「可愛い」は英語で?意味とニュアンス別に5つに分けて説明します。
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今日は、「可愛い」は英語でどう言うかについてお話しします。
たとえば、「あのコンビニの店員、可愛いよね」と言いたいとします。
このときの「可愛い」は、「プリティー」でしょうか?
それとも「キュート」でしょうか?
ちょっと迷いますよね。
どちらでもいいように思えるかもしれませんが、ニュアンスが違うので間違えると相手に失礼なことになります。
この記事では、「可愛い」は英語でどう言えばいいか、ニュアンス・意味ごとに5つに分けて説明します。
「可愛い」は日常的に使う表現なので、この記事を読んで正しい使い方をマスターしてください。
赤ちゃんや子供が「可愛い」
赤ちゃんや子ども、子犬などに対して「可愛い」というときの英語は「cute」です。
What a cute baby! Is it a boy or a girl?
可愛い赤ちゃんですね。男の子ですか?女の子ですか?
What a cute dog! What’s the name of this breed?
可愛い犬ですね。何という種類ですか?
※「breed」=(動植物の)品種
Kids are cute, aren’t they?
子供って可愛いものですね。
女性に対して使う「可愛い」
大人の女性に対して「かわいい」と言うときは「cute」ではなく「pretty」を使います。
「cute」は子供や小さな動物が「かわいい」ことを表すのに対して、「pretty」は大人の女性が「美しい」ことを表します。
You’re pretty.
(あなたは)可愛いですね。
You have a pretty smile.
(あなたは)笑顔が可愛いですね。
That’s a pretty outfit, isn’t it?
その服、すごく可愛いね。
※「outfit」=衣服
Who do you think is the prettiest person in the company?
この会社で誰が一番可愛いと思う?
Keiko has to be the prettiest, surely!
ケイコちゃんが一番かわいいでしょ!
※「surely」=間違いなく
「clothing」や「dress」って言葉もあるし、違いは何なん?
どちらもズボンやシャツ、スカートみたいに、身に付けるものを指す言葉や。
「outfit」は、ズボンやシャツ、スカートをコーディネートしたものを指す。
だから、ズボンだけとかじゃなくて、上から下までぜんぶ合わせて「outfit」と呼ぶ。
「dress」は、女性が着るドレスのこと。
パーティーで着るようなドレスだけじゃなくて、普段着のワンピースも「dress」ど呼ぶ。
愛しい(いとしい)
「可愛い」という言葉は、「愛しい(いとしい)」という意味で使われることもあります。
「愛しい」という意味で使う場合、「愛しい~」のように後ろに名詞が続きます。
I don’t want to make my beloved wife do such difficult labor.
可愛い妻にそんな苦労はさせたくない。
※「beloved」=愛しい、最愛の、「labor」=労働
なお、妻ではなく夫に対して使う場合は、女性語の「darling」を使うこともできます。
I don’t want to make my darling husband do such difficult labor.
愛しい夫にそんな苦労はさせたくない。
※「darling」=愛しい、最愛の(女性言葉)
I won’t forgive anyone who bullies my beloved daughter.
可愛い娘をいじめる奴は許さない。
※「forgive」=許す、「bully」=いじめる
愛嬌(あいきょう)がある
「愛嬌(あいきょう)がある」という意味の「可愛い」の英語は「cute」です。
赤ちゃんや小さな動物が可愛いと言うときと同じなので簡単ですね。
Pandas have cute faces, but they’re bears.
パンダって可愛い顔をしているけど熊なんだよ。
※「bear」=熊
Penguins are so cute.
ペンギンってかわいいなあ。
小さな
「かわいい」という言葉を聞いて「小さな」という言葉を連想するのは難しいかもしれませんね。
でも、日常会話では、意識せずに「かわいい失敗」のような表現を使っているはずです。
Quit moping over such a teensy weensy mistake.
そんなかわいい失敗をしたくらいでクヨクヨするなよ。
※「mope」=落ち込む、「over」=~に関して、「teensy weensy」=とても小さい、「teeny weeny」とも言う
「teensy weensy」の代わりに「little」を使ってもOKです。
Customers won’t be able to hear you if greet them so softly.
そんなかわいい声で挨拶しても、お客さんに聞こえないでしょ。
※「greet」=挨拶する、「softly」=優しく、静かに
Customers can’t hear you if you greet them with such an itty bitty whisper.
そんなかわいい声で挨拶しても、お客さんに聞こえないでしょ。
※「itty bitty」=小さな、「whisper」=ささやき声
だから、「softly」(静かに、優しく)を使ったり、「itty bitty whisper」(小さなささやき声)を使ったりして何とか表現している。
2つめの英文をもっと自然な英語で表現するには、下のように別の視点から言った方がいい。
You have to speak louder if you want the customers to hear when you greet them.
挨拶するときにお客さんに聞こえるように言うには、もっと大きな声で話しなさい。
英語を自由に話せるようになるには
この記事では、「可愛い」の英語についてお話ししました。
覚えておくと色々な場面で使える表現なので、この記事をしっかり読んで覚えてしまってください。
でも、よく使う表現を暗記しただけでは、英語を話せるようにはなりません。
英語を自由に話せるようになるには、そのための勉強をする必要があります。
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