「うさん臭い」は英語でどう言う?7タイプ別の13フレーズを紹介します
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラが、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事についてできるだけ分かりやすい言葉を使って説明しています。
「胡散臭い(うさんくさい)」は英語でどう言うか知っていますか?
例えば海外に行けば、日本人から見るとものすごく胡散臭い人やお店があったりしますよね。
こういった「胡散臭い」は英語でどう言えばいいのか、使い方ごと7つに分けて紹介します。
「胡散臭い」という言葉は日常会話でよく使うので、外国人と英語で話すときに活用してください。
正しい勉強法で学べば、最短で英語が身に付きますよ。
胡散臭い人
どこか特に変なところがあるわけじゃないけれど、何となく怪しい人っていますよね。
そういう胡散臭い人に使う表現です。
見た目
Isn’t Keiko’s new boyfriend dodgy?
ケイコの新しい彼氏って、何か胡散臭くない?
※「dodgy」=胡散臭い(イギリス・オーストラリア・ニュージーランドでよく使われる表現です)
It was horrible when a dodgy old man talked to me when I was just walking on a street yesterday.
昨日、道を歩いていたら胡散臭いオジサンに話しかけられて参ったわ。
※「horrible」=恐ろしい、不快な
そうやな。現地の人にとっては普通でも、日本人にとってはかなり胡散臭い人が多いな。
変なヒゲを伸ばしてたり、西部劇のカウボーイみたいな格好してたり。
話し方
I had a phone call from a real estate agent and was asked if I wanted to invest in an apartment. But I smelt a rat and just hung up.
不動産業者から、投資用のマンションを買わないかって電話があったのよ。でも、話し方が胡散臭いから黙って電話を切っちゃった。
※「real estate agent」=不動産業者、「invest」=投資する
※「smell a rat」=胡散臭いと感じる、smell-smelt-smelt
※「hang up」=電話を切る、hang-hung-hung
I was scouted to become a model when I was walking on the street, but I turned the person down as they sounded unreliable.
道を歩いていたらモデルにならないかってスカウトされたんだけど、話し方が胡散臭いから断っちゃった。
※「turn down」=断る、「unreliable」=信用できない、当てにならない
怪しい広告
ネット上にも街中にも、世の中は怪しい広告であふれています。
そんなときには英語で、こんなフレーズを使うのがぴったりです。
A: If you use this English learning textbook, you can become fluent in speaking English by just listening to the audio supposedly.
A:この英会話教材を使うと、オーディオを聞いているだけで英語ペラペラになれるんだって。
B: Surely not. That sounds very fishy.
B:そんなことないでしょ。何だか胡散臭いなあ。
※「fluent」=流ちょう、「supposedly」=多分
※「Surely not.」=もちろん違う、まさかそんなことはない、「fishy」=うさんくさい
A: If you see a fishy looking advertisement, you should always check about the reputation of the company on the Internet.
A:胡散臭い広告を見たら、その会社の評判をネットで調べた方がいいよ。
※「advertisement」=広告、「reputation」=評判
信じがたい話
どうも信用できないような、いかにも胡散臭い話もありますよね。
A: There is supposedly a technique in a secret Chinese martial art that can kill an opponent you attack three years after hitting them.
A:中国拳法の極意には、攻撃した相手を3年後に殺す技があるんだってさ。
B: There are a lot of fishy theories such as this in Chinese martial arts.
B:中国拳法には、そういう胡散臭い話がたくさんあるんだよ。
※「opponent」=敵、「theory」=方法論、「martial art」=武術、格闘技
A: I heard that your skin will be 10 years younger if use this cosmetic.
A:この化粧品を使うと、お肌が10歳若返るんだって。
B: That doesn’t sound right.
B:どうも胡散臭いなあ。
「That doesn’t sound right.」は「正しく聞こえない」だから、「どうも変だぞ」という意味になるんやで。
某ファストフード店のフライドチキンには、3本脚のニワトリの肉が使われているとか、ハンバーガーにはミミズが使われているとかいう怪しい話もあるな。
そういうのは都市伝説(urban legend)言うんやで。
インターネットのせいで、誰かの作り話があっと言う間に広がってしまうから、ウソかホントかの区別をしっかりせんとあかんな。
インチキな商売・宗教
絶対に値上がりする株があるとか、不治の病を治せる教祖様がいるとか、この手の話は昔から後を絶ちません。
A: There’s supposedly work that allows you to earn 100,000 yen a month for just 15 minutes work a day.
A:1日15分の作業で、月10万円稼げる仕事があるんだってさ。
B: I find that very hard to believe.
B:信じられないなあ。
「信じるのが難しい」だから「怪しい」ってことになるんやな。
A: If you use this pot, you can become happy supposedly.
A:この壺を買うと幸せになれるらしいよ。
B: Don’t believe in such far fetched religions.
B:そんな胡散臭い宗教を信じちゃだめよ。
※「far fetched」=ありえない、信じがたい
ネットを見てたら、お金もうけの話がいっぱいあるけど、ウソばっかりなんかな?
どうやろね。本当の話もあるやろうけど、1日15分とか言うのは怪しいな。
僕がそんな方法を知ってたら、人に教えたりせんと自分でこっそりやるやろうからな。
いかがわしい場所
何となくいかがわしい感じのする場所やお店はあるものです。
怪しい呼び込みがウロウロしている町や、いつ見ても客が入っていないのに倒産しないお店、仕入れ値より安い値段で売っているお店など、謎が多いです。
Shinjuku at night time smells so dodgy.
夜の新宿は、どうも胡散臭い匂いがするなあ。
This restaurant seems dodgy to me.
このレストランは、何か胡散臭い感じがするなあ。
外国に行ったら、どこもかしこも怪しく見えてしまうわ。
怖がりすぎかな?
外国に行ったら、慣れるまではどんな場所が「いかがわしい」か判断するんが難しいから注意した方がええで。
「地球の歩き方」に載ってるお店を探してたら、気づかん間に危険地帯に迷い込んでたりするからな。
いろんな場面で使える「胡散臭い」
特に何が胡散臭いというのではないけれど、やっぱり胡散臭いなあ・・・という汎用的な言い方です。
いろいろな場面で使えます。
Something smells fishy to me!
何か胡散臭い感じがするなあ。
I have a bad feeling about this.
悪い予感がするなあ。
それはスターウォーズのハン・ソロ船長の台詞やね。
胡散臭い英語にならないために
この記事では、「胡散臭い」は英語でどう言えばいいかを説明しました。
「胡散臭い」という英語表現は、日常会話でも役に立つフレーズです。
このページで紹介した言い方を覚えておいて、ぜひ会話を楽しんでください。
胡散臭い英語にならないための勉強法
このページで紹介した英文は、単語を入れ替えるだけですぐに日常会話で使うことができます。
でも、それだけではお決まりパターンしか言えないので胡散臭い英語になりかねません。
言いたいことを英語で自由に言えるようになるには、別の勉強法があります。
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アメリカに行ったら胡散臭いオジサンが多いな。