「耳が肥えている」は英語で?「have an ear for」の意味と使い方を解説

耳が肥えている

趣味や仕事で、音や言語に対する鋭い感覚を持っている人が周りにいませんか?

そんな「耳が肥えている」人を英語で褒めたい時、どんな言葉が適切なのでしょうか。

この記事では、日常会話でよく使われるカジュアルな表現「have an ear for」の正しい使い方を紹介します。

アキラ
アキラ

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「耳が肥えている」の英語

【フレーズ】have an ear for(聞く力に優れている・耳が肥えている)

【例文】

A: Did you hear that new song by Sarah?
 I think it's really catchy.
(サラの新曲聴いた?すごく耳に残るんだよね。)

B: Yeah, I did. She really has an ear for music. 
(うん、聴いたよ。彼女は本当に音楽の才能があるんだと思う。)

A: I agree.
 I heard she started playing the piano when she was just a kid. 
(そうだね。彼女、子供の頃からピアノを弾き始めたらしいよ。)

【説明】

「have an ear for」は、特定の音や音楽に対して、生まれつき、あるいは経験によって培われた鋭い感覚を持っていることを表す表現です。

日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。

必ずしもプロレベルの能力を指すわけではなく、アマチュアレベルでも「耳が良い」と感じた時に使えます。

音楽の才能がある人に対して

He has an ear for music.(彼は音楽の才能がある)

外国語の発音が上手な人に対して

She has an ear for languages.(彼女は語学の才能がある)

のように使えます。

A: Your French is so fluent!
(あなたのフランス語、すごく流暢だね!)

B: Thanks! I'm a beginner in French.
(ありがとう!フランス語を習い始めたばかりなんだ。)

A: I think you have an ear for languages.
(語学の才能があるのかも。)

より広い意味では「have a knack for」もよく使います。

「have an ear for」は、聞いてわかることについて使うのに対して、「have a knack for」は違う場面でも使えます。

例えば、「have an ear for」と同じように「have a knack for languages」とも言えますが、「have a knack for DIY」も大丈夫です。

しかし「have an ear for DIY」とは言えません。

「耳が肥えている」の英語まとめ

この記事では、音楽や語学の才能を褒める際に使える「have an ear for」を紹介しました。

この表現は、生まれつきの才能や経験によって培われた感覚を指します。

また、より広い意味で使える「have a knack for」と使い分けることで、表現の幅を広げることができます。

【編集後記】

リスニングの練習はしていますか?

「してるよ!」という方には、もうひとつ聞きたいことがあります。

ちゃんと、上達を実感できていますか?

実は私、以前リスニングにかなり力を入れていた時期がありました。

アメリカに留学していたときの話です。

毎日、数時間ネイティブの英語を聞いて、とにかく集中して練習していました。

単位を取るために必死だったんです。

それで英語が全部聞き取れるようになったかというと… 正直、そうはなりませんでした。

頑張っていた分、かなり落ち込みましたね。

「努力が足りないのかな」

「年齢のせいかも」

「才能がないのかも」

そんなことばかり考えていました。

でも、今ならわかるんです。

上達しなかった理由。

それは、

「リスニングを練習すれば、どんな英語でも聞き取れるようになる」

という、よくある“勘違い”をしていたからなんです。

英語の音さえ聞き取れるようになれば、映画もニュースも日常会話も…すべて完璧に聞き取れると思っていました。

でも、現実はそんなに甘くない。

なぜなら、「知らない言葉は聞こえない」からです。

たとえば、小学5年生の子って日本語の音はちゃんと聞き取れますよね?

でも、テレビのニュースで「財政出動」なんて言われても、言葉の意味がわからないから聞き取れない。

まさにそれと同じです。

音が耳に入っていても、意味がわからないと理解できないんですよね。

そして、「何だったんだろう?」と考えているうちに会話が進んで、ついていけなくなる。

だからこそ、リスニングの上達には「語彙力」が欠かせません。

もちろん、スペルや意味だけ覚えるのではなく、音声で発音も一緒に覚えることが大事です。

それによって、リスニング力はグッと伸びていきます。

もし今、「聞いてるのに聞き取れない…」と感じているなら、語彙力を強化してみてください。

そこがブレイクスルーのきっかけになるかもしれませんよ。

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