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「将来有望な」を英語で言うと?ネイティブが使う「up-and-coming」

将来有望な

友人と、これから人気が出そうな新人について話すとき、「あの人は将来有望だね」と英語で言いたいと思ったことはありませんか?

そんなときにぴったりのフレーズが「up-and-coming」です。

この記事では、この形容詞が持つニュアンスや、具体的な例文、そして動詞を使った表現まで、分かりやすくご紹介します。

英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ナオ、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。

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「将来有望な」の英語

【フレーズ】up-and-coming(将来有望な、成功する見込みのある)

【例文】

A: Have you heard of the singer, Ken? 

(歌手のケンって知ってる?)

B: Yeah, I think so.
 Is he good? 

(うん、聞いたことあるかも。
 彼は良いの?)

A: Definitely!
 He's up-and-coming. 

(間違いなく!彼は将来有望だよ。)

【説明】

「up-and-coming」は、「将来有望な」「これからが期待される」という意味です。

まだ有名ではないけれど、才能があって、これから人気が出そうだと思われる人や物事について使います。

少しカジュアルな表現で、友達同士の会話などでよく使われます。

A: Have you heard of the new company, "Global Tech"? 

(「グローバルテック」っていう新しい会社、聞いたことありますか?)

B: I think I've seen the name. 

(名前ならどこかで見た気がします。)

A: They're considered up-and-coming in the market.

(市場で将来有望だって見られていますよ。)

「up-and-coming」は形容詞ですが、動詞を使いたい場合は「gain traction」を使うことができます。

She is an up-and-coming tennis player.

(彼女は将来有望なテニス選手です。)

She is a tennis player who has been gaining traction recently.

(彼女は最近勢いを増しているテニス選手です。)

「将来有望な」の英語まとめ

本記事では、「将来有望な」という英語表現として「up-and-coming」を学びました。

これは、人や企業が今後成功する見込みがあることを表す、とてもユニークなフレーズです。

今後、新しい才能を見つけた際には、この表現を使って、その話題を盛り上げてみてください。

【編集後記】

英語がなかなか上達しない人には、ある共通点があります。

それは、本来はもっと後の段階で取り組むべき内容に、初心者のうちから多くの時間をかけてしまっていることです。

ある日、こんな質問が届きました。

「道案内をするときに、“Turn right”と言うこともあれば、“Take a right”と言うこともありますよね。違いはあるのでしょうか?」

確かに、どちらも「右に曲がる」という意味です。

意味の上では、どちらを使っても問題はありません。

これは日本語で「右に曲がる」と言ったり、「右折する」と言ったりするのと同じ感覚です。

英語ではこのように、言い回しは違っても意味がほぼ同じという表現がたくさんあります。

どれも意味に大きな違いはありません。

中には、

「ニュアンスの違いがあるのでは?」

と心配される人もいますが、初級~中級レベルでは、その違いを気にする必要はありません。

むしろ、ニュアンスを気にしすぎることで、学習が止まってしまうケースが多いのです。

「間違ったらどうしよう」

と不安になり、話すことそのものが怖くなってしまいます。

大切なのは、微妙な違いを使い分けることではなく、自分の意思をしっかり伝える力を身につけることです。

中には、

「言葉の使い方を間違えるとネイティブに嫌がられる」

と書かれた記事や本を見かけるかもしれません。

しかし、英語が母語でない人が一生懸命に話しているとき、少し表現が変だったからといって、ネイティブスピーカーが気分を害することはまずありません。

逆の立場で考えてみてください。

外国人が拙い日本語で一生懸命に話しかけてきたとき、あなたは嫌な気持ちになるでしょうか?

むしろ、その努力に好意を持つはずです。

英語学習者の不安を煽るような情報には注意してください。

「間違えたら嫌われる」

といった恐怖心を植え付けるような記事は、あなたの成長を妨げるだけです。

───

英語を始めたばかりの段階で、言葉の細かなニュアンスまで気にしていると、学習の負担が大きくなりすぎて、

前に進めなくなってしまいます。

また、外国人と話す場面でも、

「どの表現が正しいんだろう」

と悩みすぎて、言葉が出てこなくなることもあります。

だからこそ、まずは多少ぎこちなくても、自分の考えを口に出すことに集中しましょう。

細かいニュアンスの使い分けは、その後でも十分に間に合います。

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