無料で使えるオンライン英英辞典 おすすめ9選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、オンラインで無料で使える英英辞典を紹介します。
英語の初心者のうちは、どうしても英和辞典を使う必要があります。
でも、ある程度の英語力に達したら、英和辞典と英英辞典を併用することをおすすめします。
英英辞典を使うと、英語を英語のまま理解できるようになるので英語力が大きく伸びるからです。
この記事では、オンラインで無料で使える英英辞典を以下の3つに分類して紹介します。
- 英語学習者向けの辞書
- ネイティブの子供向けの辞書
- ネイティブ向けの辞書
英語学習者向けの辞書は、難しい言葉を使わずに分かりやすく説明されています。
慣れるまでは単語1つ調べるのにも時間がかかると思いますが、慣れてくると英和辞典と同じように使いこなせるようになります。
英語力アップに大いに役に立つので、今日からでもぜひ挑戦してください。
目次
英英辞典をおすすめする理由
英英辞典は、英語力アップに大きな効果があります。
なぜなら、英和辞典を使うと、「英単語」と「日本語訳」の対応が記憶されるのに対して、英英辞典を使えば「単語の意味」を覚えることができるからです。
英和辞典で覚えた場合:「accept」=「受け入れる」
英英辞典で覚えた場合:「accept」=「to say yes to an offer or invitation」(申し出や招待にYesと言うこと)
上記のように、英和辞典を使って覚えた言葉は、英語を日本語に訳してからでなければ理解することができません。
でも英英辞典を使って覚えた単語は、英語のまま理解できるようになります。
だから、英文を読むスピードが速くなるうえに、リスニングが上達するという効果があります。
英語学習者におすすめのオンライン英英辞典
オンラインで使える英英辞典には、ネイティブ向けのものと第2言語として英語を勉強している人向けのものがあります。
英語学習者向けの辞書は、ネイティブ向けの辞書より簡単な言葉を使って分かりやすく説明されています。
ここでは、オンラインで使える英語学習者向けの英英辞書を紹介します。
Cambridge Learner's Dictionary
『Cambridge Learner's Dictionary』(ケンブリッジ ラーナーズ ディクショナリー)は、イギリスの名門ケンブリッジ大学の出版局が運営するオンライン英英辞典の英語学習者向けバージョンです。
イギリス英語専門の辞書かと思いきや、画面右上のリストからイギリス英語「English(UK)」とアメリカ英語「English(US)」を切り替えることができます。
この英英辞典の特徴は、単語の定義が太字で書かれているので読みやすいということです。
おかげでパッと見た瞬間に定義が目に入ってくるので、脳の負担が少し軽くなるように思います。
試しに、「comprehensive」(包括的)という単語を調べてみると、以下のようなシンプルな説明が表示されました。
「including everything」(すべてを含むこと)が「comprehensive」の意味です。
「comprehensive」の説明はシンプルですが、他の単語では、もっと詳しい説明と例文が表示されます。
また、単語の発音は、「US」(アメリカ英語)と「UK」(イギリス英語)のマイクのアイコンをクリックすることで、アメリカ英語とイギリス英語の両方を聞くことができます。
試しに、「schedule」の発音を聞いてみると、アメリカ英語では「スケジュール」、イギリス英語では「シェジュール」のように読み上げられました。
⇒ Cambridge Learner's Dictionaryはこちら
Oxford Learner's Dictionary
『Oxford Learner's Dictionary』(オックスフォード ラーナーズ ディクショナリー)は、イギリスの名門オックスフォード大学の出版局が運営するオンライン英英辞典の英語学習者向け版です。
検索ボックスの左にある「English」という部分をクリックするとアメリカ英語に切り替えることができます。
また、イギリス独自の使い方については「British English」と書かれているので簡単に区別できます。
一見、文字がたくさん詰め込まれているような印象なので、英語を読み慣れない人は一瞬圧倒されてしまうかもしれませんが、しばらく使っていると慣れてきます。
⇒ Oxford Learner's Dictionaryはこちら
Merriam Webster Learner's Dictionary
『Merriam Webster Learner's Dictionary』(メリアム ウェブスター ラーナーズ ディクショナリー)は、アメリカの老舗出版者が運営するオンライン英英辞典です。
下の画像を見れば分かるように、言葉の定義と例文が多数書かれており、アメリカ英語の発音をオーディオで聞くことができます。
個人的には、細かい文字で書かれているので目が疲れるのであまり使いません。
でも、他の辞書で調べただけでは不十分なときには、この英英辞典を使うこともあります。
⇒ Merriam Webster Learner's Dictionaryはこちら
ネイティブの子供向けの辞書
国語辞典に子供用と大人用があるように、ネイティブが使う英英辞典にも子供用と大人用があります。
ここでは、ネイティブの子供用に作られた英英辞典を紹介します。
子供向けの辞書でも何でも、英語学習に役立つものは大いに活用しましょう。
Wordsmyth
『Wordsmyth』では、言葉の意味や例文、オーディオだけでなく、その言葉に関係する画像まで表示してくれます。
たとえば、「paint」という単語を検索すると、ペンキ、絵の具、絵描きの画像が表示されます(すべての単語に画像が付属しているわけではありません)。
単語とイメージと関連付けて覚えることができるので学習効果が上がります。
。
Enchanted Learning
「Enchanted Learning」は、ここまで紹介したような単語を検索するタイプの辞書ではなく、画面に表示されるアルファベットや単語をクリックして、調べたい単語を見つけます。
それぞれの単語には、イラストと説明が載っているので、調べたい言葉がどんなイメージなのかを知ることができます。
以下の画像は、「bird」をクリックしたときの画面で、いろいろな種類の鳥が表示されています。
それぞれの鳥の名前をクリックすると、もっと詳しい説明を見ることができます。
英英辞典ではありませんが、言葉とイメージを頭の中で一致させるには、こういう工夫が役に立ちます。
上級者向けのオンライン英英辞典
ここでは、英語のネイティブ向けに作られたオンライン英英辞典の中から、私が使いやすいと感じたものを紹介します。
英語学習者向けの英英辞典を使いこなせるようになったら挑戦してください。
Oxford Living Dictionaries
『Oxford Living Dictionaries』(オックスフォード リヴィング ディクショナリー)は、単語の意味だけではなく、英文の中でどのように使われているかを知りたいときに重宝する辞書です。
下の画像を見れば分かるように、非常にたくさんの例文が掲載されています。
ある程度、英語力に自信が付いてきた人が英作文するときに、単語の使い方を調べるのに役に立ちます。
⇒ Oxford Living Dictionariesはこちら
Cambridge Dictionary
『Cambridge Dictionary』(ケンブリッジ ディクショナリー)は、すでに紹介した『Cambridge Learner’s Dictionary』のネイティブ用の英英辞書です。
やはり見やすさではケンブリッジの辞書が一番です。
調べ物をするときはいつも使っています。
Urban Dictionary
『Urban Dictionary』(アーバン ディクショナリー)は、スラング(俗語)や慣用句を扱った英英辞典です。
オックスフォードやケンブリッジのような一般的な英英辞典とは違い、利用者が普段使う言葉を登録する形で発展しています。
出版社が運営している辞書には載っていない新しい言葉や俗語(スラング)が載っているので、調べ物をするときにかなり役に立ちます。
複数の英英辞典を一度に引けるサイト
英語の調べ物をしていると、1つの辞書だけでは意味が分からなかったり、たくさんの例文を見たかったりすることがあります。
そうしたときに、複数の英英辞書サイトを開いて、それぞれのサイトで検索するのは手間がかかります。
でも、英語辞書集を使えば複数のオンライン辞書サイトを一度に検索することができます。
以下の画像では、「comprehensive」を調べてみました。
たくさんの辞書がヒットしているのが分かります。
使い方は簡単で、検索ボックスに調べたい単語を入力して、検索ボタンをクリックするだけです。
最初におすすめする英英辞典は?
この記事ではたくさんの英英辞典を紹介しましたが、英語学習者が最初に挑戦するのは、「Cambridge Learner’s Dictionary」か「Oxford Learner’s Dictionary」をおすすめします。
⇒ Cambridge Learner’s Dictionaryはこちら
⇒ Oxford Learner’s Dictionaryはこちら
最初は見やすい画面の「Cambridge Learner’s Dictionary」で調べて、不十分なら「Oxford Learner’s Dictionary」で調べるというような使い方でいいと思います。
これら2つの辞書で調べても分からないなら、他の辞書で調べてください。
英語を自由に話せるようになるには
英英辞典は、英語の中級者から上級者になるための勉強に大いに役に立ってくれます。
慣れるまでは難しく感じますが、すぐに自由に使えるようになるので、ぜひ今日から使い始めてください。
自由に英語を話せるようになる勉強法とは?
英英辞典を使って勉強すると、英語を英語のまま理解できるようになるので、英語力が大きく伸び始めます。
でも、それだけでは英語を話せるようにはなりません。
英語を自由に話せるようになるためには、そのための専用の勉強が必要です。
言いたいことを自由に英語で言えるようになる勉強法は、メール講座で説明しています。
以下のページから、無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。