英会話フレーズ大特訓、初心者がビジネス英語を話せる2ステップ
英会話フレーズをたくさん覚えたらビジネス英語を話せるようになると思っていませんか?
書店の英語コーナーに行けば、朝起きてから寝るまでに使う英会話フレーズの本や、ビジネス英会話フレーズを集めた教材があります。
そんなのを見たら、「英会話フレーズをたくさん覚えたら英語を話せるに違いない」と考えてしまうのも無理はありません。
でも、英会話フレーズをたくさん覚えても、ビジネス英語は話せるようにはなりません。
英会話フレーズは、教材に載っているのと完璧に同じ状況、同じ会話の流れでしか使えないからです。
だから、ホテルのチェックインのようなお決まり場面では使えますが、臨機応変な会話が求められるビジネスでは使えません。
「じゃあ、どうすればビジネス英語を話せるようになるのか?」
と思いますよね。
そこで、初心者が最短でビジネス英語を話せるようになるための勉強法とそのための教材『英会話フレーズ大特訓 ビジネス編』を紹介します。
この勉強法なら、以下のことができるようになります。
- 職場で言いたいことを英語でズバッと言える
- 正しい文法・表現で話せる
- 英会話スクールや留学は不要なのでお金がかからない
- 通勤時など空き時間に勉強できるので忙しい人でも大丈夫
この方法で勉強すれば、職場での外国人とのビジネス英会話も楽になるはずです。
なお、中学英語だけでビジネス英語を話せる方法を『実践的ビジネス英語の勉強法 中学英語150パターンで何でも話せる』で紹介しています。
あわせてお読みください。
基礎文法を体で覚える
ビジネス英語を話すためには、まずは基礎文法を体で覚える必要があります。
その後で、ビジネス英会話の練習をします。
- 基礎文法を体で覚える。
- ビジネス英会話フレーズの練習をする。
基礎を身に付けずにビジネス英会話だけ身に付けることはできません。
基礎文法は、中学生のときに学校で習いますが、文法ルールを頭で理解しただけでは、筆記試験で正解を出せますが、英会話ができるようにはなりません。
英会話ができるようになるには、基礎文法を体で覚える必要があります。
基礎文法を体で覚えて初めて、ビジネス英会話もできるようになります。
あなたの英語脳テスト
あなたは基礎文法を頭で理解しているだけか、それとも体で覚えているかをテストしてみましょう。
以下の日本語を英語に訳してください。
あなたは、毎日この電車を利用するのですか?
彼女は私があなたに話した人です。
※正解は後ほど。
それぞれ1~2秒くらい英訳して言えましたか?
それとも、「『息子』は『son』だから~」のように時間をかけて和文英訳しましたか?
上の文をすべて瞬間的に英語で言えたなら、あなたはすでに英語の基礎文法を体で覚えている可能性があります。
でも、1文を英語で言うのに数秒かかったなら、まだ基礎文法を頭で理解している段階です。
まだ体で覚えるには至っていないので、まずは基礎文法を体で覚えるための練習が必要です。
基礎文法を体で覚えると、以下のことをできるようになります。
- 英語がパッと口から出るようになる
- カタコト英語ではなく、正しい文法で話せるようになる
- 言いたいことを自由に言えるようになる
ビジネス英語を話せるようになるには、基礎文法を体で覚えた上で、ビジネス英会話フレーズを覚えることが必要です。
なお、先ほどの答えはこちらです。
I have a son.
あなたは、毎日この電車を利用するのですか?
Do you take this train every day?
彼女は私があなたに話した人です。
She is the person that I told you about.
体で覚える方法
基礎文法を体で覚えるには、瞬間英作文という手法を使います。
瞬間英作文とは、シンプルな日本語文を一瞬で英語に訳すトレーニングのことです。
瞬間英作文をするときのルールは、以下のとおりです。
- 短くてシンプルな日本語文・英文で練習する。
- 日本語文を見て、瞬間的に英語に訳し声に出して言う。
- 最初は、同じ文法単元の英作文を練習する。
- 慣れてきたら、異なる文法単元の英作文を混ぜて練習する。
- 考えなくてもパッと英語が出てくるまで練習する。
- 日本語のオーディオを聞いて、すぐに英語で言えるように練習する。
では、少し練習してみましょう。
以下の日本語を英語に訳してください。周りに人がいない場合は、声に出して言いましょう。
じっくり考えるのではなく、できるだけ速く瞬間的に言うのがポイントです。
2. 私は、車を2台持っています。
3. 私には、兄と姉がいます。
4. 私は、とてもおもしろい本を持っています。
5. 私は、たくさんのいい友だちがいます。
どうですか?
瞬間的にパッと言えましたか?
答えは以下のとおりです。確認してください。
2. I have two cars.
3. I have a brother and a sister.
4. I have a very interesting book.
5. I have a lot of good friends.
間違ったとこがあったり、瞬間的に言えなかった場合は、もう一度日本語文を見て英作文の練習をしましょう。
では、もう少し練習してみましょう。
以下の文を瞬間的に英訳してください。
7. あなたは、寿司が好きですか?
8. あなたは、毎日この電車を利用するのですか?
瞬間的に、以下のように言えましたか?
7. Do you like sushi?
8. Do you take this train every day?
間違っていたり、時間がかかったりした場合は、もう一度練習しましょう。
こうしたシンプルな英作文をたくさん練習すると、正しい英文法で、言いたいことがパッと口から出てくるようになります。
この練習を十分にして英語がパッと出てくるようになってから、ビジネス英会話フレーズ大特訓を始めましょう。
なお、この練習に使う教材は、文法単元ごとにまとめられている教材なら何でもかまいませんが、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』が使いやすくまとめられています。
ビジネス英会話フレーズ大特訓
ここまで説明した方法で英語の基礎文法を体で覚えたら、次はビジネスで使う英会話フレーズ大特訓を始めます。
具体的には、先ほどと同じ要領で、ビジネスの現場でよく使う英会話フレーズの日本語文を見て、すぐに英語で言う練習をします。
少し試してみましょう。
以下の文を英語で言ってみましょう。
お噂はかねがね伺っております。
あなたの言うことも一理ありますが、残念ながら同意しかねます。
どうですか?
これをパッと英語で言えるなら、もうかなりの英語力です。
以下の英文を見て確認してください。
I've heard a lot of good things about you.
You have a point there, but I beg to differ with you.
※「have a point」=的を射ている、「beg to differ」=同意しかねる
最初に基礎文法を体で覚えてから練習すれば、こういったビジネス英語フレーズも自由に言えるようになります。
いきなりビジネス英会話の勉強をするのではなく、以下のように最初に基礎文法を体で覚えるわけです。
- 基礎文法を体で覚える。
- ビジネス英会話フレーズの練習をする。
ビジネス英会話フレーズ大特訓に使う教材は、書店で売られている教材であれば何でもかまいません。
ですが、使いやすさという点で、ここでは『英会話フレーズ大特訓 ビジネス編』を紹介します。
『英会話フレーズ大特訓 ビジネス編』は、受け付けでの対応、電話の対応、仕事の状況の説明、クレーム対応など、シチュエーションごとにまとめられています(上記の例文は同書より抜粋しました)。
左ページに日本語、右ページに英語という形で掲載されているので、左ページの日本語を見て英語に訳し、右ページを見て確認するという形で勉強できます。
基礎文法を体で覚えた後で、このようなビジネス英会話フレーズの特訓をすると、外国人と話すときに英語がパッと出てくるようになります。
まとめ
ビジネス英会話ができるようになるには、まずは一般的な英会話ができるようになる必要があります。
そのためには、最初に基礎文法を体で覚えて、その後でビジネス英会話フレーズを覚えるというステップが必要です。
- 基礎文法を体で覚える。
- ビジネス英会話フレーズの練習をする。
最初からビジネス英会話フレーズだけ覚えても役に立たないので、必ずこの順序を守ってください。
なお、基礎文法を体で覚える方法については、無料のメール講座で詳しく説明しています。
⇒ メール講座について詳しくはこちら
ウェブサイトでは話せない秘密のプロジェクトを公開してるから、ぜひ参加してください。