英語で「馬鹿」って何て言うの?スラングを含む厳選17フレーズ
あなたは英語で「馬鹿」や「アホ」といった意味になる単語を知っていますか?
実は、英語には馬鹿を意味する言葉がスラングも含めて非常に多くあります。
しかし、中には相手を侮辱したり、差別的で下品な表現であったりすることもあるので注意が必要です。
この記事では「馬鹿」を表す英語やスラングを17個ご紹介します。
それぞれの意味やニュアンスを正しく理解してきちんと使い分けられるようにしましょう!
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「馬鹿」を表す英単語7つ
「馬鹿」を表す英単語は下記の7つです。
- stupid
- foolish
- idiot
- silly
- simp
- unintelligent
- brainless
それぞれ細かなニュアンスや真剣度が異なります。
以下に、それぞれの「馬鹿」について例文を用いて解説します。
stupid「馬鹿」
愚かな言動や判断に対して用いられ、相手の言動に対して苛立ちを感じている際に使用します。
そのため感情的で、相手を批判しているためニュアンスとしてはかなり強めです。
相手に向かって言うときには、相手の気分を害する可能性があるため注意しましょう。
サブリナはまたバカな間違いをしたよ!
foolish「愚か者」
foolishは「愚か者」という意味を表します。
人の頭の悪さそのものに対して「馬鹿」というのではなく、思慮が足りない軽率な行動を取ってしまった人の「愚かさ」について表現する際に使用することが一般的です。
冗談で使われることはなく、深刻な響きを持つため使用する際には注意しましょう。
私はナンシーが弟のことを信じるほど愚か者であるとは思いません。
idiot「愚か者」
idiotは、浅はかで愚かな言動をする人に使います。
人間以外に使われることはありません。
ジョージは本当に愚か者だ!
silly「おバカさん」
sillyは、「おバカさん」という日本語のニュアンスからしても可愛げがあり、お茶目な人や子供に対して使います。
冗談として親しみを込めて使われることが多いです。
この記事で紹介する「馬鹿」という意味を持つ英単語の中で最もカジュアルな表現です。
おバカさんね!
simp「アホ」
simpは、”simpleton”「アホ」「間抜け」の最初の4文字を切り取った語で、simpletonと同じ意味になります。
攻撃性の高い言葉であり、相手を侮辱することにもつながる可能性があるため使い方に注意が必要です。
ジェームスは、みんなが自分のことをアホで間抜けな人間であると思っていることを知っています。
unintelligent「愚かな」
intelligentは、「知能が高い」「教養がある」という意味の単語です。
接頭語としてun-をintelligentの前につけることで反対の意味をもち、「愚かな」という意味に変わります。
私はルパートは頭が悪いと思います。
brainless「能無しの」
brainは「脳」という意味をもつ単語で、-lessという接尾辞を語尾につけることで「〜が無い」という意味になり、「能無し」となります。
クレアは美人だけど、頭が悪いです。
「馬鹿」を表す英語スラング5つ
続いて「馬鹿」を表す英語スラングを5つ紹介します。
下記の5つです。
- dimwit
- doofus
- wally
- asshole
- airhead
それぞれのスラングについて解説します。
dimwit「馬鹿」「能無し」
dimwitは、dim「暗い」「ぼんやりしている」という単語とwit「知恵」「機知」が合わさった単語です。
そのため「能無し」「うすのろ」といったニュアンスがあります。
相手によっては傷つく可能性もあるので使用する場合は注意してください。
この馬鹿!何やってるの?!
doofus「お馬鹿さん」
doofusは、主にアメリカで使用されているスラングです。
冗談で「馬鹿」という際に使用されます。
君はおバカさんだね!
wally「お馬鹿さん」
wallyは、イギリスで使用されるスラングです。
憎むことができない、可愛げがある「お馬鹿さん」というニュアンスで使用します。
他の猫がまたお前のエサを食べちゃったよ!お馬鹿さん!ご飯を出されたらすぐに食べなきゃダメだよ。
asshole「馬鹿」
assholeは、映画や海外ドラマなどでよく見かける表現です。
しかし、assは「お尻」、holeは「穴」という意味があることからかなり下品で汚い表現になるため使用を控えるべきです。
この馬鹿野郎!
airhead「頭が空っぽな」
airは「空気」、headは「頭」という意味を表すことから「頭が空気みたい」=「頭が空っぽな」という意味になります。
他にも、pumpkin head、potato head、bone headも同じようなニュアンスで用いられます。
ジェシカは何回も同じ間違いを繰り返すんだよね。彼女は馬鹿だと思う。
使わない方が良い「馬鹿」を表す英単語5つ
次に映画やドラマで耳にすることがあるものの、あまり使わない方が良い「馬鹿」を表す英単語は下記の5つです。
- dumb
- moron
- retard
- jerk
- ignorant
それぞれの英単語について使用すべきでない理由を解説します。
dumb 「馬鹿」
dumbは元々「口がきけない」という意味をもち、ディズニー映画のダンボもこの単語からきています。
そのためdumbは「バカ」という意味もありますが、これを使用してしまうと差別的な表現になるためあまり使わない方が良いです。
それは私がこれまで見た中で最もしょうもない映画の1つでした。
moron「馬鹿者」
moronは、精神年齢が低い大人に対して「馬鹿」と表現したいときに使用する表現ですが、かなり下品な表現であるため使わないことをおすすめします。
どうしてあんな子供みたいな振る舞いをしたの?あんた馬鹿ね!
retard「馬鹿」
retardは「知的障害者」や「精神的障害者」を意味する英単語でもあることから、相手を侮辱してしまうことにもなるため使用しない方がよいでしょう。
全ての愚か者のIQが低いというわけではない。
jerk「間抜け」
無神経で自己中心的な男性を馬鹿にするときに使用することが多いです。
しかし、かなり強い悪口になってしまうようで、私がオーストラリアで使った時はたしなめられました。
あまり使わない方が良い単語です。
私たちはその間抜けな男が愚かなことをしでかさないことを願います。
ignorant「無知の」「無学の」
ignorantはignore「無視する」の形容詞の形です。
「無知の」「無学の」「教養がない」というネガティブな意味になり、相手を侮辱し、傷つけてしまう可能性が高いので使わないようにしましょう。
そんなことをしただなんて、彼は無知だ。
英語で「馬鹿」と言う時は気をつけよう!
英語には「馬鹿」を表現する表現とスラングが非常に豊富にあることがわかりましたか?
学校では習わない表現ばかりで、知らない単語が多かったのではないでしょうか?
しかし、それぞれの言葉は、ニュアンスや真剣度が異なります。
中には相手を侮辱したり傷つけたりする表現もあります。
それらの言葉は、トラブルを引き起こす可能性があるため、日常生活の中では使用しない方が賢明でしょう。
なお、こうした表現を英会話のときに自由に使えるようになるには “ある練習” が必要です。
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