「思い込み」は英語で?英会話で使える表現を14の例文から学ぼう
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「思い込み」は英語でどう言えばいいかについてお話しします。
「彼女は思い込みが激しいなあ」とか「思い込みで行動しちゃダメだよ」のようなことは、日常会話でよく言いますよね。
でも、英語で言おうと思ったら、言葉が出てこないのではないでしょうか?
この「思い込み」は英語でどう言えばいいのか、例文を使って説明します。
使いこなせるようになると英語の表現力が大きく広がるので、ぜひ最後まで読んで覚えてください。
「思い込み」は英語で?
I believed in Santa Claus until I got into high school.
私は、高校生になるまでサンタクロースは本当にいると思い込んでいました。
「believe in~」には「~の存在を信じる」という意味があります。
「存在しないものを存在する」という点で「思い込む」という意味を表すことができます。
The followers of that religion believe that donating all one’s money to charity is the road to happiness.
その宗教の信者は、持っているお金をすべて寄付することが幸せへの近道だと思い込んでいるんです。
※「follower」=信者、「religion」=宗教、「donate」=寄付する、「charity」=慈善事業、「road」=道
「believe that + 主語 + 動詞~」には「~ということを信じる」という意味があります。
これも「本当かどうか分からないことを信じる」という点で「思い込む」という意味を表すことができます。
よく使う便利な表現なので、「believe」を使う例文をもう1つ紹介します。
There are people who truly believe that they’ve been abducted by aliens and had transmitting devices implanted in their bodies.
夜中に宇宙人に誘拐されて、発信装置を体に埋め込まれたと思い込んでいる人がいます。
※「truly」=本当に、「abduct」=誘拐する、「alien」=宇宙人、「transmit」=送信する、「device」=装置、「implant」=埋め込む
Mr. Anderson is convinced that his illness is incurable.
アンダーソンさんは、自分の病気は治らないと思い込んでいます。
※「incurable」=不治の
「convince」には「確信させる」という意味があります。
受動態で使うと「確信している」という意味になるので、「思い込む」という意味で使うことができます。
His son somehow got the idea into his head that everyone hates him.
彼の息子は、どういうわけか、誰もが彼のことを嫌っていると思い込んでしまいました。
「get the idea into one's head that + 主語 + 動詞~」は、「~と思い込む」という熟語です。
直訳だと「that」以下のことを頭の中に入れるという意味ですね。
She just got it wrong.
それは彼女の思い込みにすぎません。
「get it wrong」には、「間違った思い込みをする」とい意味があります。
このまま覚えてしまいましょう。
She really reads too much into things. John just acted a little nicely toward her and she thought he liked her.
彼女は本当に思い込みが激しいんですよ。ジョンが少し親切にしてあげたら、ジョンは彼女に気があると思い込んでしまったんです。
「read too much into things」には「考えすぎる」「深読みしすぎる」という意味があります。
「相手の行動を深読みして勘違いする」という意味で「思い込む」というニュアンスを出すことができます。
また、単純に「think」(考える)を使うだけでも「(間違ったことを)考える」という意味で「思い込む」という意味を出せます。
※think-thought-thought
Of course he would think that his parents don’t love him. His parents are always working and never at home.
彼が両親に愛されていないと思い込むのは当然です。両親はいつも仕事をしていて、家にはほとんどいないんですから。
(もちろん、彼は両親に愛されていないと思うでしょうよ)
もう1つ例を紹介します。
She thinks it’s just natural that her boyfriend would drop her off and pick her up every day.
彼女は、毎日ボーイフレンドが車で送り迎えしてくれるのを当然だと思い込んでいます。
※「natural」=当然、「drop off」=下車させる(下車する)、「pick up」=車で拾う
Not all Japanese people can do judo or karate. That’s just your own stereotype.
日本人はみんな柔道か空手ができるわけではありません。それはあなたの思い込みです。
「stereotype」には、「固定概念」「型にはまった考え」という意味があるので「思い込み」という意味で使うことができます。
You’ve got it into your head that all Japanese people can do Judo or Karate(, but that’s just wrong).
日本人はみんな柔道か空手ができるというのはあなたの思い込みです(でも、それは間違っています)。
「get it into one's head that~」には、「~と思い込む」という意味があります。
You can’t just act on your assumptions. Start by identifying the cause of the problem.
思い込みで行動してはいけません。まずは、問題の原因を特定してください。
※「identify」=特定する、「cause」=原因
「assumption」には、「思い込み」という意味があります。
「act on~」には「~に基づいて行動する」という意味があるので「act on one's assumption」は「思い込みに基づいて行動する」という意味になります。
Subordinate: The reason I can’t get promoted is because I’m not good at sucking up, isn’t that right?
部下:私が出世できないのは、私がゴマをするのが下手だからじゃないんですか?
Superior: That’s an incorrect assumption.
上司:それは思い込みだよ。
※「get promoted」=昇進する、「suck up」=ごまをする、「subordinate」=部下、「superior」=上司
「incorrect assumption」は「正しくない思い込み」なので、日本語の「思い込み」に近いですね。
A: But that’s what it said in the newspaper.
A:でも、新聞にそう書かれていたんですよ。
B: Don’t assume that everything that’s written in the newspaper is right.
B:新聞に書かれていることは全部正しいというのは思い込みだよ。
(新聞に書かれていることはすべて正しいと決めてかかるな)
「assume」には「仮定する」「当然のことと決め込む」という意味があります。
英語を話せるようになる方法とは?
この記事では、「思い込み」は英語でどう言えばいいかを紹介しました。
日常的によく使う表現なので、使いこなせるように覚えてしまってください。
しかし、日常英会話でよく使われる表現を覚えるだけでは、英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、そのための勉強をする必要があります。
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A: Well, that’s what it said in the newspaper.
A:でも、新聞にそう書かれていたんですよ
B: You can’t think that everything that’s written in the newspaper is right.
B:新聞に書かれていることがすべて正しいと考えることはできないよ。