「要件」は英語で?英会話で使える意味別の表現3パターン
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「要件」は英語でどう言えばいいかについて説明します。
まずお聞きします。
「要件」という言葉には、まったく違う2つの意味があることを知っていますか?
また、「要件」と「用件」とあまり区別せずに使っていたりしないでしょうか?
この記事では、「要件」の英語を意味別に2つに分けて説明し、また「用件」を使った例文も紹介します。
日常的な英会話でもよく使う表現なので、この機会に覚えておいてください。
「大切な用事」という意味の要件の英語
「要件」の1つ目の意味として、「大切な用事」があります。
ここでは「大切な用事」という意味の「要件」の英語を見てみましょう。
まず、誰もが知っている「point」を使った例文を見てみましょう。
My husband has a convoluted way of talking and I never understand his point.
夫の話は回りくどくて、要件が何なのか分かりません。
(夫は、回りくどい話し方をします。そして私は、彼の論点を理解できません)
※「convoluted」=渦巻き状の、「point」=論点
I am busy, so could you get to the point, please?
時間がないので、要件だけを話してもらえますか。
(忙しいので、要点を言ってもらえますか)
When you write an e-mail, don't launch into detailed explanations, just summarize your main point.
メールには、ダラダラと長い説明を書くのではなく、要件をまとめて書いてください。
(メールを書くときは、詳細な説明から始めずに、重要な点をまとめてください)
※「launch into~」=~を始める、「detailed」=詳細な、「explanation」=説明、「summarize」=まとめる
「緊急の要件」という意味では、「emergency」という名詞1語だけで表現することができます。
Unless it's an emergency, please don't call me at work.
緊急の要件がなければ仕事中に電話をかけないでください。
(緊急の要件でないかぎり、仕事中に電話しないでください)
※「emergency」=緊急の要件
「必要な条件」という意味で使う場合
要件の2つ目の意味として、「必要な条件」があります。
ここでは、「必要な条件」という意味で「要件」が使われている英文を紹介します。
まず、「必要なもの」「必要条件」という意味では「requirement」がよく使われます。
I want to buy a new game, but my PC does not meet the system requirements.
新しいゲームを買いたいけれど、僕のPCはシステム要件を満たしていないんです。
※「meet」=満たす
10年前のパソコンでは性能が低いから、最新のゲームで遊ぶことはできんわけや。
You do not meet the necessary requirements for receiving a refund.
あなたは返金を受けるのに必要な要件を満たしていませんよ。
※「meet」=満たす、「necessary」=必要な、「requirement」=要件、「refund」=払い戻し
「条件」という意味では「condition」も使うことができます。
To receive a pension, you must meet certain conditions.
年金を受け取るには、必要な要件を満たしている必要があります。
※「pension」=年金、「certain」=ある、一定の、「condition」=条件
同じく「条件」という意味では「term」も使うことができます。
Our business partner changes the terms all the time so it's impossible to meet them.
取引先が頻繁に要件を変更するので、とても対応できません。
(取引先が頻繁に要件を変更するので、それらを満たすことは不可能です)
※「term」=条件、「all the time」=いつも、「impossible」=不可能だ
法律用語として使う場合は、厳密には違いがあるけど知らなくても問題ない。
ちなみに、「取引条件」「契約条件」という意味では、「terms and conditions」のように両方を並べて使う。
「用件」を英語でたずねるには?
最後に、職場で電話がかかってきたときや、お客さんに対応するときのお決まりフレーズを紹介します。
「要件」の同音異義語である「用件」を聞くためのフレーズです。
How may I help you?
ご用件は何ですか。
丁寧な言い方やからお客さんが相手でも安心して使える。
英会話を独学で身につける勉強法とは?
この記事では、「要件」は英語でどう言えばいいかを例文を使って説明しました。
そのまま使ってもいいし、単語を入れ替えて使うこともできるので覚えておくと役に立ちます。
ただし、お決まりのパターンを覚えただけでは、言いたいことを英語で自由に言えるようにはなりません。
何でも英語で話せるようになるには、そのために特別な勉強をする必要があります。
詳しい勉強法については、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。