「効果的」「効果」を意味する英語表現13選|関連フレーズも紹介
あなたは「効果的」を意味する英単語を挙げられますか?
実は英語には「効果的」を意味する英単語が6種類もあります。
そして、それぞれニュアンスや使い方が異なるため、正しく覚えることが必要です。
この記事では、「効果的」を意味する英単語6つだけでなく、その名詞形である「効果」を意味する英単語7つと、「効果」を使ったフレーズについても詳しく紹介します。
「効果」や「効果的」は日常生活でも比較的よく耳にしたり口にしたりすることも多い言葉です。
つまり、これらの単語や表現を知っておくことで、会話表現の幅が大きく広がるでしょう。
「効果」や「効果的」を意味する英単語を詳しく知らない人は必読です!
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「効果的」を意味する英語の形容詞
「効果的」を意味する英語の形容詞は6種類あり、それぞれ下記の通りです。
- effective
- persuasive
- convincing
- efficient
- productive
- potent
ここでは、それぞれの英単語の意味や使い方について例文を用いて詳しく解説します。
effective「効果的な」「有効な」
「効果的な」を意味する英単語を使いたいときには、”effective”を用いることが一般的です。
また、自分が希望する通りの結果が得られるというイメージの単語であることから、「有効な」という意味で使われることもあります。
ボディランゲージを使うことは、オーディエンスからの注目を得るために効果的な方法です。
persuasive「説得力のある」
“persuasive”は「説得力のある」という意味の単語で、間接的に「効果的な」という意味を表します。
エミリーのプレゼンテーションは実に説得力があり、理解しやすいものでした。
convincing「説得力のある」
“convincing”も”persuasive”と同様に「説得力がある」という意味の単語ですが、それぞれ下記の点で異なるため、正しく使い分けられるようにしましょう。
- persuasive: 説得して相手に「行動させる」ときに使う
- convincing:説得して相手に「認めさせる」ときに使う
アンはジョンに浮気していた証拠をたくさん示しました。非常に説得力があったため、彼は彼女を裏切っていたことを認めました。
efficient「効率的」「効果的」
基本的に”efficient”は「効率的」という意味で使われることが多いですが、時間・エネルギー・お金などを最小限にとどめて最大限の結果を得る際には、「効果的」という意味で使われることもあります。
人件費を削減するのにロボットのウェイターを活用することは効果的かもしれません。
productive「生産的」「効率的」
“productive”は「生産的」という意味で覚えている人も多いでしょう。
確かにそれも間違ってはいないのですが、ある行動や手段が結果を生み出すのに「効果的である」という意味で使うこともできます。
特に、行っている作業や活動が結果につながることにフォーカスを当てて使うことが一般的です。
1時間ごとに10分間の休憩を取ることは、あなたの労働時間を生産的なものにしてくれます。
potent「有力な」
“potent”は”potential”「ポテンシャルがある」「潜在能力がある」の形容詞形です。
「力強い」あるいは「有力な」という意味で使われることが多いですが、あるものが強い効果や影響を与える能力があることを強調する際に、「効果的」という意味で使うこともあります。
ちなみに”potent”の名詞は”potency”で「効能」や「有効性」を意味します。
「ポテンシー」ではなく「ポーテンシー」と発音します。
セットで覚えましょう。
ガンを治療する効果的な薬があればいいのに。
上の例文に出てくるI wish there were~は仮定法です。
詳しくは、『仮定法過去とは?英会話で使える必須の6パターンを説明します』を読んでください。
【番外編】「効果」を意味する英語の名詞
前章では「効果的な」を意味する英語の形容詞について紹介しましたが、これとあわせて英語の名詞「効果」も一緒に学習しましょう。
「効果」を意味する英語の名詞は、下記の7つです。
- effect
- effectiveness
- impact
- efficacy
- result
- outcome
- consequence
ここでは、それぞれの英単語の意味と使い方について、例文を用いながら詳しく解説します。
effect「効果」
「効果」を意味する英単語で最も一般的なのが、”effective”の名詞形である”effect”です。
何か行動や選択をした際に生じたあらゆる効果を指します。
しかし、”cause and effect”「原因と結果」のように、「結果」という意味で使われることもあるので気をつけてください。
また、スペリングから「エフェクト」と発音しがちですが、「イフェクト」と読むため、こちらも注意しましょう。
これが地球温暖化に良い効果をもたらすのか分かりません。
effectiveness「効果」
“effectiveness”も、”effect”同様に”effective”から派生した名詞ですが、”effect”とは少し異なった意味を持ちます。
前項で”effect”は、結果の良し悪しに関係なく物事のあらゆる「効果」や「結果」を指すことを説明しました。
それに対して”effectiveness”が意味する「効果」とは、狙った効果の有無や、その効果の程度のことです。
「有効性」と言った方が分かりやすいかもしれません。
同じ「効果」でも、“effect”とはニュアンスが少し異なるため使い方には注意しましょう。
この薬の有効性に対する強力な証拠はまだ見つかっていません。
impact「効果」「影響」
“impact=衝撃”と覚えている人もいるでしょう。
“impact”には、「効果」や「影響」という意味もあります。
”impact”は「衝撃」という意味からも分かるように、何かに強い力が加わる様子を表しています。
つまり、「効果」という意味で”impact”を使うときには、売り上げなど「大きな効果」を表現したいときに使うことが一般的です。
先月、A社とB社が合併しました。その合併は今後市場に多大な影響を与えるでしょう。
efficacy「効果」「効き目」
“efficacy”にも「効果」という意味がありますが、これは「薬の効果・効き目」という意味で使用されることが一般的です。
そのワクチンの効き目は疑わしいです。
result「効果」「結果」
“result”は本来「結果」という意味で使われることが一般的ですが、ある特定の行動や状況の結果を表すことから「効果」というニュアンスで使うこともできます。
そのキャンペーンの結果として、売り上げがアップしました。
outcome「効果」「結果」
“outcome”も”result”同様に「結果」という意味で使われることが多いですが、「効果」という意味もあります。
“outcome”を「効果」という意味で使う場合は、より大きなスケールや長期的な視点で見る際に使われることが一般的です。
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consequence「結果」「影響」
“consequence”も「結果」や「影響」という意味で使われることが多いですが、「効果」という意味で使われることもあるのでぜひ覚えておきましょう。
円安に対する対策の効果は小さく、失敗に終わりました。
「効果」に関連した英語フレーズ
下記のように「効果」を使った表現は数多くあり、ビジネスシーンを中心に日常生活でも耳にする機会も少なくありません。
これを機にぜひ覚えて、英会話で実際に使ってみましょう。
「効果」に関連した表現 |
意味 |
英語フレーズ |
相乗効果 |
複数の要因が同時に働いて、良い結果をもたらすこと |
synergy |
費用対効果 |
ある物事にかけた費用に対してどれほどの成果があったのか、あるいはどれほどの価値が得られたのかを示すこと |
cost-effectiveness |
宣伝効果 |
企業や商品・サービスを宣伝した際に得られる効果のこと |
impact of advertising |
効果測定 |
ある施策や行動がもたらした結果や影響を測定するためのプロセスのこと |
effect measurement |
効果検証 |
施策や計画が想定された効果を実際に生み出しているのかを確認するための作業のこと |
effect verification |
経済効果 |
ある施策や決定が経済全体、または特定の経済的指標に与える影響のこと |
economic effect |
「効果」や「効果的」を意味する英語表現はたくさんある!セットで覚えよう!
この記事では「効果的な」を表す英語の形容詞、そして「効果」を表す英語の名詞について紹介しました。
それぞれ下記の通りです。
意味 |
英単語 |
効果的な |
・effective ・persuasive ・convincing ・efficient ・productive ・potent |
効果 |
・effect ・effectiveness ・impact ・efficacy ・result ・outcome ・consequence |
詳細は記事内で説明しましたが、それぞれ「効果的」や「効果」を意味するにしても、使い方やニュアンスが少し異なります。
単語だけでなく、細かいニュアンスも身につけることで正しく使いこなせるようになるでしょう。
少しずつで構わないので、ぜひマスターしてください。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は、「効果/効果的」は英語でどう表現するかについてお話しします。
日常的に使う言葉ですので、最後まで読んでマスターしましょう。