cautionだけじゃない!「注意」の英語9選+関連フレーズ
あなたは英語で「注意」「注意する」という意味をもつ英単語をどれだけ思い浮かべることができますか?
よく知られている単語としてはcautionがありますが、「注意」「注意する」というニュアンスを持つ英単語は実は9つもあります。
それぞれニュアンスや使用する場面が異なるため注意が必要です。
この記事では、「注意する」の英語のそれぞれの意味やニュアンスについて例文を用いて解説します。
あわせて関連フレーズや人に注意をするときのフレーズについてもご紹介します。
日常生活やTOEICや英検といった試験で目にする機会が多いものばかりです。
これを機にしっかりと「注意」「注意する」という意味の英単語やフレーズを身につけましょう。
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目次
「注意」「注意する」の英語9つとその使い方・関連フレーズ
「注意」「注意する」を表す英語は下記のように9つあります。
- warning
- caution
- alert
- beware
- care
- attention
- notice
- precaution
- danger
それぞれ使うべき状況や、ニュアンスが異なるので気をつけて使い分ける必要があるでしょう。
ここでは、それぞれの英単語の意味について例文を交えて説明するとともに、関連フレーズをご紹介します。
warning 「警告」
warningは「警告」という意味を表し、差し迫っている危険に対する警告や、死亡や重傷などにつながってしまう事に対する警告に活用します。
かなり強い警告・注意です。
落石に注意!
give 〜 a warning 「〜に警告を与える」
give + 人 + a warningで「〜に警告を与える」という意味のフレーズになります。
ケリーは彼に最終警告を与えました。
warn + about / of / against 〜「〜に注意する」
warnは名詞としてだけでなく、動詞として「警告する」「注意する」と活用することも可能です。
その場合はwarnの後にabout、of 、againstのいずれかを伴うことで「〜に注意する」というニュアンスになります。
医者は患者にその薬によって引き起こされる深刻な副作用について注意しました。
caution 「注意・用心」
cautionは「注意」「用心」という意味があります。
waningほどの強い意味はなく、軽度から中程度の危険性に対する注意に使用することが特徴です。
日本語に訳すと「要注意」が適切でしょう。
今日のような非常に暑い日に外出する時は要注意です。
caution about 〜「〜について警告(注意)する」
caution は動詞として活用することも可能です。
その場合、cautionの後にaboutまたはagainstを伴うことで、「〜について警告(注意)する」という意味のフレーズになります。
私は祖母の無茶な運転について注意しました。
alert 「警戒」
alertは「警戒」という名詞だけでなく、動詞「警告する」「注意喚起をする」、そして形容詞「警戒している状態の」という意味で活用することが可能です。
alert + 人 + to~の形で使うのが特徴です。
比較的緊急性が高い時に使用します。
その警察官は人々に洪水の危険性について警告しました。
beware 「注意する」
bewareは「注意する」という意味の動詞で、beware of 〜「〜に注意する・用心する」と使うことが非常に多いです。
猛犬注意!
care 「注意・用心」
careも「注意」「用心」という意味があります。
careは心配りや気配りをしてもらいたい時に使うことが一般的です。
ゴッホによって描かれたその絵画は、細心の注意を払って取り扱われました。
attention 「注意・注目」
attentionも「注意」という意味を表しますが、他の単語と比較すると「注目」のように集中して見聞きしてもらいたいときに使用することが多いです。
身の危険につながるほどの危険や緊急性が高いことに対して使用しません。
私に注目してもらえますか?
pay attention to 〜「〜に注目する」
pay attention to〜で「〜に注目する」という意味のフレーズになります。
TOEICや英検といった各種英語試験などでも頻出のフレーズなので覚えましょう。
私たちは会議中のルーカスの発言に注目していました。
attract / draw attention to 〜「〜に注意を引く」
主語(S) + pay attention to〜で「Sが〜に注目する」という動作を表すのに対して、注目される立場が周囲の注意を引く際に使うフレーズがattractまたはdraw attention to〜です。
主語には注目を浴びる立場の人・モノを置きます。
赤ちゃんは周囲の注意を引きたいときに泣きます。
notice 「注意」
noticeも「注意」という意味を表しますが、これは「お知らせ」「告知」「貼り紙」といった軽いニュアンスで相手の注意を引く際に使用します。
必ずしもネガティブな意味で用いられるとは限りません。
壁に「喫煙禁止」の貼り紙が貼ってあります。
take notice of 〜「〜に注目する」
take notice of〜で「〜に注目する」という意味のフレーズになります。
pay attention toと同じ意味になりますが、pay attention toとは異なり、否定文で活用されることが一般的です。
私たちはキャメロンのアドバイスに注意を払いませんでした。
precaution 「用心・警戒」
precautionは「用心」「警戒」を表します。
pre-という接尾辞は「事前に」という意味を表すため、cautionと比較すると危険なことが発生する前に事前に予防や対策をする際に活用されることが多いです。
工場での予防策が無事故に繋がります。
danger 「危険」
最後はdangerです。
dangerはwarningと同様かそれ以上に強い警告や注意を表す際に用いられます。
最も強い注意や警告を表す表現です。
危険!立ち入り禁止!
danger of〜「〜に伴う危険」
danger of〜で「〜に伴う危険」という意味を表します。
TOEICや英検など各種英語試験でもよく見かける表現なので覚えましょう。
田中先生は生徒たちに喫煙の危険性について説明しました。
人に注意するときに使うフレーズ
つづいて、人に注意をする際に使うフレーズを下記の3つのシチュエーションに分けて紹介します。
- 相手に注意を促すフレーズ
- 別れ際に使うフレーズ
- 看板などで見かける注意書き
相手に注意を促す際に使うフレーズ
相手に注意を促す際によく使われるフレーズは下記の通りです。
気をつけてください。
Behind you.
後ろに気をつけてください。
Mind your head.
頭上に気をつけてください。
Hold on tight.
しっかりつかまってください。
Keep an eye on 〜.
〜を注意して見ておいてください。
Stay alert!
油断しないでください。
Be careful.
気をつけてください。
別れ際に使うフレーズ
次に別れ際に相手を思い遣って「気をつけてください」という意味を込めて使用するフレーズをご紹介します。
下記の通りです。
気をつけてください。お大事に。
Go home safe.
気をつけてお帰りください。
Drive safe.
気をつけて運転してください。
Have a safe trip.
安全な旅を。
看板などで見かける注意書き
最後に看板などで見かける注意書きについて説明します。
これらは日本と同様に黄色と黒の看板にアイコン付きで書かれていることが多いため、英語が理解できなくても何となく意味が分かることが多いですが、これを機に英語での注意書きが理解できるようにしましょう。
危険!立ち入り禁止!
Danger: Keep away!
危険!立ち寄り禁止
Warnings: Falling rocks
落石注意!
Caution: The floor is wet
床が濡れているため注意
Notice of Easter business holiday
イースター休暇における営業休業のお知らせ
「注意」「注意する」を意味する英単語は9つもある!よく使うので覚えよう!
英語で「注意」「注意する」を表す英単語は下記の9つあります。
- warning「警告」
- caution「注意・用心」
- alert「警戒」
- beware「注意する」
- care「注意・用心」
- attention「注意・注目」
- notice「注意」
- precaution 「用心・警戒」
- danger「危険」
それぞれニュアンスや使用する状況が異なるのでしっかりと使い分けられるようにしましょう。
また、これらを使ったフレーズもセットで覚えて英語表現の幅を広げましょう。
なお、こうした表現を英会話のときに自由に使えるようになるには “ある練習” が必要です。
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