるための勉強法です。 不要になればいつでも解除できるので、以下のページから気軽に参加してくださいね。 ⇒独学で英語を話せるようになる勉強法をメールマガジンで学ぶ!
これほど才能あふれるプロフェッショナルなグループに参加できてワクワクしています。
Megan is officially on board as our new project manager.
メーガンは正式に私たちの新しいプロジェクトマネージャーとして加わりました。
Jane was hesitant at first, but now she’s fully on board with our strategy.
最初は迷いがあったものの、ジェーンは今では完全にこの戦略に参加しています。
be present at 「(特定の)場所にいる」
単に物理的に存在することを指すだけでなく、「出席している」「参加している」というニュアンスを持ちます。
attendやgo toと比較するとやや硬い表現で、公式な報告やビジネスシーンなどフォーマルな場面で使うことが望ましいです。
全ての従業員は年次会議に出席しなくてはなりません。
Was she present at the ceremony yesterday?
彼女は昨日の式典に出席していましたか?
Several experts were present at the conference.
数名の専門家がその会議に出席していました。
partake in「〜をともにする」「参加する」
過去形はpertook、過去分詞はpertakenです。
多くのゲストが結婚式に参加しました。
John refused to partake in any illegal activities.
ジョンは違法行為に一切関与しませんでした。
Would you like to partake in our discussion on climate change?
気候変動に関する議論に参加しませんか?
【番外編】「参加」を使った英語表現
「私も行く(参加する)」
そのため、come「来る」を使うのです。「私も参加させてよ」「入れてよ」
A: 今週末ビーチに行くんだけど、一緒に来る?
B: Count me in!
B: ぜひ入れて!
「参加させていただきます」
【動画】ネイティブ音声を聞いて練習しよう!
「参加する」の英語は使い分けが大事!
他では知ることのできない情報が満載です。