英語のコミュニケーション能力が向上する謎のI do英語とは?
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、英語のコミュニケーション能力が向上する「I do英語」についてお話しします。
この「I do英語」の神髄を身につけた私の友人は、単語力も文法力も中学1年以下にもかかわらず、
- オーストラリアやニュージーランドを自由自在に歩き回り、
- ニュージーランドで一人で部屋探しをする
ことに成功しました。
これとは逆に、単語も文法もガッチリ勉強してTOEIC高得点なのに、外国人と英語でまったくコミュニケーションをとれない人もいます。
そうならないように、英語のコミュニケーション能力が向上する「I do英語」とは何なのか、これからお話しますね。
英語のコミュニケーション能力が向上する「I do英語」とは?
「I do英語って何それ?」って思いますよね。
知らなくて当然です。
私が作った言葉ですから(笑)
「I do英語」とは何かというと、先日、妻のナオと話していたときに、昔、ニュージーランドのワーキングホリデーで知り合った日本人のコウジ君が言った言葉を急に思い出したんです。
「doを使うことにした」って、いったいどういう意味?
さっぱり分からないですよね。
私も分かりませんでした(笑)
それで、よく話を聞いてみると、コウジ君は中学や高校で英語をぜんぜん勉強していなくて、英語が大の苦手だったそうです。
ニュージーランドで1か月、英会話スクールに行ったけれど、とにかく知っている単語が少ないから会話ができない、ってことなんですね。
もちろん、動詞をあまり知らないし、知っている単語も思い出すのに時間がかかるから、英会話のときに役に立たない(涙)
それでコウジ君が考え出したのが、動詞は、何でもかんでも「do(する)」を使ってしまう!ってこと。
「買い物する」なら「I do shopping.」
「料理する」なら「I do cooking.」
「予約する」なら「I do reservation.」
という具合に、とにかく何でもかんでも動詞は「do」を使うという具合です。
ってことでした。
確かに、変な英語でも、何も言わないより100倍いいのは間違いありません。
「I do英語」のスゴイところ
この「I do英語」のスゴイところは、外国人と英語で会話するときに、とにかく最初に「I do…」と言っておけば、相手は
「おっ、こいつ何か言うことがあるんだな」
と聞く準備をしてくれることです。
英会話で行き詰る人のほとんどは、
「主語は何を使えばいいのかな?」
「動詞は何を使えばいいのかな?」
「この言い方で間違っていないかな?」
「言いたい単語を思い出せない。どうしよう」
「変な英語を使ったら馬鹿にされるかも」
と心配ばかりして、言葉が出てこなくなってしまいます。
そして、何も言えずにいると、相手は「こいつとは会話にならないな」と判断して立ち去ってしまいます。
でも、間違った英語でもいいから何か話そうとすれば、相手は理解しようと努力してくれます。
コウジ君の「I do英語」がまさにそうでした。
実は、このときコウジ君は部屋探しをしていました。
それで、新聞に掲載されている「ルームメイト募集」の広告に電話をかけまわっていたんですね。
英語をろくに話せないうえに、電話で部屋探しなんて無謀に思えますが、2週間ほどして見事に部屋を見つけてしまいました。
「I do英語、おそるべし!」
です。
文法も単語も知らなくても大丈夫なのか?
こういうことを言うと、「なるほど、文法も単語も知らなくても大丈夫なんですね?」と早合点しがちですが、そうではありません。
文法と単語を知らなければ、ちゃんとした会話はできません。
コウジ君のI do英語は、追い詰められた状況で生み出された、まさに「サバイバル英語」なのです。
本当に必要最低限のことを伝えることしかできません。
ちゃんとした会話をするためには、単語と文法が必要なのです。
ただ、あまりに単語と文法にこだわりすぎると、言葉が出てこなくなって英会話ができなくなってしまいます。
だから、
- 普段の勉強では、単語や文法をしっかり勉強して
- 外国人と話すときは、間違えることを恐れずにどんどん話す
というのが正解です。
コミュニケーションの本質は、単語や文法が正しいかどうかではなく、意思伝達ができるかどうかということにあります。
だから、もしあなたが今、英会話のときに言葉が出てこなくて困っているなら、間違った英語でもいいので勇気を出して言ってみてください。
コミュニケーションの第一歩は、そこから始まります。
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この記事では、英語のコミュニケーション能力が向上する「I do英語」についてお話しました。
先日、この記事をメール講座で紹介したところ、「分かる、分かる!私はいつも怖くなって言葉が出てこないんです」「勇気を出して、間違っていてもいいのでもっと話そうと思います」というメールがたくさん届きました。
みんな、英会話でつまずくところは同じなんですね。
たくさん話してたくさん間違えるのが上達の近道なので、間違えることを気にせずに、どんどん話していただければと思います。
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